2/1(月)発売の週刊少年ジャンプ2021年9号(2月15日号)に掲載されている『呪術廻戦』の137話「堅白」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦137話の内容ネタバレやあらすじなども掲載しているので、是非ご覧ください。
▼呪術廻戦の関連記事はこちら
キャラ関連 | |
---|---|
禪院家の家系図予想 | 虎杖家の家族構成 |
夜蛾学長の内通者説 | ファンブック最新情報 |
考察・解説記事 | |
呪術廻戦の年表・時系列 | 劇場版・アニメ2期情報 |
渋谷事変後の生死状況 | 死滅回游のルール・考察 |
呪術廻戦136話のおさらい
前話の内容・あらすじまとめ
- 九十九はラルゥと何かしらを企んでいる?
- 九十九が目指すのは「呪力からの”脱却”」
- 一方、偽夏油が目指すのは「呪力の”最適化”」
- 海外では日本に比べて呪術師や呪霊の発生が極端に少ない
- 最適化プランには天元の結界が必要不可欠で、呪力が最適化され術師と成るのは日本の人間限定
- 偽夏油は「呪霊のいない世界」も「牧歌的な平和」も望んでいない
- 偽夏油は、自身の手から離れた混沌を創り出し、新たな人間の”可能性”を見出そうとしている
- 真人から抽出した「無為転変」により術式の遠隔発動を行う偽夏油
- 術式の遠隔発動により、マーキング済の2種類の非術師に遠隔で「無為転変」を施した
- 偽夏油の発動した術式と同じ紋様を額に宿していた伏黒津美紀が目を覚ますことに
- 偽夏油の術式により起こることは、マーキングされていた千人の非術師による殺し合い
- 毒となる脹相の血を取り込んでいた裏梅は倒れることに
- 偽夏油が千年前からコツコツ契約を交わしていた呪霊達が解き放たれる
- 「呪術全盛平安の世」が再び始まることに…!?
▼136話の詳しいまとめはこちら
呪術廻戦の掲載順まとめ
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
7位 | – | SP番外編 | 2020年50号 |
5位 | 130話 | 渋谷事変47 | 2020年51号 |
1位 | 131話 | 渋谷事変48 | 2020年52号 |
3位 | 132話 | 渋谷事変49 | 2021年1号 |
9位 | – | 5ページ番外編 | 2021年2号 |
3位 | 133話 | 渋谷事変50 | 2021年3・4号 |
3位 | 134話 | 渋谷事変51 | 2021年5・6号 |
3位 | 135話 | 渋谷事変52 | 2021年7号 |
4位 | 136話 | 渋谷事変53 | 2021年8号 |
7位 | 137話 | 堅白 | 2021年9号 |
本誌137話のあらすじ・ネタバレ
東京が人外魔境の地に
前話から数日が経った様子の日本。
夜の日本を空から見ると、本来は最も明かりが存在するはずが、東京周辺には一切明かりが存在しないという異常事態に。
閑散とした東京を背景に、政治家や呪術師、一般人などの発言内容が多数描かれています。
呪術師のものと思われる発言一覧 |
---|
23区はほぼ壊滅 はっきりと無事と断言できるのは、奥多摩の町村、青梅市・あきる野市・八王子市・町田市の一部、各島嶼だけだ 今は…でしょ? 放たれた呪霊の数は1000万は下りません 明治に張り直した皇居を中心とした結界と、幕末に東京遷都候補地だった薨星宮直上を中心とした結界。これらを無理矢理県境まで拡張する 呪霊の存在を公表する!? マジで言ってんの!? このままでは呪霊が各地に大量発生する!! 多くの術師が都内で避難民の警護にあたっている今!! この時にだぞ!! 呪霊はあくまで東京のみに発生するものとして公表する 一般人の呪力の漏出を東京へ促し、呪霊の発生を東京に限定するというわけですか…… |
政治家のものと思われる発言一覧 |
---|
官房長官を含めた総理代理全員が安否不明 政治的空白…!! 文字通りの空白だぞ!! そんな中どう少なく見積もっても500万人の都民の疎開プランを組まねばならん 各地のラブホテル・キャンプ地・廃村まで 最低限のインフラでいい 使えるものは全て使え 都内全域を避難命令区域に設定するんですか!? その後立入禁止区域とする。正に人外魔境さ 官邸機能は大阪へ……!! この規模での権力の真空 他国の軍事介入もあり得る だから関空ができた時伊丹を移転候補地として推したんだ俺は!! |
一般人のものと思われる発言一覧 |
---|
経団連ブチギレ? 皆死んでたらロビイングもクソもないでしょ 円安止まんねぇ〜〜 輸出する分にはいいんだっけ? 逆によかったんじゃん? これ霞が関が元気だったらできなかった判断でしょ 陰謀論者湧きすぎ |
呪霊から子供を助ける乙骨
窓ガラスが割れたり、壁に血のようなものが付いている銀座和光の時計台。
人がいない東京ですが、コンビニの店内の商品を食べ漁る子供の姿が。
その子供に対して、店外から呪霊が「おいで ここは危ない」と話しかけます。
明らかにおかしい言動をする呪霊の元に向かって店外へと出た子供は、尻尾を人に擬態させていた呪霊に食べられそうになります。
しかし、ここで乙骨憂太が登場し呪霊を刀で串刺しにします。
助けた子供に対して「怪我はない?」と笑顔で話しかける乙骨。
刀で刺した呪霊に背後から襲われそうになりますが、「リカちゃん」によって呪霊は祓われることとなりました。
乙骨が虎杖の死刑執行役に
0巻などでも描かれていた、呪術界の上層部と思われる人物たちの元に訪れる乙骨。
どうやら乙骨は上層部の命令に従うようです。
乙骨は、五条先生の教え子とかは関係ない、彼は渋谷で狗巻の腕を落としたと言及し「虎杖悠仁は僕が殺します」と宣言しました。
呪術総監部からの通達。
内容 | |
---|---|
一 | 夏油傑生存の事実を確認 同人に対し再度の死刑を宣告する |
二 | 五条悟を渋谷事変共同正犯とし呪術界から永久追放 かつ封印を解く行為も罪と決定する |
三 | 夜蛾正道を五条悟と夏油傑を唆し渋谷事変を起こしたとして死罪を認定する |
四 | 虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消し、速やかな死刑の執行を決定する |
五 | 虎杖悠仁の死刑執行役として特級術師乙骨憂太を任命する |
呪術廻戦137話の内容まとめ
本誌137話の内容一覧
- 23区はほぼ壊滅状態に
- 放たれた呪霊の数は1000万は下らない
- 薨星宮は幕末に東京遷都候補地だった
- 官房長官を含めた総理代理全員が安否不明
- 乙骨憂太が本編で初登場
- 乙骨には「リカちゃん」が取り憑いている?
- 乙骨は上層部の命令に従う様子
- 虎杖が渋谷で狗巻の腕を落とした?
- 五条の封印を解く行為も罪に
- 夜蛾学長が死罪認定されることに
- 虎杖は速やかな死刑の執行が決定された
- 乙骨が虎杖の死刑執行役に任命された
本誌137話の感想・考察まとめ
サブタイトルの「堅白」について
「堅白同異」という四字熟語の意味は以下の通り。
まったく矛盾することを無理やりこじつけることのたとえ。詭弁を弄することのたとえ。
137話に当てはめると、矛盾しておりおかしな内容の呪術総監部の通達内容に当てはまりそうです。
東京が壊滅状態に
前話で偽夏油によって大量の呪霊が解き放たれた結果、虎杖たちがどのような対応をしたのかは不明ですが、23区はほぼ壊滅状態になったとのこと。
官房長官を含めた総理代理全員が安否不明なのは、呪霊のせいなのでしょうか?
ここにも偽夏油が介入しており、意図的に政治的空白を生んだという可能性も考えられるかもしれません。
放たれた呪霊の数について
東京に放たれた呪霊の数は1000万は下らないとのこと。
1000年前から偽夏油が契約していた呪霊が1000万体にものぼる場合、1年に1万体、1日に約30体の呪霊と契約していたことになり、流石に多すぎるという印象を受けます。
また、偽夏油の発言内容から察するに、呪霊1000万体を呪霊操術で取り込んだことになります。
偽夏油が夏油の体を乗っ取ったのは、2017年12月25日以降であるはずなので、単純に考えると10ヶ月前後で1000万体、1日約3万体の呪霊玉を飲み込んだことになりますが合っているのでしょうか…?
乙骨憂太の再登場!
137話では乙骨憂太が再登場するという嬉しい展開に。
渋谷事変が終わり、新章では主人公が虎杖から乙骨に変わるのでしょうか?
しかし、いくつか疑問が残るのが現状です。
- 解呪したはずの「リカちゃん」がなぜ再登場?
- 0巻では「里香ちゃん」という表記だったのが、「リカちゃん」に変わった理由は?
- 海外では結局何をしていた?
- 五条が封印されているのに上層部・総監部に従うのは本心から?
虎杖が狗巻の腕を落としたとは?
乙骨は、「虎杖が狗巻の腕を落とした」と言及しています。
しかし、虎杖自身が狗巻の腕を落としたという事実は現状見受けられないので、いくつか可能性が考えられます。
- 宿儺の領域展開の範囲内にいた
- 偽夏油が呪霊を大量に放出したあと、虎杖が狗巻の腕を落とした
- 虎杖ではない誰かが狗巻の腕を落とした
- 乙骨が上層部に騙されている
宿儺の領域展開で死亡した一般人が「メガホンの人」と狗巻のことに言及している場面が存在するため、ギリギリ領域展開の範囲内で腕だけ巻き込まれたという可能性はありそうです。
上層部・総監部の決定内容はおかしい
五条が渋谷事変を起こした共同正犯とするなら、獄門疆に封印されている現状に疑問を抱く呪術師もいるでしょう。
単純に五条が上層部から邪魔者と捉えられているだけかもしれませんが、偽夏油と通じている者がおり、五条をそのまま封印しておきたいという目論みと捉えられます。
一方で、殺したはずであり五条の親友であった夏油が生きており渋谷事変を起こしたこと、死刑の執行猶予中であった虎杖が宿儺によって一般人を大量虐殺してしまったことを考慮すると、五条が共同正犯として扱われることも筋が通っていると言えます。
夜蛾学長は内通者ではなかった?
夜蛾学長は、偽夏油と通じている裏切り者という説がありました。
しかし、五条悟と夏油傑を唆し渋谷事変を起こしたとして、夜蛾学長は死罪認定されています。
夜蛾学長が偽夏油と通じていることがバレたのであれば、死罪認定されることも納得ですが、五条をも唆したとされているので言いがかりと思われます。
五条が渋谷事変の共同正犯とされている以上、夜蛾学長は上層部・総監部から邪魔者として扱われているのでしょう。
一方で、偽夏油と通じていた裏切り者であり、トカゲの尻尾切りとばかりに死罪に認定されたとも考えられます。
死罪とされていたのはブラフであり、内通者である事実を隠すという可能性もあるかもしれません。
また、夏油・五条と元教え子の二人が渋谷事変の共同正犯として扱われている以上、罰を受けるのは避けられないと見ることもできます。
乙骨が「存在しない記憶」の対象になるかも?
乙骨は、虎杖の死刑執行役に任命されました。
虎杖と対峙した脹相・東堂は「存在しない記憶」が脳内に溢れ出すこととなったため、乙骨が虎杖と対峙した際も同様に「存在しない記憶」が脳内に溢れ出すことがありうるかもしれません。
呪術廻戦の関連記事まとめ
キャラ関連情報
各キャラの術式・能力まとめ
考察・解説記事一覧
『呪術廻戦』本誌まとめ記事一覧
16巻 | ||||
---|---|---|---|---|
134話 | 135話 | 136話 | 137話 | 138話 |
139話 | 140話 | 141話 | 142話 | – |
17巻 | ||||
143話 | 144話 | 145話 | 146話 | 147話 |
148話 | 149話 | 150話 | 151話 | 152話 |
18巻 | ||||
153話 | 154話 | 155話 | 156話 | 157話 |
158話 | 159話 | 160話 | 161話 | – |
『呪術廻戦』アニメまとめ記事一覧
© SHUEISHA Inc. All rights reserved.
※当サイト上で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。
コメント