3/22(月)発売の週刊少年ジャンプ2021年16号(4月5日号)に掲載されている『呪術廻戦』の143話「もう一度」の感想・考察をまとめていきます。
呪術廻戦143話の内容ネタバレやあらすじなども掲載しているので、是非ご覧ください。
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呪術廻戦142話のおさらい
- 「赫鱗躍動・載」を発動し動体視力を上げて直哉の動きに対応する脹相
- カウンター前提に動きを作っている直哉には届かず
- 得物を使用した直哉の攻撃を受け、脹相は出血することに
- 術師が得物を持ち歩くのはダサいと思っている直哉
- 得物を持ち歩いている兄達をみっともないと思っている様子
- 兄を嫌いと言う直哉に対し、脹相は「兄弟の在り方」を語る
- 直哉の攻撃で出血した血液を利用し操る脹相
- 直哉は血液に触れないよう立ち回るもピンチに陥る
- 脹相は「超新星」を放ち直哉を戦闘不能に追い込む
- 虎杖を引きずり乙骨が登場
- 倒れる脹相・直哉の前に立つ乙骨
呪術廻戦の掲載順まとめ
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
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3位 | 134話 | 渋谷事変51 | 2021年5・6号 |
3位 | 135話 | 渋谷事変52 | 2021年7号 |
4位 | 136話 | 渋谷事変53 | 2021年8号 |
7位 | 137話 | 堅白 | 2021年9号 |
2位 | 138話 | 禪院家 | 2021年11号 |
3位 | 139話 | 狩人 | 2021年12号 |
4位 | 140話 | 執行 | 2021年13号 |
2位 | 141話 | うしろのしょうめん | 2021年14号 |
2位 | 142話 | お兄ちゃんの背中 | 2021年15号 |
2位 | 143話 | もう一度 | 2021年16号 |
143話のあらすじ・ネタバレ
直哉を見下ろす乙骨
虎杖を引きずって現れ「辛そうですね。直哉さん」と直哉に話しかける乙骨。
直哉は「見下ろすなや!!」と乙骨を睨みつけますが、突如めまいを覚えると嘔吐してしまいます。
自身の体の異変に毒が原因と気付き、異常な血液量からも脹相が人間ではなく受肉体であることに思い至ります。
人外の血が入り込み、肉体がそれを拒絶していると結論づける直哉。
そんな直哉に対し、乙骨は「治しましょうか?」と他人を治せる反転術式での治療を提案します。
一方で、「虎杖君の死はアナタの口からも上に報告して下さい」と交換条件を突きつけることに。
回想で虎杖の両親が登場!?
場面は代わり、虎杖の回想へ。
悠仁の父・仁に対し「あの女だけはやめとけ。死ぬぞ」と忠告する悠仁の祖父・倭助。
一方の仁は、悠仁を抱えながら「悠仁の前で変な話はやめて下さい」と相手にしません。
仁に「オマエが子供を欲しがっていたことも、香織との間にそれが叶わなかったことも知ってる」「だが香織が死んだのは」と続ける倭助ですが、そこで「お義父さん、なんの話ですか?」と悠仁の母と思われる女が登場します。
女の額には縫い目と思われる跡がありました。
芝居を打ったと明かす乙骨
回想が終わり、目を覚ます虎杖。
心臓を刺されたにもかかわらず生きていることに困惑する虎杖の一方で、乙骨は虎杖が目を覚まし「よかった〜〜」と安堵の表情を見せます。
乙骨の反応に疑問を抱く虎杖ですが、乙骨は「五条先生がわざわざ会いに来てね。君のことを頼まれたんだ」「それでやむを得ず芝居を打たせてもらった」と明かします。
9月頃、五条は海外にいる乙骨に「僕になんかあったら今の1,2年のことを憂太に頼みたくて」と会いに行っていました。
中でも、乙骨と同じように一度秘匿死刑が決まった身である虎杖に対して、注意を払うように頼んでいたとのこと。
一方、ミゲルは五条に会いたくないと避けていた様子。
乙骨は虎杖に言葉をかける
五条からの頼みを受け、乙骨は執行人として立ち回るのがベストと判断。
執行人として認めてもらう代わりに、虎杖を「殺す」という縛りを総監部と結んでいたため、虎杖を一度殺さざるを得なかったと明かします。
虎杖が生きているのは、虎杖の心臓を止まると同時に反転術式で一気に治癒したため。
虎杖の死を偽装するのは二度目でバレる危険性もあるものの、状況的に虎杖の死刑は執行済みで処理されるハズと乙骨は語ります。
自身を生かす理由について問う虎杖に対し、「僕が大切にしている人達が君を大切にしているからだよ」と言う乙骨。
「君の背負った力は君の力じゃない。君は悪くない」と続けます。
伏黒が虎杖に助けを求める
乙骨の言葉に「……違うんだ」「俺は 人を」と言おうとする虎杖ですが、そこに伏黒が登場します。
「さっさと高専に戻るぞ」「一度先輩らと合流して」と言う伏黒ですが、虎杖は「やめろ」「当たり前のように受け入れるな。なかったことにするんじゃねぇ」と反発。
虎杖の「まだ死ぬわけにはいかねぇんだわ」との発言を思い返し、「虎杖君は迷っているんだろうな。自分が本当に存在していいかのどうか」と思う乙骨。
虎杖は「俺は人を殺した!!」「俺のせいで大勢死んだんだぞ!!」と続けますが、伏黒は「俺達のせいだ」と虎杖の言葉を否定します。
伏黒の発言に「俺が隣にいる限り、ずっと苦しむことになるんだぞ!!」と胸中で思う虎杖でしたが、伏黒は「まずは俺を助けろ。虎杖」と助けを求めます。
加茂憲倫が仕組んだ”死滅回游”に津美紀が巻き込まれたことを明かし、「頼む虎杖。オマエの力が必要だ」と言う伏黒。
死滅回游の総則が明らかに
- 泳者は術式覚醒後、19日以内に任意の結界にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない
- 前項に違反した泳者からは術式を剥奪する
- 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す
- 泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る
- 点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする
- 泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで、管理者と交渉し死滅回游に総則を1つ追加できる
- 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない
- 参加または点取得後、19日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する
143話の内容まとめ
- 脹相の血液・毒に苦しむ直哉
- 乙骨は直哉を治療する代わりに交換条件を持ちかける
- 虎杖の父に忠告する祖父
- 虎杖の母の額には縫い目の跡が存在した
- 虎杖が目を覚まし安堵の表情を見せる乙骨
- 乙骨は芝居を打っていたと虎杖に明かす
- 虎杖は一度死ぬも反転術式での治癒を受ける
- 乙骨は「君は悪くない」と虎杖に言葉をかける
- 虎杖に「さっさと高専戻るぞ」と言う伏黒
- 自分が本当に存在していいのか悩む虎杖
- “死滅回游”に津美紀が巻き込まれ、伏黒は虎杖に助けを求める
- “死滅回游”のルールが明らかに
143話の感想・考察まとめ
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脹相の行方は?
虎杖と共に高専に戻る?
乙骨が虎杖の執行人として立ち回ったのは芝居と判明しましたが、143話では脹相の姿が描かれていません。
乙骨に殺されたという可能性は低いので、虎杖と共に高専に戻り加茂憲倫について素性を明かしたり、死滅回游に参戦するという展開が期待できます。
直哉に始末されることに?
脹相と戦った直哉は、異常な血液量などから脹相が人間ではなく受肉体であることに思い至ります。
呪物が肉体の主導権を握っている上、特別1級術師の直哉をも圧倒する実力を持つため、直哉の手によって始末される流れも考えられます。
乙骨の行動が芝居だと判明
脹相が虎杖の「死」を感じ取っていない以上、虎杖が死んでいないことは確定していましたが、乙骨の死刑執行人としての立ち回りが芝居であったことは、143話で明らかになりました。
一方で、総監部と”縛り”を結んでいたため、虎杖を一度殺したことは事実と判明することに。
宿儺との間での”縛り”は継続
虎杖・宿儺間の”縛り”の内容は以下の通り。
- 宿儺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡すこと
- この約束を忘れること
- 1分間誰も殺さないし傷つけない
伏黒に関する考察
虎杖に頼るのは八十八橋との対比?
八十八橋編で、津美紀が命の危機にある状況で虎杖や釘崎に頼ることなく、一人で解決しようとしていた伏黒ですが、143話では虎杖に助けを求めます。
頼られた虎杖自身もハッとしたような表情を浮かべており、他人に頼ることがなかった起首雷同編との対比を感じられます。
虎杖捜索よりも津美紀を優先した?
虎杖捜索の任に当たっているとされていた伏黒ですが、143話でようやく登場することに。
目を覚ました津美紀が姿を消すといったことは無かったようなので、虎杖よりも津美紀とのコミュニケーションなどを優先していたと思われます。
宿儺の笑みの真実とは?
伏黒の生存・接近を感じたから?
141話で虎杖が心臓を刺されるも、何かに気づいた様子を見せると一転笑みを浮かべた宿儺。
143話で伏黒が登場したため、伏黒が接近していたことに気付いたこと、もしくは魔虚羅を呼び出し仮死状態となっていた伏黒が、無事生存していたことに対して笑みを浮かべたのかもしれません。
乙骨が虎杖の心臓を治したことに対して?
143話では、乙骨が虎杖の心臓を止まると同時に反転術式で一気に治癒したことが明らかになりました。
15本分の指を取り込んでいる虎杖が死亡することは、宿儺にとっても避けたかったため、乙骨が治療したことに笑みを浮かべたと考えることもできそうです。
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