12/5(月)発売の週刊少年ジャンプ2023年1号(新年1月1日号)に掲載されている『HUNTER×HUNTER』の397話「結成③」の感想・考察をまとめています。
ハンターハンター397話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼HUNTER×HUNTERのまとめ記事一覧
ハンターハンター396話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
- クロロたちによる特別上映会当日
- 上映ビデオをクロロに盗まれたことに怒り上映会後を楽しみにしてると脅すウボォー
- ウヴォーの後に一緒にサッカーをしようと言うフィンクス
- 同じ場にいた最年少のサラサがフィンクスにお菓子配りの手伝いをお願いする
- お菓子配りを手伝うフィンクスを見て「フィンクスは根が優しいから大丈夫だよ」「ウボォーも私に任せて」と言うサラサ
- シーラはクロロにサラサに守られてる内は皆の弟と言う
- そんな今のクロロが大好きだと言うパク
- カタヅケジャーの上映会が開始される
- シャルナークがカタヅケジャーの吹替の声の主がクロロとパクであることに気づく
- 男の登場人物の吹替をすべて行ったクロロ
- 上映ビデオのテープが絡まり映像が止まる
- 映像が止まったことに怒り叫ぶウボォー
- クロロがステージに上がり映像なしで演技を始めクロロの怪演に旅団メンバーが驚く
- 大盛況で終わる上映会
- クロロは外で待ち構えるウボォーと決着をつけにいく
- 間に入りクロロはすごい奴とウボォーの気持ちを吹き替えるサラサ
- ウボォーはクロロの演技に感動し次の怪人役をやらせて欲しいと頼み旅団メンバーもそれに続く
- 旅団メンバーによる上映のための稽古が始まり自分たちの集まりをナントカ旅団と命名する
- 上映ビデオが残り3話になり続きを探そうとする旅団
- 一人でビデオの続きを探そうとするサラサ
- 流星街を狩場にする悪党が遊ぶために最後の一匹の獲物を探しに行く
HUNTER×HUNTERの掲載順まとめ
ハンターハンターの直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
15位 | 388話 | 思案 | 2018年50号 |
7位 | 389話 | 呪詛 | 2018年51号 |
4位 | 390話 | 衝突① | 2018年52号 |
4位 | 391話 | 衝突② | 2022年47号 |
13位 | 392話 | 情報 | 2022年48号 |
15位 | 393話 | 懇願 | 2022年49号 |
15位 | 394話 | 想定 | 2022年50号 |
13位 | 395話 | 結成① | 2022年51号 |
13位 | 396話 | 結成② | 2023年52号 |
17位 | 397話 | 結成③ | 2023年1号 |
▼次話398話のネタバレ考察はこちら
H×H397話のあらすじ・ネタバレ
消えたサラサを探す旅団メンバー
396話の最終ページで誰にも言わず上映会のビデオの続きを探しに行ったサラサ。
最近15歳以下の子どもの小さな墓が増えたと395話にもあったように、流星街を狩場にしていた誘拐犯に誘拐されてしまいます。
この誘拐犯は流星街と手を組んでいるマフィア組織の人間です。
上映会を中止にして観客も含めサラサの捜索が始まります。
森の前にサラサの身につけていたハート型のネックレスを見てクロロを先頭に森を探します。
森には黒いゴミ袋のようなものが木に吊るされておりその近くには手紙のようなものがあります。
クロロが手紙を読み、袋の中を見るとそこにはサラサのバラバラになった遺体がありました。
これは誇張なしにバラバラに描かれています。
ウボォーは手紙の内容を教えろとクロロに迫りますが、クロロは「絶対……!! 口にしない……!! 死んでもッ」と言いました。
余程ひどい内容だったのでしょう。
396話の最後のページでも誘拐犯たちから「遊ぶ」という発言があったので、凄惨な殺され方をしたと考えられます。
手紙は流星街の公用語ではないと思われるのでウボォーたちは読めませんでした。
初登場のキャラ”レンコ”によるエンパーミングでサラサのバラバラになった遺体を修復
サラサの遺体を持ち帰り、流星街の長老が呼んだ初登場のキャラ”レンコ”によりエンパーミング(遺体を可能な限り生前に近い状態に復元・意地する技術)が施されます。
サラサの遺体はまるで生きているような状態に復元されました。
帰ろうとするレンコにマチがエンパーミングを覚えたら同じことが出来るかを聞きます。
技術ではなく特殊能力と話すレンコに対し、マチはレンコの体の周りが光っていることと能力が関係あるかを尋ねます。
すでにこの時点でマチには念のオーラが視えています。
その才能に驚いたレンコは許可が降りたらキリモリ谷まで来るようマチに伝えます。
3年の時を経て”幻影旅団”の結成
すぐにでもサラサの仇を打ちたいウボォーに対して3年待ってと頼むクロロ。
14歳になるまでに仇打ちに必要な力をすべて揃えると話します。
世の中は通信革命が始まっていると言うクロロは、犯人は必ず手元に映像を残しており、その映像を世の中に公開したいと考えるはずと続けます。
公開する際に必ず管理の抜け道を探すはずで、その抜け道を旅団メンバーで用意し、先回りして犯人を見つけるべきとウボォーに説明します。
クロロの小難しい説明によくわからないウボォーに対しシャルナークが簡潔に説明します。
その上でシャルナークたちも協力すると話します。
なぜか一人だけその場を離れるシーラ。
シーラを除くメンバーで3年間準備をする約束をします。
クロロは準備の中でも一番大事なのは「自分の人生を捧げる覚悟」と話します。
そして自分は悪党になりたくさんの人間を殺すと。
そこにはサラサにあんなことをした人間が悔い改めるとは思えない=殺すしかないという想いが込められていると思われます。
そして小悪人が流星街に近づけないような存在に旅団がなることを誓います。
クロロはウボォーにリーダーをお願いしますが、ウボォーはクロロが頭ならついていくと言います。
他のメンバーも全員が賛成し、そこから3年の月日が流れ、初期メンバーが集合し、旅団が結成されます。
H×H397話の内容・ネタバレまとめ
本誌397話の内容・ネタバレ一覧
①サラサの死が旅団結成のきっかけに
- 一人でビデオの続きを探しにいったサラサが誘拐される
- 旅団メンバーがサラサを探しに行く
- サラサのハート型のネックレスが森の前に落ちており森を捜索
- 森には袋詰めされたサラサのバラバラ遺体と犯人たちの置き手紙
- 手紙は流星街の公用語以外で書かれているためクロロが読む
- 手紙の内容は死んでも話さないと言うクロロ
- 泣き叫ぶパクノダとシーラ
②幻影旅団の結成
- サラサの遺体を持ち帰り初登場のキャラであるレンコにエンパーミングを施してもらう
- エンパーミングを覚えたら自分もできるかと聞くマチ
- レンコはエンパーミングは技術ではなく特殊能力と話す
- レンコの体の周りの光が関係しているかと尋ねるマチ
- オーラが視えているマチの才能にレンコが気づきマチに自身の居場所を伝える
- すぐにでも仇打ちをしたいウボォーに3年間待って欲しいと伝えるクロロ
- クロロは世の中の通信革命を利用してより確実に犯人を探すと考えを伝える
- クロロに協力をすると話す旅団メンバー
- その場を去るシーラ
- クロロは旅団のリーダーをウボォーにお願いする
- 頭(リーダー)がクロロなら死ぬまでついていくと話すクロロ
- クロロがリーダーとなり3年後に初期メンバーが集まり幻影旅団が結成される
▼次話398話のネタバレ考察はこちら
ハンターハンター397話の感想・考察まとめ
397話前後で登場した言語とは?
① | 流星街の公用語 |
---|---|
② | ゲルマ語(世界の公用語) |
③ | ジャンナ語(クロロ曰くゲルマ語の方言みたいなもの) |
395話で明らかになったように上記の3つの言語が登場しています。
なのでこの3つの言語を学んだクロロだけが手紙を読めています。
3年の時を経て”幻影旅団”の結成
現在の”幻影旅団”の構成メンバー
No.0 | クロロ=ルシルフル |
---|---|
No.1 | ノブナガ=ハザマ |
No.2 | フェイタン=ポートオ |
No.3 | マチ=コマチネ |
No.4 | ??? →オモカゲ →ヒソカ=モロウ →カルト=ゾルディック |
No.5 | フィンクス=マグカブ |
No.6 | シャルナーク=リュウセイ【死亡】 |
No.7 | フランクリン=ボルドー |
No.8 | ??? →シズク=ムラサキ |
No.9 | パクノダ【死亡】 |
No.10 | ??? →ボノレノフ=ンドンゴ |
No.11 | ウヴォーギン【死亡】 →イルミ=ゾルディック |
No.12 | ??? →コルトピ【死亡】 |
”幻影旅団”の初期メンバー一覧
”幻影旅団”の初期メンバー | ||
---|---|---|
クロロ | ノブナガ | フェイタン |
マチ | フィンクス | シャルナーク |
フランクリン | パクノダ | ウヴォーギン |
”幻影旅団”の初期メンバーとして判明している上記の9名。
あと4名は初期メンバーがいた可能性があり、特に初期メンバーのウボォーギンがNo.11であるため、3名の初期メンバーがいたことは確実と言えるでしょう。
この3名は未登場のキャラ、もしくはサラサ・シーラ・レンコといった面々の可能性がありますが、元々死亡しているサラサのNoをわざわざ他の人間に与えるとは考えにくく、未登場の初期メンバーがいると思われます。
ダークウェブの運営者は旅団?
① | 悪人たちは自身の犯行(例:サラサを殺害したこと)を作品として映像等に残しているはず |
---|---|
② | その作品を公表したいという欲求があるはず |
③ | 世間一般では容認されない特殊な作品のため、公表には各国の通信網の抜け道を探す必要がある |
④ | その抜け道をつくり犯人を探す |
ミザイストムがクラピカ勧誘のために話した「特殊な趣味嗜好を持つ者が集う闇サイト」がここで繋がってきました。11歳のクロロの計画は以下です。
この抜け道がダークウェブと考えられ、webは「蜘蛛の糸」という意味なので、旅団=蜘蛛にも合致します。
実際に犯人が捕まったかは分かりませんが、クロロの当初の計画は実行されていると考えて良いでしょう。
シーラと旅団の関係性は?
397話で旅団の初期メンバーの中には描かれていないシーラ。
その3年前の段階でも、シーラだけその場を去っているシーンがあります。
また、シーラは0巻(クラピカ追憶編)にも登場しています。
クラピカとパイロと出会った時はすでに大人で、ハンターを目指していました。
このことからシーラは旅団のメンバーにはならず別の道を生きてきたと言えます。
ただし、シーラが関係したクラピカ達クルタ族を旅団が襲っていることから、大人になったシーラについても旅団と関係があると考えられます。
0巻で登場したシーラの意図・経緯とは?
① | ハンターを目指して偶然クルタ族の森に調査に来た |
---|---|
② | 実は旅団のために動いており、旅団の命令でクルタ族の事前調査を行っていた |
③ | 旅団のクルタ族の襲撃は知らなかったが、旧縁ある旅団メンバーからの依頼で動いていた |
シーラが去った後すぐ描かれたこと、女性と断定していることから、0巻の「森に迷い込んだという旅の女性」はほぼ間違いなくシーラでしょう。
クラピカ達の元を去った後、世間に公表したと思われるシーラですが、理由としては、クルタ族の襲撃を知らず大事件に関わってしまったという気持ちから
ではないでしょうか?
また、旅団の存在や力をあえて世間に示すため公表した可能性もありますが、現段階では明確には分かりません。
シーラはこの先ハンターとして旅団の前に現れると思われ、その時に判明するのではないでしょうか。
クルタ族の襲撃とエイ=イ一家の関係性
クルタ族の襲撃については、カキンマフィアのエイ=イ一家も関わっていると考えられます。
旅団の結成の目的は「サラサの仇を取ること」「流星街に悪党を近寄らせないこと」であり、クルタ族の緋の目を奪うことは旅団の目的ではないと示唆されています。
あくまでクルタ族の襲撃は「旅団の力の誇示」のため、もしくは何者かから依頼を受け、旅団を大きくするための金銭を手に入れるためなどと考えられるでしょう。
旅団・エイ=イ一家関連の時系列は?
① | ツェリードニヒがエイ=イ一家に緋の目の入手を依頼 |
---|---|
② | エイ=イ一家が幻影旅団にクルタ族の襲撃を依頼 |
③ | 幻影旅団がクルタ族の調査をシーラに依頼 |
旅団が緋の目を奪ったのは何者かの依頼と考えられ、それはエイ=イ一家のケツモチのツェリードニヒではないでしょうか?
ツェリードニヒの部屋には、パイロの首と思われるもの・大量の緋の目がコレクションされています。
クラピカの復讐の相手は旅団であり、エイ=イ一家であり、最終的にはツェリードニヒであることがこの後の展開にも関係してくるでしょう。
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