【ワンピース考察】アラバスタのリリィ女王（ネフェルタリ家）とは？イム様・”Dの一族”との関係性【ONE PIECE】

『ONE PIECE』の登場キャラ「リリィ女王」についてネタバレしています。
世界政府の”最初の20人”の一人である、ネフェルタリ家の女王リリィがアラバスタ王国に戻らなかった理由、800年前の動向などを考察しています。
イム様・五老星との関係性、手紙の内容・”Dの一族”との関連もまとめているので、ワンピースのリリィ王女について調べる際は、是非ご覧ください。

▼ワンピースのネタバレ関連記事はこちら

リリィ女王の真の名前とは？【NEW!!】

リリィ女王の正式な名前が判明する

コブラ王に対して、リリィ女王が残した手紙の”送り主”の名を言うように求めたイム様。
自分の死を覚悟したコブラ王は、800年前にアラバスタ王国を治めていた女王の名が「ネフェルタリ・”D”・リリィ」だと明かします。
”最初の20人”であるはずのリリィ女王でしたが、敵対していたはずの者達と同じ”D”の名前を持つと判明することに。

リリィ女王に”D”がついている理由は？

リリィ女王の名に”D”がついている理由は不明ですが、上記の二パターンが候補に挙げられます。
ただし、”D”とは”最初の20人”が敵対した者達の名であるため、リリィ女王が元々”Dの一族”だったとは考えにくいです。
そのため、リリィ女王はパターン2のように、”最初の20人”が敵対していたはずの”D”の名を持つ人物と結婚した可能性が高いと言えるでしょう。

”D”が隠し名だった可能性も？

76巻763話にて、本当は人に教えてはいけない名前と言いつつ、「トラファルガー・”D”・ワーテル・ロー」と自身の本名を明かしたロー。
この時のローは、「D」は隠し名と口にしており、最新の手配書にも”D”の名が記されていないほど、隠し続けている状況です。
リリィの場合もローと同じであり、元々”Dの一族”だったものの、イム様を始めとした”最初の20人”から「D」を隠していたのかもしれません。

”Dの一族”についておさらい

”最初の20人”に「イム」という名の人物がいたとのコブラ王の発言から、800年もの間生き続けていると考えられるイム様。
そんなイム様は、コブラ王が五老星に尋ねた”D”について、「”D”とは…かつて我々が敵対した者達の名」と答えました。
”最初の20人”の一人であるイム様は、”Dの一族”と敵対した過去を持ち、現在も”D”を嫌っていると思われます。

▼”Dの一族”の考察記事はこちら

リリィ女王が残した”手紙”の内容は？

イム様・五老星を前にして、上記の内容のリリィ女王の”手紙”を明かしたコブラ王。
一部の内容は不明となっていますが、「夜明けの旗」というワードが鍵と言えそうです。
「夜明け（＝DAWN）」の頭文字が、ルフィ・ローなどの”D”の由来なのかもしれません。

リリィ女王の”手紙”は届けられたもの

”最初の20人”に名を残しつつも、”天竜人”にならずにアラバスタへ戻ったとされているリリィ。
しかし、国に残る古い書物にリリィ女王の名は存在せず、彼女はアラバスタ王国に帰ってきてはいないとのこと。
リリィ女王はアラバスタへと”手紙”を送り、その後、彼女の残した短い”手紙”が代々王家に受け継がれるようになったようです。

”歴史の本文ポーネグリフ”・リリィ女王の関係性について

800年のリリィ女王が犯した”大失態”が、上記のキッカケとなっていると口にしたイム様。
続けて、あの日・・・のリリィのミスがなければ、”歴史の本文”なる忌々しき遺物が世界中に散らばる事はなかったと話しました。
”歴史の本文ポーネグリフ”が世界中に点在する背景には、リリィ女王が大きく関わっていると言えます。

イム様の語る最悪のシナリオとは？

”歴史の本文ポーネグリフ”が世界中に散らばった事に関して、最悪のシナリオが一つあると話すイム様。
上記の二パターンに言及したイム様ですが、最悪のシナリオとは後者の「”歴史の本文ポーネグリフ”の解放が計画的・・・だった」ことと言えるでしょう。
作中の描写から察するに、リリィ女王は意図的に”歴史の本文ポーネグリフ”を世界中へ四散させたようです。

「リリィ女王」とは？

1084話で初めて言及された人物

”リリィ女王”とは、『ONE PIECE』の作中では1084話で初めて言及された人物のこと。
「世界会議レヴェリー」開催中に五老星と面会をしたコブラ王は、「世界政府」の成り立ちを語ると共にリリィ女王の名に触れました。
リリィ女王とは、800年前の当時のアラバスタの王であり、彼女のネフェルタリの名は今も祖国に残り続けています。

ネフェルタリ家についておさらい

ネフェルタリ家とは、アラバスタ王国の王族の名であり、コブラ王・ビビもこの一族の人物です。
800年前、唯一下界に残った”最初の20人”の血族であり、90巻908話では五老星から「言わば裏切り者」と言われている場面も。

800年前の”最初の20人”の一人

”空白の100年”が明けた800年前、”20人の王達”によって作られた「世界政府」。
彼らは世界の創造主として、一族で聖地マリージョアに移り住み、その末裔が”天竜人”と呼ばれ、800年間世界のトップに君臨しています。
ただし、ネフェルタリ家の女王リリィは”最初の20人”に名を残しつつも”天竜人”にならず、アラバスタへと戻ったようです。

国に残る書物に名前が存在しない

国に残る古い書物を読み漁ったコブラ王は、文献にリリィ女王の名がないことに気付いた様子。
リリィ女王は、実際にはアラバスタ王国に帰ってきてはいないようで、リリィ女王の弟がその後のアラバスタを治めているとのこと。
コブラ王はリリィ女王の動向を知りたいのか、五老星に「彼女について何か知れないか……？」と尋ねることに。

アラバスタの国王のキャラとは？

ネフェルタリ家が王を務めているアラバスタ王国では、国王が上記のような変遷を辿っていると思われます。
ただし、リリィ女王はアラバスタ王国に帰っていないようなので、初代国王はリリィ女王の弟という可能性もあるでしょう。
また、コブラ王が第12代国王であるため、一代当たり約60〜70年もの長期間、国王を務めている計算になりそうです。

五老星・イム様との関係性について

五老星はリリィ女王と顔見知り？

コブラ王からリリィ女王について聞かれた際、上記のように返答している五老星。
発言をそのまま受け取ると、五老星はリリィ女王と面識があると捉えられます。
その場合には、五老星は800年前から生き続けており、リリィ女王が下界に残った理由についても把握しているのかもしれません。

リリィ女王の動向を知っている？

リリィ女王について「国に帰ったものと考えていた」と口にし、800年も昔の話で知る由もないと返答した五老星。
ただし彼らは、90巻908話にてネフェルタリ家は800年前に唯一下界に残った「言わば裏切り者」と言及しているのが特徴です。
また、「何かに気づいたか………？話が拗れぬ事を祈ろう」とも続けており、リリィ女王の動向を実際には把握しているとも捉えられそうです。

イム様もリリィ女王について知っている？

コブラ王の前で姿を現したイム様は、「リリィ…」とリリィ女王の名を呟いているのが特徴。
このことから五老星同様、イム様はリリィ女王と知り合いの可能性があると思われます。
「花の部屋」で五老星・コブラ王の会話を聞いていたイム様が、なぜか「虚からの玉座」の間に姿を現したのは、リリィ女王について話すためなのかもしれません。

▼イム様の考察記事はこちら

五老星・イム様は「不老」で確定？

800年前の”最初の20人”の一人である、リリィ女王のことを知っている様子の五老星・イム様。
このことから、五老星・イム様は800年前から生き続けていると考えることができます。
彼らは、”オペオペの実”の能力による「不老手術」を受けているのかもしれません。

”オペオペの実”の「不老手術」について

「人格の移植手術」を始め、利用価値のある能力を持つ”オペオペの実”。
才気ある者が使用した場合には、古来よりの人類の夢さえも叶う”究極の悪魔の実”と呼ぶ者も少なくないようです。
その”オペオペの実”の最上の業は、能力者当人は命を失う代わりに、人に”永遠の命”を与える「不老手術」とのこと。

リリィ女王の”手紙”の内容・”D”との関連

リリィ女王が残した”手紙”の存在

五老星にリリィ女王について尋ねたコブラ王は、何もわからないとの返答を受けると、彼女が残した”手紙”に言及することに。
コブラ王によると、アラバスタ王国の王家には、800年前のリリィ女王の短い”手紙”が代々受け継がれているとのこと。
国に残る古い書物にリリィ女王の名が残っていないにも関わらず、コブラ王が彼女の存在を把握していたのは、この”手紙”の存在が関係しているのではないでしょうか？

”D”との関連について

リリィ女王の”手紙”に言及する前、「では”D”とは？」と五老星に尋ねているコブラ王。
このことから、リリィ女王の”手紙”では、”D”について触れられている可能性が高いです。
手紙には”D”の秘密などは記されていなかったものの、”D”を意識せざるを得ない内容だったのではないでしょうか？

宿命の種族”Dの一族”とは？

コラソンによると、”D”とは真相は誰も知らないものの、世界各地の歴史の裏で脈々と受け継がれている名とのこと。
”D”には”神”に相対する思想があるハズと口にしたコラソンは、”D”の目的は「この世界の破壊」なのかもしれないと推測しました。
”Dの一族”を”神の天敵”と呼ぶ「ある土地」に関しては不明ですが、リリィ女王の手紙にそのように記されていた可能性もありそうです。

リリィ女王が下界に残った理由は？

リリィ女王が下界に残った理由の候補

①”20人の王達”との関係性が悪化？

リリィ女王が”天竜人”にならず、下界に残った理由としては、”20人の王達”と考えが合わなかったことが考えられます。
クローバー博士の仮説によると、”空白の100年”に存在したある巨大な王国が、後に「世界政府」と名乗る連合国に滅ぼされたようです。
連合国側のはずのリリィ女王ですが、実は巨大な王国の側に立っており、この国を滅ぼした連合国とは今後を共にできないと考え、下界に残ることを決めたのではないでしょうか？

②”D”の人物が関係している？

先述の通り、リリィ女王は短い”手紙”を残しており、その内容には”D”が関わっている様子。
リリィ女王が下界に残ったのは、”20人の王達”とではなく、”D”の人物と行動するためだったのではないでしょうか？
その場合、リリィ女王・”D”の人物が恋仲だったなど、”D”の名を持っていたであろう人物の正体にも注目と言えそうです。

③800年前の人物達が関係している？

リリィ女王が実在した800年前には、上記の人物達が生きていたと考えられます。
天月トキは”トキトキの実”の能力で未来へ飛んだものの、他の三人とリリィ女王は同じ時を過ごしていた可能性があるでしょう。
リリィ女王は、彼らの思想・考えに惹かれて下界に残ることを選んだのかもしれません。

ワンピースの関連記事まとめ

『ONE PIECE』考察記事一覧

キャラ関連の考察記事

ストーリー関連の考察記事

劇場版『ONE PIECE FILM RED』関連記事

『ONE PIECE』本誌まとめ記事一覧

▼付録冊子の関連記事一覧

© SHUEISHA Inc. All rights reserved.
※当サイト上で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。