1/25(月)発売の週刊少年ジャンプ2021年8号(2月8日号)に掲載されている『呪術廻戦』の136話「渋谷事変53」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦136話の内容ネタバレやあらすじなども掲載しているので、是非ご覧ください。
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呪術廻戦135話のおさらい
前話の内容・あらすじまとめ
- 脹相は自身の術式の影響で、血の繋がった弟達の異変は離れていても感じとれる
- 虎杖との戦いで虎杖を殺しかけた脹相は、眼前の虎杖の「死」という最大の異変を感じ取った
- 上記の2つから、脹相は虎杖を自身の血の繋がった弟と認定
- 脹相は「全力でお兄ちゃんを遂行する」ことに
- 脹相の「穿血」は、スピードが早く裏梅が右腕を犠牲にするほどの威力
- 脹相・偽夏油(加茂憲倫)の肉弾戦はほぼ同レベル
- 虎杖を弟と言い出す脹相を見て、虎杖に「東堂といいヤバイフェロモン出てるんじゃないのか?」というパンダ
- パンダ・加茂憲紀・虎杖・日下部・西宮は偽夏油から獄門疆を奪い取ろうとする
- しかし、裏梅の氷凝呪法「霜凪」で凍らされてしまう
- 裏梅は右腕のダメージを反転術式で治す
- 虎杖に「味方か?」と問われた脹相は、「違う 俺はお兄ちゃんだ」と真剣な顔でギャグみたいな返答をする
- 虎杖・脹相・西宮は歌姫の準備ができるまで時間を稼ごうとする
- しかし、裏梅の氷凝呪法「直瀑」で三人とも死ぬ寸前に
- 三人を死から救ったのは、突如現れた特級術師の九十九由基だった
▼前話135話の詳しいまとめはこちら
呪術廻戦の掲載順まとめ
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
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8位 | 129話 | 渋谷事変46 | 2020年49号 |
7位 | – | SP番外編 | 2020年50号 |
5位 | 130話 | 渋谷事変47 | 2020年51号 |
1位 | 131話 | 渋谷事変48 | 2020年52号 |
3位 | 132話 | 渋谷事変49 | 2021年1号 |
9位 | – | 5ページ番外編 | 2021年2号 |
3位 | 133話 | 渋谷事変50 | 2021年3・4号 |
3位 | 134話 | 渋谷事変51 | 2021年5・6号 |
3位 | 135話 | 渋谷事変52 | 2021年7号 |
4位 | 136話 | 渋谷事変53 | 2021年8号 |
次号センターカラー。
本誌136話のあらすじ・ネタバレ
九十九由基・偽夏油のそれぞれのプラン
「ラルゥが動く時間を稼がないとね」と心中で考えながら、偽夏油(加茂憲倫)に対して「世界から呪霊をなくす方法」について話す九十九。
人類を一つ上の段階へと進めた未来を、九十九・偽夏油はそれぞれ以下のように捉えています。
九十九由基 | 呪力からの”脱却” |
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偽夏油 | 呪力の”最適化” |
12年前に禪院甚爾が死んだ時点で、九十九が”脱却”のプランを捨てたと思っていたと語る偽夏油。
夏油に話しかけたつもりの九十九は、「初心(=”脱却”プラン)に還った」「”最適化”プランには大きな穴がある」と返答します。
海外では、日本に比べて呪術師や呪霊の発生が極端に少ないため、偽夏油の語る最適化プランには天元の結界が必要不可欠になるとのこと。
一方で、天元を利用するということは、呪力が最適化され術師と成るのは日本の人間限定であり、呪力というエネルギーをほぼ日本が独占することになるようです。
呪力を日本が独占するとなると、かの国(=アメリカ?)や中東諸国が黙ってはいないと語る九十九。
また、呪力は生身の人間がエネルギー源となるため、どんな不幸が生まれるかは想像に易く、九十九が描く理想とはかけ離れた世界になるとのことです。
一方の偽夏油(加茂憲倫)は、「そもそも目的が違う」「呪霊のいない世界も牧歌的な平和も望んでいない」と話します。
非術師・術師・呪霊は、全て”人間”という”呪力”の形の”可能性”と語る偽夏油。
人間の可能性はこんなものではないと捉え、脹相のように自ら生み出そうともしたが、自身から生まれるモノは自身の可能性の域を出ないため、自身の手から離れた混沌を創るべきという結論に至りました。
「無為転変」を発動する偽夏油
混沌を創り出すために必要な術式は、すでに抽出を済ませてあると言う偽夏油(加茂憲倫)。
偽夏油が地面へと「無為転変」を発動すると、地面・空に術式の紋様が広がります。
空に浮かんだ紋様を見た九十九は、天元の結界ではなく、術式の遠隔発動だと気づきます。
呪霊操術で取り込んだ呪霊の術式の精度は、取り込んだ時点でその成長を止めると語る偽夏油。
真人だけでなく漏瑚をも取り込むことを狙っていたとのこと。
偽夏油が発動した術式は、「マーキング済みの2種類の非術師に遠隔で『無為転変』を施した」というもの。
この偽夏油の言葉を受けて、呪われて目を覚まさなくなったはずの伏黒の義姉、「伏黒津美紀」が目を覚ます場面が描かれています。
津美紀の額に描かれていた紋様は、偽夏油が発動した術式の紋様と一致していました。
- 虎杖のように呪物を取り込ませた者
- 順平のように術式を所持しているものの、脳の構造が非術師の者
偽夏油は上記の2種類の非術師にマーキングをし、先ほど発動した「無為転変」の術式によってそれぞれの脳を術師の形に整えました。
前者は「器としての強度」を、後者は「術式を発揮する仕様」を手に入れたとのこと。
そして結ばれた紐を解くことで、「呪物達の封印を解いた」という偽夏油。
マーキングの際、偽夏油の呪力に当てられて寝たきりになった者もいた(=伏黒津美紀のこと?)が、じきに目を覚ますとのこと。
マーキングをした非術師には、これから呪力への理解を深めるために殺し合いをさせるようです。
マーキングをした非術師は千人にものぼり、偽夏油は「千人の虎杖が悪意を持って放たれた」ようなものと話します。
呪霊を放ち撤退する偽夏油
偽夏油の話を聞いていた虎杖達でしたが、裏梅が体勢を崩し、裏梅の氷の術式が溶けることになります。
脹相が放った「穿血」を防いだために、毒となる脹相の血が混ざったことが原因でした。
氷が解けたため、九十九を始めとして虎杖・脹相・西宮・パンダ・加茂は再度戦おうとします。
一方で、東堂や真依、三輪は「場違いだから」と九十九の仲間が保護していると九十九によって明かされます。
また、日下部は身動きが取れるようになったものの、「俺はもういいや」とそのまま地面に寝そべることに。
再度戦おうとした面々を見て、偽夏油は「まだ話の途中だよ」と言います。
そして、マーキングの際に配った呪物は、千年前からコツコツ契約した術師達の成れの果てであり、また偽夏油と契約を交わしたのは術師だけでないことが明かされます。
後者の契約は、呪霊操術の術式を持つ夏油の肉体を手にした時に破棄したと語る偽夏油(加茂憲倫)。
「これがこれからの世界だよ」という言葉とともに、以前契約しており現在は呪霊操術で操っていると思われる呪霊を大量に解き放ちます。
獄門疆を手にした偽夏油は、虎杖に対し「君には期待しているよ」と、宿儺に対しては「始まるよ 再び呪術全盛平安の世が…!!」と言い残しました。
呪術廻戦136話の内容まとめ
本誌136話の内容一覧
- 九十九はラルゥと何かしらを企んでいる?
- 九十九が目指すのは「呪力からの”脱却”」
- 一方、偽夏油が目指すのは「呪力の”最適化”」
- 海外では日本に比べて呪術師や呪霊の発生が極端に少ない
- 最適化プランには天元の結界が必要不可欠で、呪力が最適化され術師と成るのは日本の人間限定
- 偽夏油は「呪霊のいない世界」も「牧歌的な平和」も望んでいない
- 偽夏油は、自身の手から離れた混沌を創り出し、新たな人間の”可能性”を見出そうとしている
- 真人から抽出した「無為転変」により術式の遠隔発動を行う偽夏油
- 術式の遠隔発動により、マーキング済の2種類の非術師に遠隔で「無為転変」を施した
- 偽夏油の発動した術式と同じ紋様を額に宿していた伏黒津美紀が目を覚ますことに
- 偽夏油の術式により起こることは、マーキングされていた千人の非術師による殺し合い
- 毒となる脹相の血を取り込んでいた裏梅は倒れることに
- 偽夏油が千年前からコツコツ契約を交わしていた呪霊達が解き放たれる
- 「呪術全盛平安の世」が再び始まることに…!?
本誌136話の感想・考察まとめ
偽夏油の企みが用意周到すぎる
偽夏油によって遠隔発動された術式は、真人の「無為転変」を奪う前提で用意されたもので、更に千人もの非術師にマーキングをしていたということが判明しました。
偽夏油がどこまで関わっていて、どこからが偽夏油の計画に依るものなのかが気になりますね…
伏黒の姉の津美紀が寝たきりになっていたのは、偽夏油の仕業と判明して驚きました。
偽夏油の正体は平安時代の人物?
「千年前からコツコツ契約した」「再び呪術全盛平安の世が」という言葉から、偽夏油の正体は千年前の平安時代の人物であると予想できます。
明治の初めに存在した加茂憲倫自体も、偽夏油に体を乗っ取られていたというのは確定で良いでしょう。
千年前の人物であるとすると、陰陽師として有名な安部晴明(921〜1005年)が正体かもしれません。
偽夏油と天元には繋がりがある?
九十九が言うには、偽夏油が目指す「呪力の”最適化”」には天元の結界が必要不可欠とのこと。
九十九の言う通りであるならば、偽夏油は既に天元と協力関係にあるなど何かしらの繋がりがあると思われます。
7巻53話で既に天元の術式等に詳しかったことからも、天元が今後物語に大きく関わっていることが予想できます。
歌姫・ラルゥはどういう動きをする?
前話では、西宮が「歌姫の準備ができるまで時間を稼ぐ」と言っていたため、何かしらの動きを見せる可能性が高いです。
また、九十九も「ラルゥが動く時間を稼がないとね」というモノローグがあるため、ラルゥも来週以降に姿を見せると思われます。
歌姫・ラルゥによって、大量の呪霊が現れた今の状況が改善するかもしれません。
狗巻はどこに行った?
京都校のメンバーが全員登場したのに対し、東京校のメンバーは真希と狗巻の二人が登場していません。
真希は漏瑚の攻撃を受けたため戦闘不能と思われますが、狗巻は特に戦闘不能になったという描写はありません。
呪言の効力が高いために135話・136話で登場していないのであれば、来週以降に活躍するのでしょうか?
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