7/29(月)発売の週刊少年ジャンプ2024年35号(8月12日号)掲載の『僕のヒーローアカデミア』の429話「私が来た!」の感想・考察をまとめています。
ヒロアカ429話の内容のネタバレやあらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼僕のヒーローアカデミアまとめ記事一覧
41巻 | ||||
---|---|---|---|---|
411話 | 412話 | 413話 | 414話 | 415話 |
416話 | 417話 | 418話 | 419話 | 420話 |
421話 | 422話 | – | – | – |
42巻 | ||||
423話 | 424話 | 425話 | 426話 | 427話 |
428話 | 429話 | 430話 | – | – |
キャラ関連記事 | |
---|---|
オールマイトの死亡説 | 爆豪勝己の死亡・復活説 |
葉隠透の内通者説 | 青山優雅の内通者説 |
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ヒロアカ428話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①一年生から声を掛けられるデク
- 2年A組の教室の外で一年生を嗜める飯田
- 飯田は爆豪たちの後遺症へと言及する
- 更に畏まって謝罪を口にする一年生たち
- 心操が爆豪に抱いていたイメージを語る
- 爆豪が女性に距離を置かれていたと言うデク
- 一年生の一人がデクに声を掛けることに
- スピナーを思い浮かべて痛みを覚えるデク
- デクたちに視線を向けるお茶子が描かれる
- 2年A組には取材交渉が来ているとのこと
- 生徒の気持ちを考慮して取材を断る相澤先生
②デクたちが復旧活動を手伝うことに
- 2年A組の面々が復旧活動に駆り出される
- サイドキックとして活躍中のサンイーター
- 爆豪に休んでいればいいと言うジーニスト
- エッジショットは徐々に回復している様子
- 元より全部獲りに言ったつもりと続ける
- エッジショットの返答に笑みを浮かべる爆豪
- 住民たちからおにぎりの差し入れがされる
- クヨクヨしてられないと思ったと話す住人
- 自分たちでいくらでも作り直すと口にする
- 雄英から予定にないバスが到着することに
③お茶子の様子に反応を見せるデク
- セメントスと共に一年生が現れることに
- 詫び圧に耐えられなかったと言うセメントス
- 先輩たちの力になりたいと主張する一年生
- 一年生は隅で軽作業を担当することに
- 頑張りが数珠繋ぎになっていくと言う住民
- 目の前の光景を受けて良かったと呟くお茶子
- デクはお茶子が無理をしていると察した?
- おにぎりを美味しそうに頬張るお茶子
- デクはお茶子を見て再度痛みを覚える
④デクがお茶子の元に駆けつける
- 雄英では寮制が緩和されている様子
- お茶子の既読がつかないと言う梅雨ちゃん
- 決戦前にデクと話した場所に訪れたお茶子
- トガ・お茶子の結末はカメラに映らなかった
- 本当に終わった・決着がついたと思うお茶子
- お茶子は堪え切れずに涙を溢れさせる
- 死ぬ前のトガの表情が脳裏を過ぎることに
- 気持ちをしまっておこうと考えるお茶子
- 涙を流すお茶子の元にデクが駆けつける
▼前話428話のネタバレまとめはこちら
ヒロアカ428話終了時のキャラ情報
学生ヒーローの主な登場キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
緑谷出久 | ・ヒーロー名は「デク」 ・まだ残り火が燻っている状態と判明 ・一年生の言葉に痛みを覚える ・コスチュームが新しくなった? ・お茶子が無理をしていると気付く ・一人で泣くお茶子の元に姿を現す |
爆豪勝己 | ・「大・爆・殺・神ダイナマイト」を名乗る ・「爆破」の”個性”を使用する ・右腕が元には戻らないと判明する ・新入生たちから追い掛けられる ・復旧活動では軽作業を行うことに ・エッジショットとの会話で笑みを見せる |
麗日お茶子 | ・ヒーロー名は「ウラビティ」 ・「無重力」の”個性”を持つ ・トガから輸血を受けて生存する ・雄英を離れて高台で一人になる ・一人きりとなって涙を流す ・傷・気持ちをしまっておこうとする |
蛙吹梅雨 | ・ヒーロー名は「フロッピー」 ・「蛙」の”個性”を持つ ・第二次決戦ではトガヒミコと戦った ・お茶子を心配する様子を見せる ・お茶子の既読がつかないと明かす |
プロヒーローの主な登場キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
相澤消太 | ・ヒーロー名は「イレイザーヘッド」 ・「抹消」の”個性”を持つ ・全面戦争で右目・左足を失う ・”個性”はほぼ使い物にならない状態 ・2年A組への取材を断ることに |
セメントス | ・本名は「石山堅」 ・「セメント」の”個性”を持つ ・第二次決戦では”天空の棺”で活躍した ・新一年生の担任を務めている ・一年生の詫び圧に耐えられなかった様子 |
ベストジーニスト | ・No.3プロヒーロー ・本名は「袴田維」 ・「ファイバーマスター」の”個性”を持つ ・第二次決戦では”天空の棺”で活躍した ・復旧活動を行う爆豪に心配を見せる |
エッジショット | ・No.4プロヒーロー ・本名は「紙原伸也」 ・「紙肢」の”個性”を持つ ・現在は糸のような姿のままとなっている ・本人曰く体は元に戻るとのこと |
ファットガム | ・本名は「豊満太志郎」 ・「脂肪吸着」の”個性”を持つ ・第二次決戦ではKUNIEDAと戦った ・現在は復旧活動を行なっている ・サンイーターをサイドキックとして雇う |
サンイーター | ・本名は「天喰環」 ・「再現」の”個性”を持つ ・元・雄英BIG3の一人 ・第二次決戦では”天空の棺”で活躍した ・ファットガムのサイドキックとなる |
僕のヒーローアカデミアの掲載順まとめ
ヒロアカの直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
6位 | 420話 | 相澤くんから | 2024年20号 |
5位 | 421話 | WE ARE HERE | 2024年22・23号 |
6位 | 422話 | 緑谷出久:ライジング | 2024年24号 |
3位 | 423話 | OFA vs AFO | 2024年25号 |
7位 | 424話 | エピローグ | 2024年27号 |
5位 | 425話 | 季節外れの | 2024年28号 |
5位 | 426話 | 地獄の轟くん家・FINAL | 2024年31号 |
9位 | 427話 | 死柄木弔とはなんだったのか | 2024年32号 |
3位 | 428話 | 笑顔が好きな女の子 | 2024年34号 |
1位 | 429話 | 私が来た! | 2024年35号 |
最終話はセンターカラーでの掲載!
少年ジャンプ36・37合併号では、『僕のヒーローアカデミア』が遂に完結することに。
連載最終話を記念して、ヒロアカはポスターセンターカラーでの掲載を予定しています。
また、連載完結記念の堀越先生描き下ろしのメッセージカードが付録となっており、その他にも様々な最新情報が公開されるとのこと。
▼最終回430話の展開予想はこちら
ヒロアカ429話のあらすじ・ネタバレ
少年の過去・現在が明らかとなる
”個性”が「家系のどこにも属さない突然変異」と判明し、両親を始めとした家族が急に優しくなくなったと、とある少年の独白から始まる430話。
425話で登場した少年は、家族みんなに縛り付けられて地下室に閉じ込められ、恐怖・悲しみを覚えて泣き叫んでいたところ、大きく開かないように口を縫われたとのこと。
その後、何年経ったかもわからないある日、少年の家族は「この国は終わる」と言って、一抱えの水・菓子パンを地下室に放り込んだきり、少年の前には二度と現れなくなったようです。
しばらく経って、もの凄い衝撃と共に地下室に亀裂が入り、なんとか外に出ることができた少年。
久し振りの日の光は、とても痛くて恐かったと感じつつ、少年は何がいけなかったのだろう・何でこんなに悲しいのだろうと思うことに。
建物の間から現れた少年は、人々が笑顔でいる光景を目の当たりにし、とにかく自分はずっと怖くて悲しいにも関わらず、「どうしてこの人たちは笑っているんだろう」と疑問を抱きました。
お茶子の元にデクが駆けつける
場面は戻り、一人で涙を流していたお茶子は、トガから「お茶子ちゃんは ヒーローらしく正しい事をするだけでよかったのに」「なのに余計な事”考えて”…」と言われたことを思い出します。
人の喜ぶ顔が好きだったため、ヒーローを目指したと振り返るお茶子は、「私は ヒミコちゃんの命の上に生かされた」と思うことに。
お茶子が涙を抑えられず、「私のした事は──」と考える中、その場にはデクが「OFA」を発動して登場し、「麗日さん!!」と声を掛けます。
一人泣いていたのを隠そうとして、両腕で勢いよく自分の顔を隠しつつ、「どうしてここが どうやって…」と問い掛けるお茶子。
デクは「なんとなく…!」と返答し、ワン・フォー・オールで飛んできたと言うと、「此処は大切な話をした場所だから」と続けました。
デクがお茶子に言葉をかける
涙の跡を両腕の袖で拭いつつ、「そうやなくて 一旦家帰るって言ったやん」と口にするお茶子。
一方のデクは、「帰れてたら帰れてたで良いんだ」と返答しますが、「でも此処にいると思ったんだ」と続けることに。
一連の発言を受け、「…何で…見られたくないのに」と言うお茶子に、「ごめん」と謝るも、「でも…見せてほしいんだ」と言葉を掛けるデク。
第二次決戦の終結後、お茶子と言葉を交わした場面を回想したデクは、「だって麗日さんは いつもそうじゃないか」と口にします。
お茶子が再び涙を浮かべる中、デクは入試の時・合否のポイントを例に挙げ、お茶子がいつも自分の事より他人を優先していると言及しました。
お茶子を自分のヒーローと言うデク
A組・Bとの対抗戦にて「黒鞭」の暴走から助けてもらった時、雄英の屋上からお茶子が避難民に呼び掛けた時を思い返しつつ、「ずっと救けられっぱなしだ!」と声を上げるデク。
涙を溢れさせるお茶子に対し、デクは「僕のヒーローだ!」と言うと、「だから…君の強さだけに寄りかからない」と続けます。
お茶子に向かって足を踏み出すと、デクはお茶子に手を差し出しながら、「手を握るだけで心が和らぐんだよ」と口にしました。
デクに手を取ってもらい、遂に涙を抑えきれなくなったお茶子は、「…ヒミコちゃん 私のせいで死んじゃった」と話し始めます。
デクの前で涙を流す中、お茶子の「ヒーローが辛い時 誰がヒーローを守ってあげられるだろう」というモノローグが記されることに。
トガへの気持ちを明かすお茶子
デクが寄り添う中、自分が刺されなかったら・余計な事を考えたからと、トガが死んでしまった理由に言及するお茶子。
トガの”個性”は、人に血を分けられる”個性”であり、「あんな形でなくても…!見つけられる方法がなかったかなあっ!!」と涙を溢れさせます。
続けて、お茶子が「もっと早く…!!! 気付けてたら!!」「もっと 子どもの時に会えてたら違ったかなあ!?」と抱えていた思いを吐露する中、デクも思わず涙を浮かべることに。
自分も転弧・死柄木弔に同じ事を引きずっていると言うデクは、「この戦いをこれまでと同じように消費していかないように」と口にします。
AFOにかつて「君の選んだ道は茨だぜ」と言われたことに言及するも、デクは「それでも…──余計なお世話でも手を差し伸べていけば…きっと必ず!!」と続けました。
A組の残りの面々も駆けつけることに
デク・お茶子が話している中、背後からは「あ!! マジでいたア!!」との声が響き、相澤先生・A組の残りの生徒たちが駆けつけました。
そんな中、梅雨ちゃんは「お茶子ちゃんのばか!」と言いながら駆け寄ると、お茶子に「言ってくれるの待ってたのよ 何でも思ったら言っていいのよ」と抱きつくことに。
自分の手を見つめ、”残り火”が残っていることを確認して拳を握り締めるデクに対し、「残り火大丈夫か?」と問い掛ける爆豪。
そのやり取りを聞き、「”残り火”…って え…それって」と反応した峰田たちは、「なんで言ってくんねーんだよ」とデクにも駆け寄ります。
「ワン・フォー・オールは完遂した」と思うデクは、義勇の力が紡ぎ上げた力の結晶を、今度は皆で紡げていけたらと思うことに。
青山送別会・エリちゃんのお歌が披露される
A組の面々の描写の後、場面は雄英高校へと戻り、B組の面々の様子が描かれます。
雄英の入り口の途中には、「ファントムシーフ」と記された物間の銅像が飾られていました。
また、先端が光るコーンハットを被る青山を中心に、寮内では「青山送別会」が開かれることに。
耳郎がギターを手にする中、マイクを手にしてお歌を披露しようとするエリちゃん。
しかし、エリちゃんは歌い始めると同時に、ダイナミックにその場を飛び跳ね、驚きのあまり口を開くデクたちが描かれました。
チャートの拡大を提案するホークス
一方その頃、オールマイトは新公安委員長となったホークスから、ヒーロービルボードチャートの拡大の案を聞いていました。
勿論復興の目処が立ってからと話すホークスは、今回の戦いは自分たちヒーロー以外の活躍が大きすぎたと言い、現職業ヒーローと併せて”英雄”もピックアップしていくと口にします。
オールマイトが、人気制度を失くす方に傾くと思っていたと話す一方で、チャートの功を捨てずにアップデートしたいと主張するホークス。
また、ホークスはどんな”最高”にも手には限りがあると言うと、「より多くを救えるとしたら それはきっと職業ヒーローじゃない」と話します。
一連の言葉を受け、オールマイトが「最高のヒーローがたくさんいるような──」と口にする中、「えぇ」と肯定するホークス。
老人の女性が少年に手を差し伸べる
場面は冒頭へと戻り、フラつきながら通りへと出てきた少年は、笑顔を浮かべる人々を尻目に「何で僕だけこんなに!!」と怒りを覚えます。
少年の指先から”個性”が暴発しそうになった次の瞬間、とある老人の女性が少年の手を取り、「ボク!」と話し掛けました。
震えながら少年と目を合わす女性は、以前に志村転弧の前から立ち去った人物であり、彼女はあの後転弧がヒーローに助けてもらえたのか、今でも寝れなくなる時があるとのこと。
その女性は、デクの戦いを見ていた時を思い出すと、少年に対して「もう大丈夫だからね ”おばあちゃんが来た”からね」と言葉を掛けました。
その場にはデク・お茶子の姿があり、二人は少年の異変に気付いていたのか、駆けつけようとしていたものの、女性が少年に手を差し出す場面を目撃し、顔を見合わせて笑顔を浮かべることに。
ホークスは、あの日の緑谷出久がもたらした”何かせずにはいられない”という精神は、きっと皆に届いたと言うと、「そしてその先にはある筈です ヒーローが暇な社会」と口にしました。
ヒロアカ429話の内容・ネタバレまとめ
本誌429話の内容・ネタバレ一覧
①新キャラの少年の過去が判明する
- 少年の”個性”が突然変異と判明する
- 家族は少年を地下室に閉じ込めた
- 少年の口は大きく開かないように縫われた
- 全面戦争後に家族は二度と現れなくなった
- しばらく経って少年は外に出られるように
- とにかく恐い・悲しいと思っている少年
- 少年は人々の笑顔に疑問を抱くことに
- 涙を抑えきれずに一人嗚咽を漏らすお茶子
- お茶子はトガの命の上に生かされた
- デクが一人泣くお茶子の元に駆けつける
②デクがお茶子を自分のヒーローと言う
- 此処を大切な話をした場所と言うデク
- デクはお茶子が此処にいると思ったと話す
- お茶子に謝りつつ見せてほしいと言うデク
- デクはお茶子が他人を優先していたと続ける
- お茶子に救けられっぱなしと口にするデク
- デクはお茶子を自分のヒーローだと断言する
- お茶子に歩み寄って手を差し伸べるデク
- トガが自分のせいで死んだと涙を流すお茶子
- 涙ながらにトガへの思いを明かすことに
- 死柄木に同じ事を引きずっていると言うデク
③青山の送別会が行われることに
- デクは手を差し伸べていけば必ずと続ける
- 二人の元にA組の面々が駆けつけることに
- 自分の手を見つめて”残り火”を感じるデク
- A組の面々もデクの”個性”の現状を知る
- 雄英には物間の銅像が飾られることに
- 寮内では青山の送別会が開催される
- エリちゃんがお歌を披露することに
- 飛び跳ねるエリちゃんに驚くデクたち
- ワン・フォー・オールは完遂したと思うデク
- 今度は皆で紡げていけたらと考えることに
④女性が少年へと手を差し伸べる
- チャートの拡大案を明かすホークス
- ”英雄”もピックアップしていくとのこと
- 少年の指先から”個性”が暴走しかける
- とある女性が少年へと話し掛けることに
- 女性はかつて転弧の前から立ち去った人物
- 少年に”おばあちゃんが来た”と言う女性
- 思わず涙を溢れさせる少年が描かれる
- 顔を見合わせて笑顔を浮かべるデク・お茶子
- デクがもたらしたモノに言及するホークス
- ヒーローが暇な社会がある筈と口にする
▼次話430話のネタバレ考察はこちら
ヒロアカ本誌429話の感想・考察まとめ
425話で登場した新キャラの詳細まとめ
429話では、”個性”が「家系のどこにも属さない突然変異」だと判明し、家族が急に優しくなくなったとのある少年の独白から始まりました。
この少年とは、425話で初登場した新キャラであり、震える手でハサミを持つと、涙を浮かべながら何かを切っていた人物となっています。
少年の独白と共に手が描かれており、突然変異の”個性”には黒い指先が関わっているようです。
少年の見た目・特徴についておさらい
① | 口元を拘束されている様子 |
---|---|
② | 結束バンド?が首などに巻かれている |
③ | 指先が黒く染まっている |
④ | 手に持つハサミで何かを切った? |
425話で初登場した少年は、口元を拘束されている上、首に結束バンドのようなモノが巻かれている様子が描かれました。
その背景には、家族に縛りつけられて地下室に閉じ込められた際、口が大きく開かないように縫われたことが関係しているようです。
少年が涙を浮かべながらハサミで切ったのは、口元を縫っていた糸・紐だと思われます。
少年を置いて家族は姿を消した様子
少年が閉じ込められてから、何年かが経過したある日、地下に一抱えの水・菓子パンを放り込まれた後、家族は二度と現れなくなったとのこと。
家族は「この国は終わる」と言っていたようで、背景のコマには、全面戦争時の崩壊した街並みが描かれているのが特徴となっています。
家族は全面戦争後に少年を置いて、ヒーロー科の学校に避難した・安全な場所を求めて家を出たなどと考えられるでしょう。
新キャラの少年は外に出ることに
家族が現れなくなってから暫くが経過し、物凄い衝撃と共に地下室には亀裂が入り、少年はなんとか外に出ることができたとのこと。
第二次決戦時に、戦いの余波で少年の家に瓦礫が降り注いだことがキッカケと考えられます。
少年が地下室に閉じ込められていたのは、全面戦争の勃発から第二次決戦の終結まで、約1ヶ月半〜2ヶ月の期間に上るのかもしれません。
人々の笑顔に疑問を抱く少年
外に出た少年は、久し振りの日の光はとても痛くて恐かったと思いつつ、何がいけなかったか・何でこんなに悲しいのかと胸中で考えていました。
少年は通りに出ると、未だ復興作業が行われている中、笑顔を浮かべる人々を目にします。
とにかくずっと恐くて悲しいと思う少年は、笑顔を浮かべる人々を見て、「どうしてこの人たちは 笑っているんだろう」と疑問を抱くことに。
物間の胸像が雄英に飾られる
デク・お茶子を中心にA組の面々が描かれる中、429話ではB組にもスポットが当たることに。
雄英の入り口の道中・敷地内には、「ファントムシーフ」と記された物間の胸像が飾られ、B組は盛り上がりを見せていました。
374話にて、教科書に自分のおかげで勝ったと文科省に書かせると言っていた物間ですが、まずは胸像が作られることになったと言えるでしょう。
教科書にはジェントルの名も載る?
胸像が建てられた物間ですが、先述の通り、元々は第二次決戦の勝利は自分のおかげと、教科書に書かせると発言していたのが特徴です。
一方、第二次決戦で活躍を見せたジェントルも同様に、学生時の夢は「教科書に載るくらいの偉大な男になること」と語っていました。
作中では、将来的に物間・ジェントルの二人の名が教科書に載ることになるのかもしれません。
青山の送別会が開かれることに
青山が雄英を出ると宣言し、A組には代わりに心操が編入すると判明した425話。
青山をそっちのけに、心操の編入に一同が盛り上がりを見せると、青山は「送別会とかの話題になってもよくない!?」と文句を言うことに。
その後、青山の送別会が行われると示唆されていましたが、429話では実際に「青山送別会」が開かれることとなりました。
エリちゃんがお歌を披露する
第二次決戦中の420話にて、黒霧の”個性”で避難所に姿を現した相澤先生に、デクに渡すように言い、折った自身の角を差し出したエリちゃん。
角を渡そうとするエリちゃんは、「私 お歌したいの」と涙ながらに言い、「今日終わったら デクさんたちにお歌するの」と続けました。
429話では、青山送別会が行われる中、エリちゃんがマイクを持ってお歌を披露し、そのダイナミックぶりにデクたちが驚く様子を見せることに。
チャートの拡大に言及するホークス
新公安委員長の座についたホークスは、オールマイトと食事をしつつ、ヒーロービルボードチャートの拡大について言及していました。
もちろん復興の目処が立ってからと言いつつ、今回の戦いは、自分たちヒーロー以外の活躍が大きすぎたと続けるホークス。
現職業ヒーローと併せて、拡大したチャートでは”英雄”もピックアップしていく予定とのこと。
ビルボードチャートJPのおさらい
順位 | キャラ名 | 現状 |
---|---|---|
No.1 | エンデヴァー | 引退 |
No.2 | ホークス | 引退? |
No.3 | ベストジーニスト | 生存 |
No.4 | エッジショット | 生存 |
No.5 | ミルコ | 生存 |
No.6 | クラスト | 死亡 |
No.7 | シンリンカムイ | 生存 |
No.8 | ウォッシュ | 生存 |
No.9 | ヨロイムシャ | 引退 |
No.10 | リューキュウ | 生存 |
オールマイトの引退後に発表された、ヒーロービルボードチャートJPの結果は上記の通り。
全面戦争時にクラストが死亡しており、エンデヴァー・ヨロイムシャが引退したため、新たなヒーローがTOP10入りすることになります。
また、新公安委員長に就任した上、AFOに”個性”を奪われてしまったため、ホークスもヒーローを引退している可能性があるでしょう。
ヒーローのチャートに入るキャラ予想
TOP10経験者のヒーロー | ||
---|---|---|
ベストジーニスト | エッジショット | ミルコ |
シンリンカムイ | ウォッシュ | リューキュウ |
その他のプロヒーロー | ||
Mt.レディ | ギャングオルカ | ファットガム |
バーニン | キドウ | オニマー |
ロックロック | イレイザーヘッド | プレゼントマイク |
元・雄英”BIG3” | ||
ルミリオン | サンイーター | ネジレちゃん |
ビルボードチャートが発表される際には、上記の面々がTOP10に入る可能性があります。
ベストジーニスト・ミルコなどのTOP10経験者を始め、Mt.レディ・ギャングオルカなどが、新たにランクインするのではないでしょうか?
元・雄英”BIG3”の場合、既に雄英を卒業して職業ヒーローとなっているため、ミリオなども早くもランクインするかもしれません。
”英雄”にピックアップされるキャラは?
元ヒーローのキャラ | ||
---|---|---|
オールマイト | エンデヴァー | ホークス |
デステゴロ | – | – |
元ヴィランのキャラ | ||
ジェントル | ラブラバ | レディ・ナガン |
学生ヒーローのキャラ | ||
緑谷出久 | 爆豪勝己 | 轟焦凍 |
麗日お茶子 | 飯田天哉 | 常闇踏陰 |
物間寧人 | 心操人使 | 夜嵐イナサ |
拡大されたチャートでは、現職業ヒーロー以外の”英雄”がピックアップされるとのこと。
ヒーローを引退しているオールマイト・エンデヴァーを始めとして、第二次決戦で活躍した学生たちがランクインするのではないでしょうか?
既に胸像が建てられている物間のほか、デク・爆豪・焦凍・お茶子などがピックアップされる可能性が高いです。
”最高”にも限りがあると言うホークス
ホークスの提案を受け、人気制度を失くす方に傾くと思っていたと言うオールマイト。
対するホークスは、功罪の罪に目を向ければ失くすべきと話すも、自分は功を捨てずにアップデートしたいと主張することに。
どんな”最高”にも手には限りがあるため、より多くを救えるとすれば、それはきっと職業ヒーローではないとホークスは続けました。
”個性”を暴走しかける少年が描かれる
場面は冒頭の続きに戻り、人々が笑顔を浮かべている中、フラつきながら通りへと出る少年。
「何で 僕だけ こんなに!!」と思う少年は、指先から”個性”を暴走させるような描写がされます。
しかし、少年の元には一人の老人の女性が近付き、少年に「ボク!」と話し掛けて手を取る様子が描かれることに。
少年に手を差し伸べた女性の正体とは?
少年に手を差し伸べた女性は、作中において上記の場面で登場済みの人物となっています。
作中で15,16年前には、家族を殺害した直後の志村転弧に話し掛けたものの、転弧の形相に恐怖を覚えたのか、そのまま立ち去ってしまいました。
また、第二次決戦の終結後には、死柄木弔に関するインタビューを受けているのが特徴です。
女性は昔のことに後悔を覚えている様子
震えながら少年の手を取ると、15,16年前に志村転弧に話しかけた時のことを思い出した女性。
志村転弧について、あの後ヒーローに助けてもらえたのかどうか、気になって今でも寝れなくなる時があるとのこと。
転弧の形相を見て、その場から立ち去った自身の行動に、女性は後悔を覚えているようです。
”おばあちゃんが来た”と言う女性
少年の手を取った女性は、避難所のモニター越しにデク・死柄木が戦っている様子を目にしていた時のことを脳裏に浮かべます。
次の瞬間、女性は「もう大丈夫だからね ”おばあちゃんが来た”からね」と言葉を掛けることに。
”個性”を暴走しかけていたものの、少年は女性の言葉を受けて涙を流す様子が描かれました。
デク・お茶子が顔を見合わせることに
女性が少年に手を差し伸ばしている中、その様子をデク・お茶子の二人が目にしていたのが特徴。
二人の背後には飯田の姿もあり、A組の面々で復興活動を行っていた、もしくは治安悪化防止のパトロールの最中だったと考えられるでしょう。
女性が手を差し伸べた結果、少年の”個性”の暴走が治まったという理想的な光景を受け、二人は顔を見合わせて笑みを浮かべることに。
ホークスのセリフについておさらい
「社会はどう受け取って変わるのか…そこを見極めてからだ」
引用元:『ボクのヒーローアカデミア』426話
刑務所でホークスと面会した際に、上記のように口にしていたレディ・ナガン。
あの日、緑谷出久がもたらした”モノ”とは、応援でもなんでも、”何かせずにはいられない”という精神だと捉えられるでしょう。
ホークスは、あの日きっと皆に届いたと言うと、「そしてその先にはある筈です ヒーローが暇な社会」と続けました。
僕のヒーローアカデミア429話の展開予想
※以下の内容は、週刊少年ジャンプ2024年35号発売前に掲載した429話の展開予想となります。
あらかじめご注意ください。
お茶子がデクに思いの丈を打ち明ける?
第二次決戦が終結し、皆が前向きになっている中、一人涙を溢れさせる様子が描かれたお茶子。
雄英から約30km離れた、仮設要塞トロイア付近の高台で泣くお茶子の元には、デクが駆けつけることとなりました。
429話では、お茶子がトガヒミコについて抱えている思い・傷の痛みなどを、デクに対して打ち明ける展開になると思われます。
デクへの好意も明かす流れとなる?
第二次決戦において、トガと激戦を繰り広げていたお茶子は、「緑谷出久を好きになって」とデクへの好意を明言することに。
お茶子がデクに思いの丈を打ち明ける際には、トガへの気持ちだけでなく、デクに抱く好意をも明かすのではないでしょうか?
ただし、デク・お茶子が互いに告白するのはまた別の機会となり、429話では描かれないとも考えられるでしょう。
お茶子・デクが取材を受けることに?
428話では、2年A組に取材交渉が来ているものの、相澤先生が生徒を気遣って取材を断っている様子が描かれました。
この描写は、デク・お茶子の二人が思いを打ち明けた後、取材を受けて死柄木・トガに対して話すという前振りとも捉えられそうです。
現時点では、殺人鬼・畜生などと言われている敵が、心中で何を思っていたのかを世界に伝えるという展開となるのかもしれません。
新たな敵が登場することに?
パターン1 | ハサミを持つ人物一人のみ |
---|---|
パターン2 | ハサミを持つ人物・街中を歩く人物の二人 |
デクたちが雄英からの帰路につく中、新キャラと思われる人物が描かれた425話。
ハサミを持つ人物が壁伝いに歩く描写の後には、荒れ果てた街中を裸足で歩く人物が描かれているのが特徴となっています。
これらの描写が同一人物・別人のどちらかは不明なものの、登場した人物が敵の場合、今後の展開で鍵を握るキャラになると言えるでしょう。
ハサミを持つキャラの特徴まとめ
① | 口元を拘束されている様子 |
---|---|
② | 結束バンド?が首などに巻かれている |
③ | 手に持つハサミで何かを切った? |
④ | ダツゴクに似た服装をしている? |
ハサミを持つ人物は上記の特徴を持ち、息を荒げながらも壁伝いに歩く姿が描かれました。
口元を拘束されているようで、加えて首などに結束バンドが巻かれている様子から、このキャラは社会に適応できていないと捉えられそうです。
第二次決戦で死亡したトガヒミコのように、このキャラは”個性”によって、社会から逸脱してしまった存在なのかもしれません。
青山優雅の送別会が行われる?
A組の面々と共に帰路に着く中、焦凍に「轟くんは送別会出れそう?」と問い掛けたデク。
この送別会とは、雄英を出ると決意した青山のために開かれるものと言えるでしょう。
429話以降では、A組の面々が揃ったタイミングで青山の送別会を開催することになりそうです。
エリちゃんの「お歌」も披露される?
第二次決戦中の420話では、エリちゃんが「私 お歌したいの」と自身の夢を明かすことに。
決戦からは、既に一週間以上が経過している状態ですが、このままエリちゃんの「お歌」が描かれずに終わるとは考えにくいです。
青山の送別会などのタイミングにて、エリちゃんがデクたちの前で「お歌」を披露する様子が描かれるのではないでしょうか?
デクの意味深な反応の詳細が明らかに?
① | 自分が何の為にヒーローになるのか |
---|---|
② | ヒーロー科に在籍し続けるかどうか |
不和真綿が教室を出て行った後のコマでは、意味深な反応を示すデクが描かれることに。
デクはOFAの残り火が燻っているものの、ほぼ”無個性”と言って良い状態と言えるでしょう。
そのため、デクは不和の「何の為にヒーローになるのか」との発言に反応を示した、もしくは自分がヒーローを目指し続けるかどうかなど、何かに悩んでいるなどと捉えられそうです。
爆豪の右腕は元に戻る?戻らない?
医者から元には戻らない、リハビリで動くようになるかは断言できないと言及された爆豪の右腕。
爆豪は、ミルコのように義肢を選択することはせず、自分の”個性”が掌由来のためにリハビリをすることを選びました。
爆豪の右腕は、後遺症が残るなど元には戻らないとしても、ヒーロー活動に支障が出ないほどには回復すると思われます。
デクは”無個性”に戻ってしまうことに?
パターン1 | 残り火が消えた後に”無個性”に戻る |
---|---|
パターン2 | 死柄木からOFAを返してもらっている |
死柄木に攻撃をする際に、歴代継承者と共にOFAを”譲渡”したため、最終的に残り火だけでAFOと戦うこととなったデク。
決戦が終結を迎えた424話でも、まだ残り火が燻っていると言及されたものの、残り火が消えればデクは”無個性”に戻ってしまうでしょう。
一方で、デクはAFOに攻撃した際に、死柄木と拳を合わせる様子が描かれているため、この時にOFAを返してもらったとも考えられそうです。
死柄木の肉体にOFAがあったことは確定?
423話では、与一・継承者たちを打ち込まれた時に、精神のみならず既に身体も砕かれていたと察するAFOが描かれました。
そのすぐ後のコマでは、生半可な”身体”ではOFAを受け取りきれず四肢が爆散してしまうと、かつてのオールマイトのセリフが記されています。
このことから、デクからワン・フォー・オールを”譲渡”された死柄木は、OFAを一時的に所持していたとも捉えられるでしょう。
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