2022年2月12日(土)発売の月刊少年ガンガン2022年3月号に掲載されている『黄泉のツガイ』の3話「デラとハナ」の感想・考察をまとめています。
黄泉ツガ3話の内容のネタバレ・あらすじなども掲載しているので、是非ご覧ください。
▼黄泉のツガイのまとめ記事一覧
黄泉ツガ2話の内容のおさらい
前話の内容・あらすじまとめ
- 眼帯の女性の右腕を封じる人型
- 人型に守られているヤマハおばぁ
- 父に隠し通路を案内してもらう幼少期のユル
- 左右様がユルの「ツガイ」となる
- ユルたちの前にガブが登場する
- 左右様に二つの頼み事をするユル
- ガブの歯のツガイを蹴り飛ばす左
- ユルが矢を放ちガブの左足を撃ち抜く
- 行きている村人の保護をする右
- 右と遭遇し能力を発動する眼帯の女性
- 女性の攻撃を咆哮で搔き消す右
- ガブの右肩へ二本目の矢を放つユル
- 女性とユルは全く同じ血のにおいがする様子
- 眼帯の女性は本物の妹のアサと判明
- 本丸でお務めをしているのは作り物のアサ
- 左右様・デラと共にその場を離れるユル
- アサは「兄様生きてた…!!!」と涙を流す
- 結界を戻そうとするヤマハおばぁ
- アサの偽物が復活していた
- 村の外でハナと合流を果たすユルたち
▼黄泉のツガイ2話の詳しいまとめはこちら
『黄泉のツガイ』の主要キャラ紹介
『黄泉のツガイ』の登場キャラ一覧
キャラ名 | キャラ紹介 |
---|---|
ユル | 山奥の村で暮らす、妹想いの少年。 野鳥を狩るのが得意。 |
アサ | ユルの双子の妹。 村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているというが…。 |
アサ(?) | 突如アサを襲い、ユルを迎えに来た謎の女性。 自らを「アサ」と名乗る。 |
黄泉のツガイ3話のあらすじ・ネタバレ
車を初めて目にするユル・左右様
車に荷物を積み込みつつ、デラがユルを紹介すると「この子が噂の双子っスか」と反応を見せるハナ。
左右様は車を初めて見たのか、紹介されている間も大興奮している様子。
ユルに自己紹介をするハナは、自らをデラと組んでいる番小者と明かします。
左右様に近くにツガイを使っている奴がいないと聞くと、さっさと人の多い所へ移るため、ユルに車へ乗り込むように言うデラ。
しかし、今まで村から出たことがなかったユルは「こんなくそ怪しい物に乗れって言われても…」と警戒し、デラから自動車の説明を受けても左右様も含め全く理解が及ばないようです。
じれったくなったハナは、自動車について「中に馬が入っててなんだかんだですごい速さで走る!!!」と雑に説明、ユル・左右様は一転して納得します。
別のツガイが登場し左右様と会話する
左右様は車の上へと座り、車で移動を始めた一行。
左右様を解放してヘリを落とし相手のツガイをぶっとばして逃げて来たこと、多くの兵隊がいたことをデラに共有され、難色を示すハナ。
「たぶん影森家あたりじゃないかな」とデラが言うと驚きの声を上げ、「平和に一生を終えたかったのに…」と涙を流します。
一方の車の上に座っていた左右様は、何かに気付いた様子を見せます。
ツガイの気配が近付いていると聞いて、警戒するデラ・ハナを他所に、左はそのツガイは自分たちに害なす者ではなく旧い友人と明かします。
車に並走する馬に乗り、「お久しぶり左右さん」と話しかけるツガイの女性。
下界にいる事から新しい主がついたのかと尋ねられ、四百年ぶりに下界に来たこと・今度の主は子供だと明かす左右様。
続いて右が「夜と昼を分かつ双子の一人だぞ」と言うと、女性は目を開き「………それは大変」と口にし、別れを告げてその場を去っていきます。
オシラサマについて話す一行
ツガイの女性が去ると、「初めて見た!!!」「マジでいるんスね!!!」と驚愕の反応を見せるデラ・ハナの二人。
左右様が話していたツガイはオシラサマであり、神様の類でそこらのツガイとはレベルが違うとのこと。
デラ・ハナが出会えたことに喜んでいることに、自分たちも村では神様的位置にあるため、扱いの違いに疑問を覚える左右様。
「ツガイにも色々いるんだな」と言うユルに対し、人間が勝手にジャンル分けしているだけなものの、ツガイにも「神様」「妖怪」などの様々な種類が存在すると答えるハナ。
オシラサマのように人間と一緒にのんびり暮らしていたり、主人に幸運をもたらしたり、やたらと犯罪行為をさせようとするツガイもいるようです。
ガブの入れ歯は戦闘タイプであり、上顎と下顎のツガイだった様子。
アサ・ガブをジンが迎えに来る
場面は変わり、旧東村登山口と書かれた看板の近くのベンチでは、アサ・ガブの二人が迎えを待っていました。
二人が話していると、部下を引き連れてジンと呼ばれる人物が登場、新たなツガイが出たと聞き「私も一緒に来ればよかったですかね」と口にします。
続いてジンに怪我の具合を聞かれたガブは、大怪我なものの「大丈夫大丈夫、痛いのは慣れてるから」と返答。
ユルの存在は確認できたものの、ヘリ2機に兵隊も皆やられたことに、ジンは「おやっさんに怒られる…」と頭を抱えます。
また、デラと呼ばれているおじさんが兵隊たちを殺し、ユルと共に逃げたと聞いたジンは「田寺家の者か……!!」と血相を変え、「やはり私もうちの子を連れてくればよかった」と口にします。
結界に閉じ込められる兵隊
ユルを逃したのは自分の判断であり、一緒に御館様に怒られに行くと言うアサ。
しかしジンは、ユルが生きて下界にいるとわかっただけでもおやっさんに手土産になると言い、まずは早く山を下りるよう提案します。
雨が降り始めた頃、山の中では影森たちと合流しようとする兵隊二人の姿がありました。
しかし、彼らの前には石が積まれた目印のようなものしか存在せず、旧東村登山口へと続く道はありませんでした。
ここを通るのは五回目であり、「だめだ……出られない……」と膝をつく二人。
車の中で食事を取るユル
サービスエリアに到着し、ユルに着替えとごはんを渡すハナ。
下界の服に困惑するユルでしたが、おにぎりを目にすると「高級食材では!?」と驚き、食べ始めると「神の食べ物か…」とまで口にします。
思わず「アサにも食べさせてやりたい」と言いかけますが、お務めをしていたアサはつくりものと聞いたことを思い出し俯きます。
一方、車の上にいた左右様は、デラからここがサービスエリアであり飯屋・厠などが入っている昔の宿場的な場所と聞き、目を輝かせます。
しかし、中を見に行くかと尋ねられると、「おぬしたちこそ飯など行ってきてはどうだ?」「ユルはわたしたちが見ているから」と返答。
デラとハナはユル・左右様を置いてサービスエリアへと向かいます。
ハナに結婚を提案するデラ
サービスエリアで食事をしながら、ユルにどこまで話したのかとデラに尋ねるハナ。
ずっと妹だと思っていたのが妹ではなかっただけで十分パニックであるため、これ以上は情報を入れない方がいいとデラは判断した様子。
今後の動向について話題が移ると、顔・名前が漏れてしまったために今のねぐらは捨てると言うデラ。
他人事のように話すハナに「東村の番小者として君も協力するんだよ」と言い、「そんじゃ結婚しようハナちゃん」と口にします。
突然の提案に怒り狂うハナに対し、これからユルを守るために人混みに紛れて暮らさなければならないものの、デラは自分一人では守りきれる自信が無いとのこと。
「家族」の方が家を借りやすく世間の信用度が段違いであり、目立たないように「ユルはデラの連れ子」「若い子と再婚」という設定で進めることとなります。
左右様からユルの家族について明かされる
食事を終えたユルは、左右様に腹が減ってないかと尋ねるも、二人は人間の物は食べないようです。
また、ユルは左右様を「右さん」「左さん」と呼ぶと決めると、自分たち兄妹について知っている事を教えるように頼みます。
左右様は四百年ほど東村の入り口に座っており、出入りする者のことしか見ておらず、村の中であった事は詳しくはわからないとのこと。
村人が「双子が生まれた」と話をしてからしばらくして、父親に連れられて狩りに行っていたユルの姿を見るようになったと言う右。
双子の片割れを見る事はなかったため、死んでいたと思っていたようですが、十年ほど前にユルと同じ血のにおいがする小さい女子を連れ、ユルの両親が村から逃げて行くのを見たと明かします。
両親が自分たち二人を置いて行ったと思っていたユルですが、実際に置いていかれたのは自分だけと知ることに。
自称本物のアサが両親の居場所を知っているかもしれないと思い至り、自分に言い聞かせるかのように「……よし!」と言うユル。
影森家について明かすデラ・ハナ
ユルが左右様から話を聞き終えると、そこにデラ・ハナの二人が戻ってきます。
ハナは不本意ながらもユルの保護者になることとなり、車の屋根に乗っているユルに目立つからやめるように言います。
左右様は車の上に乗っていたものの、普通の人間にはツガイは見えず、ユルのようなツガイ使いにはツガイが見えるとのこと。
また、ツガイ側から干渉して特定の人間に姿を見せる事も可能で、犬を始めとしてたまたま勘所が合って見えてしまう者もいるようです。
先程言及していた影森家について問われ、ツガイ使いを何人も抱えているめんどくさい一族と答えるデラ。
東村を出て下界で地位を築いた、村の分家のようなものの一つである影森家は、考え方の違いから村と決別したとのこと。
下界にいる元東村の血族のネットワークにて、少し前から影森家に双子の片割れがいると噂が流れていたようで、噂は真実だと判明することに。
ストーカーを処理するジン
場面は都会へと移り、マンションのエレベーターへと逃げ込む女性の姿が描かれます。
閉じるボタンを必死に押す女性ですが、扉が閉まる前に包丁を手にした男が登場し、女性に近付き殺そうとします。
すると、「それ以上近付くと…こっちのテリトリーよ」と言い女性が姿を変え、男の足元に化け物が姿を現します。
その頃、アオイという女性に「例のストーカーですけど話がつきました」と電話をするジンがマンションの階段を上っていました。
「貴女に二度と近付かないって約束させましたから」とジンが話す一方で、化け物に取り込まれそうになる男性。
マンション内で別の女性がエレベーターを待っていると、到着したエレベーターの中から先程の化け物が姿を現します。
冷や汗を流す女性をよそに、化け物はエレベーターの中に落ちていた包丁を取り込むと、その場を離れていきます。
女性が硬直していると、背後から現れたジンが「お姉さん見える人ですか」と尋ね、震える女性に「秘密ね」と言い残します。
黄泉のツガイ3話の内容・ネタバレまとめ
本誌3話の内容・ネタバレ一覧
- ハナはデラと組んでいる番小者
- 車に警戒するユル・左右様
- 村を襲撃したのは影森家
- 左右様の旧い友人のツガイが登場
- 先程現れたのはオシラサマで神様の類
- ツガイにも様々な種類が存在する
- ガブの入れ歯は上顎と下顎のツガイ
- アサ・ガブの元にジンが登場
- 痛いのは慣れてると言うガブ
- デラは「田寺家」の人物?
- 結界に閉じ込められる兵隊二人
- デラ・ハナがユルを守るため結婚することに
- 四百年ほど東村の入り口いた左右様
- ユルの両親が約十年前に村から逃げて行った
- 両親に置いていかれたのはユルだけ
- 自称本物のアサは両親の居場所を知る?
- ツガイ使いを何人も抱えている影森家
- 影森家は考え方の違いから村と決別した
- 双子の片割れが影森家にいると噂が有った
- ストーカーの男性を取り込む化け物
- ツガイでストーカーを処理するジン
黄泉のツガイ3話の感想・考察
左右様が下界へ降りたのは400年ぶり
オシラサマに「下界にいるって事は新しい主がついたのね?」と聞かれ、下界は久々であり400年ぶりと答える左右様。
『黄泉のツガイ』の舞台は現実とほぼ同じで2020年頃と思われるため、左右様が以前に下界へ降りたのは1600年頃の江戸時代ではないでしょうか?
ユルのツガイとなるまでの400年間は、東村の入り口に座っていたようです。
前回もユルと同じような主だった?
自分たちの主について「夜と昼を分かつ双子の一人だぞ」とオシラサマに明かした左右様。
前回下界に降りたのが400年前と大昔であるため、左右様の主になる人物は滅多に現れないと考えられます。
前回の主もユルと同様に、夜と昼を別つ子だったのかもしれません。
ツガイの種類・特徴について
人間が勝手にジャンル分けしているだけなものの、ツガイには神様・妖怪など様々な種類が存在するとのこと。
1話にて幽霊・化け物・UMA・異形などとも呼ばれていると言及されていたため、こういった類の存在がツガイとして今後登場すると思われます。
主を食うツガイが登場する?
デラ・ハナによると、ツガイにの中にはオシラサマのように人間と一緒にのんびり暮らしたり、主に幸運をもたらすものもいるとのこと。
一方でやたらと犯罪行為をさせようとするツガイもおり、気に入らない主を食ってしまうツガイも存在するようです。
3話にてわざわざ言及されたことを考えると、主を食うツガイが4話以降で描かれるのではないでしょうか?
結界をこじ開けた人物はアサ?
ジンたちの迎えを待っているアサは、「もしまだ結界内だとしてもまたこじ開ければいいし」と発言しています。
1話にて破られた東村の結界ですが、右手を開いた描写・アサの能力の発動時の挙動が似ていることから、結界をこじ開けたのはアサであり、アサの能力が鍵なのかもしれません。
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