4/1(月)発売の週刊少年ジャンプ2024年18号(4月15日号)掲載の『僕のヒーローアカデミア』の418話「小さな心」の感想・考察をまとめています。
ヒロアカ418話の内容のネタバレやあらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼僕のヒーローアカデミアまとめ記事一覧
41巻 | ||||
---|---|---|---|---|
411話 | 412話 | 413話 | 414話 | 415話 |
416話 | 417話 | 418話 | 419話 | 420話 |
421話 | 422話 | – | – | – |
42巻 | ||||
423話 | 424話 | 425話 | 426話 | 427話 |
428話 | 429話 | 430話 | – | – |
キャラ関連記事 | |
---|---|
オールマイトの死亡説 | 爆豪勝己の死亡・復活説 |
葉隠透の内通者説 | 青山優雅の内通者説 |
白雲朧・黒霧の関係とは? | 荼毘の正体・目的まとめ |
完結関連の予想記事 | |
完結までに残された伏線 | 最終回発情期は起きる? |
ヒロアカ417話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①継承者の中で一人弾き返される志村菜奈
- 固く閉ざされた死柄木に迫るデク
- 世界中の人々の戦いへの反応が描かれる
- デクの拳が死柄木の身体に直撃する
- 継承者たちの”譲渡”に成功することに
- 死柄木の精神の傷に更にダメージが入る
- 継承者の中で志村菜奈が唯一残ることに
- 志村菜奈のみ死柄木に弾き返された様子
- 憎まれているからではないと察する奈々
- 志村菜奈は自分の弱さが原因だと気付く
②死柄木の原点を打とうと目論むデク
- 雄英の制服姿で志村家を前にするデク
- 死柄木から見たデクの姿が現れることに
- デクは「おじゃまします」と宣言する
- 物理的に干渉している状態と気付くデク
- デクは死柄木の深層意識に入っている状態
- 精神が形取られているため干渉し合う様子
- 自分だけ弾かれてしまったことを謝る奈々
- 現在地はいわば死柄木の核であり原点
- デクは死柄木に触れて原点を打つと目論む
③デク・奈々が死柄木の過去を目にする
- 突如現れたステインに抑えつけられるデク
- ステインがリ・デストロへと姿を変える
- 続いてオーバーホールも現れることに
- 治崎を振り切って玄関のドアを開けるデク
- 奈々・弧太朗の写真を目にすることに
- 弧太朗との写真に思わず反応を示す奈々
- 弧太朗が転弧の頬を張る光景へと移行する
- 転弧は真っ黒で表情が分からない状態
- 弧太朗・転弧の元へ近付こうとするデク
- デクはあと一歩のところで”拒絶”される
④崩壊の始まりへと場面が変化する
- 奈々を子どもを捨てた鬼畜と言う弧太朗
- 弧太朗が写真を捨てられなかったと知る奈々
- 奈々がつけた傷が死柄木にまで広がった
- 弧太朗に対して奈々は胸中で謝ることに
- デクの手に”譲渡”の光が宿る様子が描かれる
- 腕を振り上げた弧太朗を奈々が止める
- 奈々の死柄木への”譲渡”が成功する
- 場面が事件の起きた時へと移ることに
- デクの姿が中学生の時へと変化する
- モンちゃんを抱きしめる転弧が描かれる
▼前話417話のネタバレまとめはこちら
ヒロアカ417話終了時のキャラ情報
417話の登場キャラの活躍まとめ
戦闘中の主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
緑谷出久 | ・雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒 ・ヒーロー名は「デク」 ・志村菜奈を除く継承者たちを”譲渡”する ・死柄木の深層意識へと入ることに ・志村菜奈の死柄木への”譲渡”も完了する ・死柄木の更なる過去を目にすることに |
死柄木弔 | ・AFOから身体の主導権を取り戻す ・再生+即死持ち+強化された肉体持ち ・継承者達の”譲渡”でダメージを受ける ・増殖した指に覆われていくことに ・デクに深層意識へと入りこまれる ・原点(オリジン)の”記憶”が描かれていく |
その他の主な登場キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
志村菜奈 | ワン・フォー・オールの七代目継承者 ・オールマイトの師匠 ・死柄木弔の祖母にあたる人物 ・「浮遊」の”個性”を持っていた ・弧太朗が転弧に手を上げるのを止める ・継承者の中で最後に”譲渡”される |
志村弧太朗 | ・志村菜奈の息子/志村転弧の父 ・母・奈々との写真を残していた ・息子・転弧に手を上げてしまう ・転弧によって殺されることに |
志村華 | ・志村弧太朗の娘/志村転弧の姉 ・転弧と共に父の書斎に入り込む ・弧太朗・奈々の写真を転弧に見せる ・姉弟ヒーローになろうと転弧に言う ・転弧によって殺されることに |
志村転弧 | ・志村菜奈の孫/志村弧太朗の息子 ・ヒーローになることを望んでいた ・弧太朗に手を上げられることに ・「崩壊」の”個性”が発現する ・家族全員を殺害してしまう |
A組の生徒20名の現在位置まとめ
場所 | キャラ名 | ||
---|---|---|---|
富士山付近 | 緑谷出久 | – | – |
雄英校舎の手前 | 爆豪勝己 | – | – |
雄英校舎 | 上鳴電気 | 八百万百 | – |
群訝山荘跡 | 麗日お茶子 | 蛙吹梅雨 | 耳郎響香 |
常闇踏陰 | 切島鋭児郎 | 峰田実 | |
轟焦凍 | 飯田天哉 | – | |
蛇腔病院跡 | 芦戸三奈 | – | – |
国立多古場競技場 | 砂藤力道 | 尾白猿夫 | 瀬呂範太 |
セントラル病院前 | 障子目蔵 | 口田甲司 | – |
分断作戦決起点 | 青山優雅 | 葉隠透 | – |
僕のヒーローアカデミアの掲載順まとめ
ヒロアカの直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
6位 | 409話 | ”個性”!!爆破!! | 2024年2号 |
6位 | 410話 | さらば!オール・フォー・ワン | 2024年4・5号 |
5位 | 411話 | 史上最悪の敵 | 2024年6・7号 |
6位 | 412話 | 史上最狂のヒーロー | 2024年8号 |
6位 | 413話 | 鉛の塊 | 2024年9号 |
9位 | 414話 | オーバーレイ | 2024年12号 |
3位 | 415話 | 拒絶 | 2024年13号 |
6位 | 416話 | こじ開けろ!緑谷出久!! | 2024年15号 |
5位 | 417話 | 志村 | 2024年16号 |
3位 | 418話 | 小さな心 | 2024年18号 |
▼次話419話のネタバレ考察はこちら
次号は表紙&巻頭カラー!
4月8日(月)発売の週刊少年ジャンプ19号では、『僕のヒーローアカデミア』が表紙&巻頭カラーで掲載されることに。
TVアニメ7期の放送開始を始め、コミックス40巻発売という節目のタイミングとなっています。
また、第9回キャラ人気投票の結果発表も予定しており、巻頭カラーにはTOP10のキャラ達が描かれることになるでしょう。
ヒロアカ418話のあらすじ・ネタバレ
デクが「崩壊」の発現を目にする
死柄木の深層意識に入ったデクは、中学生の頃の学ランの姿にて、「みんな嫌いだ」と涙を流す志村転弧の姿を見つけることに。
群訝の時に感じたように、泣いている子どもを目にして、思わず駆け寄ろうとするデク。
しかしその瞬間、転弧が抱き締めていた犬(モンちゃん)が崩れることとなり、手が血で染まった転弧を目に当たりにしたデクは、ここで初めて「崩壊」が発現したと思い至ります。
そんな状況下において、背後からは転弧の姉・華が現れ、デクは「そんな…そういう事か…!」と何かに気付いた様子を見えることに。
この後起きること・ここが核心と察したデクの前では、バラバラのモンちゃんを見て悲鳴を上げる華、声が出ずに息を荒げる転弧が描かれます。
志村転弧を真正面から止めるデク
転弧が助けを求めて華に追い縋ろうとする中、その転弧の前には、子どもの頃の姿となったデクが立ちはだかることとなりました。
転弧の手を掴みながら「ここで決着をつける!」と意気込むデクは、今いる場所について記憶が具象化する世界だと振り返ることに。
転弧の「崩壊」を手に食らいつつも、「イメージしろ!離すな!!」「思い出し続けろ ”手”を!!」と自身に言い聞かせるデク。
一方の転弧は、「崩壊」の”個性”を受けている状態にも関わらず、自分の手を掴み続けるデクに対して、思わず「なんで…!」と口にすることに。
痛みに涙を溢れさせるデクは、OFAは全てぶつけたため、今度は自分自身をぶつけると覚悟を決めると共に、「だって 泣いてる」と返答しました。
心が揺れている様子の志村転弧
デクの言葉を受けて「違うよ…」と否定すると、「僕は…僕が…選んだんだ」と続ける転弧。
対するデクに、転弧の感情がなだれ込んできている状態の中、転弧は自分の意志でこの家・家族を壊したと口にします。
「じゃなきゃ この手はなんなんだ」と言う転弧は、涙ながらに「僕がこうして生まれた事を 誰が肯定できる!?」とデクに問い掛けることに。
今いる場所が死柄木の核・原点であり、最も繊細で柔らかいところだと思い返しつつ、転弧の手を離してはいけないと自身に言い聞かせるデク。
転弧が強い憎しみ・カタルシスと同時に、悲しみ・困惑を覚えていると察し、デクは「この時まだ転弧は揺れていた…!」と状況を整理します。
デクが転弧の手を掴み続ける
デクに「手を離せ…!」と言いつつも、誰も手を差し伸べてくれなかった当時を回想する転弧。
そんな転弧には、今度は逆にデクが「殺して止める以外方法がないかもしれない」「具体的にどうすればいいのかもわからないけれど──…」と口にした時の記憶が流れ込むことに。
「憎しみが……!壊れる…!こんな…!」と反応を示す転弧の一方で、自身の手が崩壊させられながらも、転弧の手を掴み続けるデク。
痛みに思わず涙を溢れさせるデクは、自分は手を掴んでもらって安心したと言及し、転弧に対して「だから……来たっ」と言い放ちます。
次の瞬間、憎しみが壊れていった転弧に対し、「崩壊」の”個性”で腕が崩れている状態ながらも、デクが頭を合わせる光景が描かれることに。
死柄木が幼少期の頃の記憶を目にする
デクに憎しみを壊された転弧は、更に過去の記憶を思い出すことに。
公園で二人の少年と遊んでいる場面が描かれ、それぞれの少年の名をみっくん・ともちゃんと心の中で口にする転弧。
二人と共にヒーローごっこを始めた転弧は、「じゃあ転ちゃんがオールマイトね!」と言われ、喜びに思わず顔を綻ばせます。
しかし、その後に二人の元から視線を背けた転弧は、「ううん 僕は敵だ」「悪意を持って壊す」と言葉を続けることに。
荼毘・トガなどの敵連合の面々が背景で見守る中、デクの前の志村転弧は、体が崩れ始めて現在の死柄木弔に姿を変える様子が描かれます。
敵のヒーローになると言う死柄木
ボロボロの状態ながらも、たとえ憎しみを打ち砕かれようと、からっぽになろうと、「敵のヒーローにならなきゃ」と口にする死柄木。
場面は現実へと戻り、戦いの様子をスマホで確認して「…やっちまえ」と呟く人が描かれます。
他にも、「こんな世の中 ブッ壊せ」「壊してくれよ トムラシガラキ」などと口にする人物の存在にも触れられることに。
そんな中、現実世界では死柄木を覆い尽くしていた指が崩れ始め、作戦本部では「中は…緑谷は一体──」と心配する人物が描かれます。
死柄木・転弧以外の記憶が流れ始める
死柄木が自身の思いを口にした次の瞬間、場面は死柄木のものではない記憶へと移行することに。
背後から「志村さん」と話しかけられ、志村弧太朗が「ああ!甲賀建設の!」と返答する光景を目にして、「なんだ?」と疑問を抱く死柄木。
とある人物の視点による記憶を目にし、死柄木は「なんだこの記憶 知らない」と状況を把握できていない様子を見せます。
記憶の中では、転弧に関して「”個性”はもう?」と聞かれた弧太朗が、「それがまだ…」と返答する会話が繰り広げられていました。
デク自身も「…転弧のじゃない…」と思い至る様子を見せる中、ワイングラスを手にした人物について「なんだ こいつは」と思う死柄木。
死柄木がAFOに呑み込まれることに
死柄木・デクが記憶を目にした次の瞬間、二人の下の地面はAFOの顔へと突如変化することに。
口の中に落ちた死柄木をそのまま呑み込むと、「ああ…愚かなる器…!」と口にするAFO。
続けて、AFOは「何者でも無い少年に心をねじ伏せられるとは」と言い、「弱いまま強くあろうなど ああ愚かな志村転弧」と哀れみます。
子供の頃の姿で両腕を失っているデクが落下する中、AFOは「おまえは今まで 何一つ選んでなどいないのに」と言及することに。
ヒロアカ418話の内容・ネタバレまとめ
本誌418話の内容・ネタバレ一覧
①志村転弧の前に立ちはだかるデク
- 泣いている志村転弧の姿を見つけるデク
- 群訝で感じたものと同じと気付くことに
- 転弧の手の中でモンちゃんが死亡する
- 初めて「崩壊」が発現したと気付くデク
- デクの背後から転弧の姉・華が現れる
- この後の出来事・ここが核心と察するデク
- 転弧の前にデクが立ちはだかることに
- ここで決着をつけると意気込むデク
- デクは自分自身をぶつけると決意する
- 転弧が泣いていることを指摘するデク
②デクが転弧に自身をぶつける
- デクに転弧の感情がなだれ込んでいる状態
- 自分の意志で家・家族を壊したと言う転弧
- 手を離さないよう自分に言い聞かせるデク
- この時点ではまだ転弧は揺れていたと判明
- 転弧にもデクの感情が流れ込むことに
- 自分の憎しみが壊れると気付く転弧
- 手を掴んでもらって安心したと言うデク
- デクの両腕が「崩壊」で崩れてしまう
- 転弧の頭に自身の頭をぶつけるデク
③ヴィランのヒーローになると言う死柄木
- 転弧の更なる過去へと場面が移る
- 友だちとヒーローごっこをして遊ぶ転弧
- オールマイト役を任され笑顔を浮かべる
- 自分は敵・悪意を持って壊すと言う転弧
- 敵連合の面々が背景に描かれることに
- デクの前で転弧が死柄木へと姿を変えていく
- 敵のヒーローにならなきゃと言う死柄木
- 死柄木の勝利の望む人々の反応が描かれる
- 現実世界では死柄木を覆う指が崩れていく
④死柄木の深層意識にAFOが現れる
- 死柄木のものではない記憶が描かれる
- 志村弧太朗に話しかける謎の人物
- 死柄木は記憶の内容を知らない様子
- 記憶の持ち主は転弧について弧太朗に問う
- 転弧の”個性”は未発現と答える弧太朗
- 記憶の持ち主の正体を疑問に思う死柄木
- デク・死柄木の下の地面がAFOの顔となる
- AFOの口の中に落ちて呑み込まれる死柄木
- 両腕を失ったまま子供の姿で落下するデク
- 死柄木が何一つ選んでいないと言うAFO
▼次話419話のネタバレ考察はこちら
ヒロアカ本誌418話の感想・考察まとめ
418話のサブタイトルに関して
418話のサブタイトルは「小さな心」ですが、383話と全く同じタイトルとなっています。
蛇腔病院跡が舞台となり、敵を相手に芦戸の活躍が描かれることとなった383話。
418話が単行本に収録される際には、サブタイトルが変更になる可能性があると言えそうです。
デクが群訝で感じたもののおさらい
群訝・蛇腔での全面戦争にて、OFA内に死柄木の自意識が侵入してきた際、デクは憎しみのその奥に泣いている子どもを感じたとのこと。
一方、418話の冒頭で泣いている志村転弧を目にしたデクは、「群訝で感じたのと同じ──…」と胸中で思っているのが特徴です。
デクが死柄木の奥に感じていたのは、305話で描かれていた通り、転弧がモンちゃんを抱き締めて泣いていた場面と言えるでしょう。
初めて「崩壊」が発現したと気付くデク
転弧の元に駆け寄ろうとした中、転弧に抱き締められていたモンちゃんがバラバラとなる光景を目の当たりにするデク。
転弧の手が血で染まるのを目にして、この場面で初めて「崩壊」が発現したと察します。
続けて、姉の志村華が転弧の元に現れたのを目にすると、この後起きる事が死柄木の核心・原点だと思い至ることに。
デクが志村転弧の前に立ちはだかる
声が出ない状態となり、華に追い縋ろうとする転弧でしたが、その前には転弧と同様に5歳頃の姿となったデクが立ちはだかります。
「ここで決着をつける!」と転弧の手を掴むデクは、「崩壊」で手が崩れていく中、自身に”手”を思い出し続けるように言い聞かせることに。
現在のデクは、死柄木の深層意識の中の記憶が具象化する世界にいるため、イメージすることで”手”の崩壊を防いでいると言えるでしょう。
自分自身をぶつけると決心するデク
転弧を抑えながらも、胸中で「OFAは全部ぶつけた!」と思考するデク。
一方の転弧は、「崩壊」の”個性”で自身の手が崩れていくにも関わらず、手を離さないデクを前にして、思わず「なんで…!」と呟くことに。
そんな転弧に対し、デクは「僕自身をぶつけろ!」と自身に言い聞かせつつも、「だって 泣いてる」と返答しました。
デクを前にして涙を流す転弧
泣いていると指摘されて「違うよ…」と呟くと、「僕は… 僕が…選んだんだ」と口にする転弧。
デクに対して転弧の感情がなだれ込む中、自分の意志でこの家・家族を壊したと主張します。
「じゃなきゃ この手はなんなんだ」と言う転弧は、涙ながらに「僕がこうして生まれた事を 誰が肯定できる!?」と続けており、自身の存在意義・「崩壊」の”個性”に言及したと捉えられます。
当時の転弧が揺れていたと察するデク
当時の転弧の心中 | ||
---|---|---|
強い憎しみ カタルシス | VS | 悲しみ 困惑 |
涙を流して思いを吐露する転弧を前にして、ここが死柄木の原点であり、最も繊細で柔らかいところだと再認識するデク。
転弧に弾かれそうになるも、「だめだ離すな──!」と手を掴み続けることを意識します。
また、転弧の感情がなだれ込んで来たことで、デクは転弧の心中が上記のようになっており、この時はまだ揺れていたと察することに。
過去の記憶を思い出す転弧
「崩壊」を受けているにも関わらず、手を離さないデクに対して「手を離せ…!」と言う転弧。
続くコマでは、家・家族を壊した後の転弧が街中を一人で歩く様子が描かれることに。
この時の転弧は、誰にも手を差し伸べてもらえなかったものの、現在では反対にデクに手を掴まれている状況となっています。
転弧にもデクの感情が流れ込む
「具体的にどうすればいいのかもわからないけれど──…」
「僕はあの子を救けたい」
引用元:『僕のヒーローアカデミア』31巻305話
転弧の脳裏に過去の記憶が過ぎる中、デクに手を掴まれているためか、今度は逆にデクの感情が転弧に流れ込むことに。
上記の会話のコマが描かれているため、「僕はあの子を救けたい」と宣言した時のデクの感情が、転弧に流れ込んだと考えられます。
デクに手を掴まれている状態の転弧は、「憎しみが……!壊れる…!こんな…!」と反応しており、憎しみが薄れていっているようです。
デクが自分自身を転弧にぶつける
手を離すように言う転弧に対し、涙を溢れさせながらも「僕は手を掴んでもらって 安心したから」と口にするデク。
「だから……来たっ」と口にすると、次の瞬間、転弧と頭を合わせるような描写がされることに。
「崩壊」を受けて両腕を失っている状態のデクですが、継承者たちに続き、今度は自分自身を転弧にぶつけたと捉えられるでしょう。
転弧のヒーローごっこの記憶が描かれる
デクが自分自身をぶつけた後、転弧はみっくん・ともちゃんとヒーローごっこをして遊んだ時の、更なる過去の記憶を目にすることに。
25巻235話でも言及されていた通り、仲間外れにされていたみっくん・ともちゃんの二人。
しかし、転弧は二人に一緒に遊ぼうと声を掛け、ヒーローごっこにて「転ちゃんはオールマイト」と言われ、笑顔を浮かべる様子が描かれました。
デクの前で転弧が死柄木へと姿を変える
敵連合の主要キャラ一覧 | ||
---|---|---|
死柄木弔 | 荼毘 | トガヒミコ |
スピナー | トゥワイス | Mr.コンプレス |
ヒーローごっこをするかと思いきや、二人から視線を外して「ううん」と言い、「僕は敵だ 悪意を持って壊す」と続ける転弧。
そんな中、デク・転弧の背景には上記の敵連合の面々が描かれ、デクの目の前で転弧は死柄木へと姿を変えていくことに。
死柄木はボロボロの状態ながらも、たとえ憎しみを打ち砕かれようと、からっぽになろうと、「敵のヒーローにならなきゃ」と口にしました。
死柄木を応援する人々も描かれる
死柄木が敵のヒーローを望む中、現実では戦いを見守る世界中の人々の反応も描かれることに。
「…やっちまえ」と呟く人を始め、「こんな世の中ブッ壊せ」「壊してくれよ トムラシガラキ」と死柄木を応援する人も存在しているようです。
死柄木の名を口にした海外の人物は、404話にてAFOがオールマイトの体を裂こうとする場面でも描かれているのが特徴です。
現実世界の状況が明らかとなる
死柄木の深層意識内にて、デク・死柄木が対峙している中、現実では死柄木を覆っていた指が崩れていく光景が存在しました。
指の塊をかき分けていったデクの現状、中の様子は不明のようで、捜査本部では警戒の声を上げる人物が描かれます。
場面が現実へと戻った後、デク・死柄木の二人の状態を始め、デクの”個性”の状況などに注目と言えるでしょう。
僕のヒーローアカデミア418話の展開予想
※以下の内容は、週刊少年ジャンプ2024年18号発売前に掲載した418話の展開予想となります。
あらかじめご注意ください。
デクが志村転弧の起こした事件を目にする?
417話の最後では場面が入れ替わり、志村転弧が家族全員を殺害する少し前へと移行することに。
現在のデクは、死柄木の深層意識に入り込んでいる状態のため、このまま死柄木の原点を目にする展開になると思われます。
志村転弧の「崩壊」が暴走する中、デクがどのような行動を取るのかに注目と言えるでしょう。
志村転弧が起こした事件のおさらい
① | 「崩壊」の”個性”の暴走が起きる |
---|---|
② | 手に抱いていたモンちゃんがバラバラとなる |
③ | 姉「志村華」をも殺害してしまう |
④ | 母・祖父母の三人もバラバラとなる |
⑤ | 父「志村弧太朗」に頭を殴られる |
⑥ | 明確な殺意を持って弧太朗を殺害する |
志村転弧が家族全員を殺した過程は、上記の通りの流れとなっています。
一方、継承者として精神が形取られている状態のデクは、死柄木の深層意識と物理的に干渉し合う状況と言えるでしょう。
志村菜奈と共に転弧の過去に干渉したように、デクは「崩壊」の暴走を止める、もしくは転弧が上記の事件を起こすのを防ぐのかもしれません。
幼少期のデク・志村転弧が顔を合わせる?
上記のように、死柄木の原点に近付くにつれ、デクの格好は昔に遡っているのが特徴です。
このまま話が進んでいくと、幼少期のデク・志村転弧が顔を合わせる流れになると考えられます。
305話の描写と同じように、幼少期のデク・志村転弧が対峙し、デクが転弧に手を差し伸べる光景が描かれるのではないでしょうか?
志村転弧の幼少期の夢について
「あの時僕が 言ってほしかったのは」
引用元:『僕のヒーローアカデミア』24巻234話
24巻234話にて、幼少期の頃の記憶を思い出した死柄木は、胸中で上記のように思うことに。
この「あの時僕が 言ってほしかったのは」に続く内容は不明なものの、幼少期の志村転弧はヒーローになることを夢見ていたのが特徴です。
418話以降では、死柄木が幼少期に望んでいた、周囲の大人に言って欲しかったセリフの詳細が明かされるのかもしれません。
緑谷出久が志村転弧に言葉を掛ける?
緑谷出久の場合 | ||
---|---|---|
1巻 | 1話 | 「違うんだ お母さん」 「あの時僕が 言ってほしかったのは」 |
志村転弧の場合 | ||
24巻 | 234話 | 「思い出した 全部」 「あの時 僕が言ってほしかったのは」 |
先述の死柄木のモノローグは、上記のようにデクのモノローグと対比されていると捉えられます。
デクの場合、上記のモノローグの後に、オールマイトから「君はヒーローになれる」との言葉を掛けられることとなりました。
この対比から察するに、志村転弧の場合も同様に、デクから「君はヒーローになれる」と言われるような展開になるのではないでしょうか?
デクは「超パワー」のみで戦うことに?
410話で失った継承者・”個性” | ||
---|---|---|
四代目 | 四ノ森避影 | 危機感知 |
414話で”譲渡”した継承者・個性 | ||
二代目 | 駆藤 | 変速 |
415話で”譲渡”した継承者・個性 | ||
六代目 | 煙 | 煙幕 |
417話で”譲渡”した継承者・個性 | ||
初代 | 死柄木与一 | – |
三代目 | ブルース | 発勁 |
五代目 | 万縄大悟郎 | 黒鞭 |
七代目 | 志村菜奈 | 浮遊 |
八代目 | 八木俊典 | – |
二代目の提案を受け、歴代継承者を”譲渡”する形で精神の傷にぶつけ、死柄木の精神を直接叩く戦い方を選ぶこととなったデク。
話が進むにつれ、上記の流れで継承者・”個性”を失っていき、417話では全ての継承者・”個性”を失う結果となりました。
現在のデクにはOFAのみが残っていると思われ、「黒鞭」が発現する前と同様に、デクは超パワーのみを用いて戦うことになるでしょう。
AFOの切札が明らかとなる?
410話の冒頭にて、”向こうの僕”が死柄木に呑まれたと推測していたAFO。
その際、死柄木の様子からして、”向こうの僕”はあの切札を切る事なくやられたに違いないとのAFOのモノローグが記されていました。
この描写は伏線であり、今後の展開では死柄木の中の”もう一人のAFO”が残していた、切札の正体が明かされる可能性が高いでしょう。
志村転弧の”記憶”が鍵となる?
該当話 | 出来事 | |
---|---|---|
24巻 | 235話 | 何者かに家に送り届けられる |
415話では、24巻235話の「志村転弧:オリジン」の回と同様の、何者かと手を繋ぐ志村転弧の過去の”記憶”が描かれることに。
この志村転弧と手を繋ぐ人物は、スーツ姿のAFOとそっくりであり、このタイミングで描かれたのは何らかの意図があると考えられるでしょう。
先述の通り、切札を残している様子のAFOですが、幼少期の志村転弧と接触していたことが関係しているのかもしれません。
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31巻 | ||||
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296話 | 297話 | 298話 | 299話 | 300話 |
301話 | 302話 | 303話 | 304話 | 305話 |
306話 | – | – | – | – |
32巻 | ||||
307話 | 308話 | 309話 | 310話 | 311話 |
312話 | 313話 | 314話 | 315話 | 316話 |
317話 | 318話 | – | – | – |
33巻 | ||||
319話 | 320話 | 321話 | 322話 | 323話 |
324話 | 325話 | 326話 | 327話 | 328話 |
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