12/12(月)発売の週刊少年ジャンプ2023年2号(新年1月8日号)に掲載されている『HUNTER×HUNTER』の398話「探索」の感想・考察をまとめています。
ハンターハンター398話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼HUNTER×HUNTERのまとめ記事一覧
ハンターハンター397話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①サラサの死が旅団結成のきっかけに
- 一人でビデオの続きを探しにいったサラサが誘拐される
- 旅団メンバーがサラサを探しに行く
- サラサのハート型のネックレスが森の前に落ちており森を捜索
- 森には袋詰めされたサラサのバラバラ遺体と犯人たちの置き手紙
- 手紙は流星街の公用語以外で書かれているためクロロが読む
- 手紙の内容は死んでも話さないと言うクロロ
- 泣き叫ぶパクノダとシーラ
②幻影旅団の結成
- サラサの遺体を持ち帰り初登場のキャラであるレンコにエンパーミングを施してもらう
- エンパーミングを覚えたら自分もできるかと聞くマチ
- レンコはエンパーミングは技術ではなく特殊能力と話す
- レンコの体の周りの光が関係しているかと尋ねるマチ
- オーラが視えているマチの才能にレンコが気づきマチに自身の居場所を伝える
- すぐにでも仇打ちをしたいウボォーに3年間待って欲しいと伝えるクロロ
- クロロは世の中の通信革命を利用してより確実に犯人を探すと考えを伝える
- クロロに協力をすると話す旅団メンバー
- その場を去るシーラ
- クロロは旅団のリーダーをウボォーにお願いする
- 頭(リーダー)がクロロなら死ぬまでついていくと話すクロロ
- クロロがリーダーとなり3年後に初期メンバーが集まり幻影旅団が結成される
▼前話397話のネタバレまとめはこちら
HUNTER×HUNTERの掲載順まとめ
ハンターハンターの直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
7位 | 389話 | 呪詛 | 2018年51号 |
4位 | 390話 | 衝突① | 2018年52号 |
4位 | 391話 | 衝突② | 2022年47号 |
13位 | 392話 | 情報 | 2022年48号 |
15位 | 393話 | 懇願 | 2022年49号 |
15位 | 394話 | 想定 | 2022年50号 |
13位 | 395話 | 結成① | 2022年51号 |
13位 | 396話 | 結成② | 2023年52号 |
17位 | 397話 | 結成③ | 2023年1号 |
16位 | 398話 | 探索 | 2023年2号 |
▼次話399話のネタバレ考察はこちら
H×H398話のあらすじ・ネタバレ
瞬間移動の能力を探るノブナガたち
話は現代に戻り、ノブナガたちは瞬間移動の能力者とその能力に言及します。
フィンクスは、マフィア連中が目撃したジジイが瞬間移動の能力者で、具現化した分身の半径数m以内に入ると強制ワープする、見張り兼罠の能力と考えている様子。
一方のノブナガは、別空間に人間を飛ばすのは放出系の能力であるため、ジジイはただの見張りであり、瞬間移動の罠を作ったのは別の能力者と断定します。
トイレのドアの鍵・密室のカラクリとは?
客室にはトイレがあり、その先に隠し部屋がある構造となっています。
トイレのドアには鍵がかかっており、その中に立て篭もったジジイが分身を解いて密室を作り出したという状況から、トイレの鍵は壁側からの侵入に対する警戒と気付くノブナガ。
部屋の入り口扉の罠に気付いた追手が、隣の部屋から壁を破って侵入したすると、トイレに鍵がかかっていた場合、中に何かがあると警戒すると考えられるため、時間稼ぎのためにこの状況が作られていると考察します。
マフィアの下っ端が瞬間移動する
念能力の罠を仕掛けられた部屋のルールを解明するため、ノブナガたちはマフィアの下っ端に命令し、引き続き実験を進めます。
マフィアの下っ端が客室の入口から部屋を出ても何も起きませんでしたが、入口から客室に入ると瞬間移動が発動することに。
分身ジジイがいなくても能力は発動したため、瞬間移動の能力を持つ放出系の術者本人が別にいることが確定。
部屋の中に能力の補助道具が見当たらないため、特定の場所に念で直接発動スイッチを設ける地雷形式の能力と突き止めるノブナガたち。
更に別のマフィアの下っ端を使い、瞬間移動の能力は単発型ではなく連続発動型だと判明し、フェイタンは自ら瞬間移動を試みようとします。
旅団に提案を持ちかけるヒンリギ
フェイタンが瞬間移動をしようとするのを制止し、敵の本拠地がわかるかもしれないと話を持ちかけるヒンリギ。
オトリに発信機をしかけ行き先を探ると提案するヒンリギに、フィンクスは一般客をオトリに使っても発信機はすぐに見つかってしまうと指摘。
そこでヒンリギは、能力を使用して発信機を生牡蠣に変え、オトリが生牡蠣を丸飲みすれば見つからないと返答します。
ヒンリギの提案に「悪い話じゃねェな…」と言うフィンクスの一方で、生牡蠣を飲み込むことを拒むノブナガ・フェイタンの二人。
そもそも自分がそこまで信頼されるとも思っていないと言うヒンリギは、「オトリは用意してる」と言うと自ら生牡蠣を飲み込むことに。
ヒンリギがエイ=イ一家の本拠地へ潜入
受信機をフィンクスに手渡したヒンリギは、即座に客室へと入り、エイ=イ一家の本拠地へと瞬間移動します。
その様子を見て、「必要な事だけ喋って即実行か 気に入った」と言うノブナガ。
受信機の表示から、ヒンリギと1000〜500メートル離れていることを確認し、まずは3層の中心部へと向かう三人。
一方、エイ=イ一家の本拠地へと瞬間移動したヒンリギは、即座に周囲の様子を確認するも、誰もいないことに驚きを覚えます。
床の血が新しいことから、先にこの場に飛んできた連中を尋問し追っ手の存在を知ったと推測したヒンリギは、その瞬間背後に気配を覚え、その場から距離を取ることに。
ノブナガ・ヒンリギが扉を開けていく
続いて瞬間移動してきたのはノブナガであり、この場に現れたワケを尋ねるヒンリギに、「協力プレイに決まってんだろ」と答えます。
部屋の壁に歩み寄っていったノブナガは、壁に触れてこの部屋がエイ=イ一家の本拠地だと確信。
理由を問うヒンリギの前で壁を斬りつけ、壁が修復されていく様子から念でガードされていることを証明し、術者がこの舞台のどこかにいると断定します。
部屋のドアをヒンリギが開けていき、最後のドアを開いたところで398話は終了することに。
H×H398話の内容・ネタバレまとめ
本誌398話の内容・ネタバレ一覧
①瞬間移動する部屋の能力とは?
- ワープする部屋の能力を考察するノブナガ達
- 能力の使用者がジジイ・別の人間のどちらか
- ジジイは分身であり具現化された存在
- 部屋の瞬間移動の罠自体は放出系の能力
- 具現化系と放出系の能力は対極にある
- 能力の併用は難しく術者が複数いる可能性大
- トイレに鍵がかかっている意味を探る一同
- 壁からの侵入者への時間稼ぎと結論づける
- 客室の中から出る際はワープは発動しない
- 能力は特定の部屋のみで発動する地雷形式
- 出入り地点のどこかに術者本人が居る
- 客室の罠は連続発動型の能力と判明
②自らの能力・計画を明かすヒンリギ
- 本拠地への潜入を試みようとするフェイタン
- フェイタンをヒンリギが制止する
- ヒンリギは発信機をオトリに仕込むと提案
- 発信機はすぐにばれると指摘するフィンクス
- 能力で発信機を生牡蠣に変えるヒンリギ
- 生牡蠣を食べてワープする囮役が必要
- ヒンリギが自ら囮役を買って出る
- 生牡蠣に変えた発信機を丸飲みする
- 受信機をヒンリギから受け取る三人
- 三人は3層の中心部へと向かうことに
③エイ=イ一家の本拠地へ侵入する
- 本拠地の部屋へワープするヒンリギ
- ノブナガも追随して本拠地へ侵入する
- 本拠地には誰もおらず複数の扉が存在
- 部屋にオーラを感じ壁を切りつけるノブナガ
- 壁は修復され念でガードされている様子
- 笑みを浮かべるモレナの顔が描かれる
- ワープ先がエイ=イ一家の本拠地で確定
- 部屋にある扉を全て開け始める二人
▼次話399話のネタバレ考察はこちら
ハンターハンター398話の感想・考察まとめ
具現化系・放出系の念能力について
具現化系の念能力、具現化したもの・空間に複雑なルールを設定することが得意な性質ですが、人間・念を別の空間に飛ばすといった放出系の能力との併用はほとんど不可能です。
念の系統図においても具現化系と放出系は対極。
ジジイの分身・客室の瞬間移動の罠は、それぞれ別の術者の能力の可能性が高いようです。
エイ=イ一家のアジトの構造
それぞれの部屋の繋がり | ||
---|---|---|
3101号室の扉 | ⇔ | レベル上げの部屋 |
3131号室の扉 | ⇔ | 処理部屋 (シャワールーム) |
処理部屋 (シャワールーム) | ⇔ | 死体処理場 (センタクルーム) |
死体処理場 (センタクルーム) | ⇔ | 本拠地 |
エイ=イ一家の構成員は、3101号室の扉のワープの先の部屋でレベル上げを行っていました。
センタクルームでは、構成員のモンブラン=トト・シフォン=トトが死体処理を行っています。
このワープを付与しているのが放出系の能力者のボコンテであり、扉を見張っているのは具現化系の能力者のギャトーム(分身ジジイ)です。
新タイプの念能力について
① | 地雷形式or結界形式 |
---|---|
② | 単発発動型or連続発動型 |
ボコンテのワープは地雷形式の能力で、特定の場所・特定の条件を満たした時のみに局所的に発動し、効果範囲は狭いもののそれが制約となり強制力が高まります。
一方の結界形式は、念を込めた札・縄などの道具を用いて効果範囲を広げられるメリットがあるものの、制約が弱い分強制力も弱くなります。
また、単発発動型は術者が毎回発動条件をセットし直す必要がありますが、連続発動型は条件さえ満たせば何度も発動するため、術者本人の身を隠すのにも有効です。
ヒンリギの念能力についておさらい
シュウ=ウ一家の若頭であるヒンリギ=ビガンダフノは、触れた機械・武器等を元の機能を有したまま生き物に変えて操作するという、具現化系「てのひらを太陽に」の能力の持ち主。
398話では発信機を生牡蠣へと変えると、自ら飲み込んでエイ=イ一家の本拠地へとワープしていきました。
オーラを使い切ると元の発信機に戻ってしまうようで、体積が大き過ぎても小さ過ぎても燃費がわるくなり、生牡蠣の大きさだと約2時間程保つようです。
ヒンリギの旅団加入の可能性は?
- 必要なことだけ話して即行動
- 危険を承知の上で囮役を買って出る精神
- 見か動かで即断で動を選ぶ胆力
ノブナガに気に入られたヒンリギは、上記の特徴を持ちます。
ヨークシン編では、ゴンもノブナガに気に入られ旅団に勧誘されていました。
旅団は現在欠員も多いので、今後の展開次第ではヒンリギもノブナガに勧誘される伏線と捉えられそうです。
旅団メンバーの新たな一面
キャラ名 | 新たな一面 |
---|---|
ノブナガ | ・状況から念能力に対して的確な考察を行うなど意外と?頭が切れる ・生牡蠣が苦手 |
フィンクス | ・意外と?ノブナガよりも頭の回転が鈍い ・リスクを十分に考慮する |
フェイタン | ・拷問好き ・潔癖症 |
ノブナガとフィンクスはよく喧嘩するシーンが描かれましたが、流星街の頃からこうやって喧嘩していたのでしょう。
フェイタンは潔癖症ですが、流星街のような環境で潔癖症は生きていけないはず。
どこかでフェイタンが潔癖症に変わる何かがあったのでしょう。
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