『呪術廻戦』に登場するキャラ・両面宿儺についてまとめています。
宿儺が伏黒を利用して目論んでいたこと・受肉した経緯を始め、虎杖と結んだ”縛り”「契闊」の詳細などもネタバレしています。
術式「御厨子」・領域展開を始めとして、裏梅との関係性・”浴”の目的、”堕天”と呼ばれる理由・過去の術師との関係性なども考察。
宿儺の今後の行動・展開についても予想しているので、呪術廻戦の両面宿儺について調べる際に是非ご覧ください。
目次
▼呪術廻戦の関連記事はこちら
24巻 | ||||
---|---|---|---|---|
209話 | 210話 | 211話 | 212話 | 213話 |
214話 | 215話 | 216話 | 217話 | – |
25巻 | ||||
218話 | 219話 | 220話 | 221話 | 222話 |
223話 | 224話 | 225話 | 226話 | – |
キャラ考察・術式まとめ | |||
---|---|---|---|
両面宿儺 | 乙骨憂太 | 烏鷺亨子 | 石流龍 |
鹿紫雲一 | 秤金次 | 伏黒津美紀 | 万(よろず) |
考察・解説記事 | |||
呪術廻戦の年表・時系列 | アニメ二期の内容・放送時期 | ||
渋谷事変後の生死状況 | 死滅回游のルール・考察 |
※本誌最新話までの内容のネタバレが含まれております。
単行本派・アニメ派の方はご注意ください。
両面宿儺のキャラ紹介
「呪いの王」として恐れられた人物
両面宿儺とは、腕が4本・顔が2つある仮想の鬼神と知られますが、千年以上前の呪術全盛の時代に実在した人間です。
平安時代に術師が総力をあげて挑むも敗れる結果となり、紛うことなき「呪いの王」として恐れられていた様子。
死後に腐敗を免れ蝋化した死体が残ると、宿儺の名を冠した呪物として時代を渡り、呪術師はそれを消し去れずに現代に至ります。
両面宿儺のプロフィール
両面宿儺の基本情報一覧
等級 | 特級呪物 |
---|---|
技 | 「■」「解」「捌」 領域展開「伏魔御廚子」、反転術式 |
嗜好・興味 | 食べる事 |
嫌いな物 | 特になし (自分以外どうでも良いと思っている) |
両面宿儺のQ&Aまとめ
Q1 | 宿儺は実在した人間とありますが、現役の頃は呪詛師だったのですか? |
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A1 | 呪詛師っちゃ呪詛師ですけど、もっと天災とかに近いものだったんじゃないですかね。 |
Q2 | 人間だった頃の記憶はあるのでしょうか? |
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A2 | まんまあります。 宿儺自身や彼の周りが彼を”人間”と認識していたかは微妙ですが。 |
Q3 | 宿儺は人間の頃から、五条の様に恐れられていたのでしょうか。 |
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A3 | 五条の比じゃないです。 だからというわけではないですが、昔は現代より呪詛師も呪霊も凶悪でした。 徐々に落ち着いて五条爆誕でまた盛り上がってきた感じ。 |
Q4 | 人間だった時代、周囲からはどのような扱いを受けていたのでしょうか? |
---|---|
A4 | べらぼうにビビられてました。 呪物になる前も後も彼は「呪いの王」でしたよ。 |
Q5 | 宿儺の快感とは一体なんですか? |
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A5 | 食べる事です。 |
Q6 | 指はどんな味ですか? |
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A6 | 死蝋なので石鹸とかに近いんじゃ……。 |
Q7 | 虎杖が一度死んだ際、体内の宿儺に影響は出なかったのでしょうか? |
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A7 | 無いです。 まだ宿儺の反転術式で復活できる範囲だったので。 さらに時間が経ってその範囲から出れば宿儺も死にます。 |
Q8 | 呪霊が宿儺の指を取り込んだ際、宿儺の意識が入り込む事は無いのですか? |
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A8 | 無いです。 呪霊では器足りえません。 |
Q9 | 虎杖だけでなく指を取り込んだ呪霊とも視界が繋がっているのでしょうか? |
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A9 | 封印されていたり、呪霊に取り込まれているものからはほぼ情報を掬えないです。 近くにいれば分かる程度。 未封印の指だとその周りの状況が何となく分かったりします。 八十八橋戦の伏黒にイイネしてたのがそれです。 |
Q10 | 宿儺は生前、妻や子供はいましたか? |
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A10 | いません。 手下として裏梅がいたイメージです。 |
Q11 | 宿儺の術式について、人間側はどこまで把握しているのでしょうか? |
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A11 | 文献を漁れば斬撃はある程度は分かるはず。 炎の方は知られていない可能性もあります。 |
Q12 | 五条が言っていた、虎杖は宿儺の指の探知器でもあるとの発言は適当だったのですか? |
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A12 | 宿儺が力を取り戻すためにそうするって読みが外れただけです。 |
Q13 | 0巻を連載されている時から「両面宿儺」を登場させたいと思っていたのでしょうか? |
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A13 | 全然! |
Q14 | 両面宿儺は地域によっては英雄扱いされていたり、特産品の名前になっていたりしますが、そういった背景は作品にも反映されていますか? |
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A14 | していません。 『呪術廻戦』の宿儺は「見た目も強さも宿儺っぽいから宿儺って呼ばれてた人」なので。 |
”堕天”と呼ばれる側面も?
死滅回游編では、「天使」を名乗る千年前の術師と共生している、来栖華という泳者が登場。
199話で虎杖たちと合流すると、「天使」は”堕天”と呼ばれる泳者を屠りたいと口にしました。
それを虎杖の中で聞いていた宿儺は、虎杖を自らの生得領域に呼び出して「”堕天”は俺だ」と言い、天使の狙いが自分だと明かすことに。
両面宿儺の声優・CVを務めるのは?
作品名 | 担当キャラ |
---|---|
『テニスの王子様』 | 跡部景吾 |
『黒子のバスケ』 | 青峰大輝 |
『Fate/stay night』 | アーチャー |
『ユーリ!!! on ICE』 | ヴィクトル・ニキフォロフ |
両面宿儺の声優を務めるのは、諏訪部順一さん。
『テニスの王子様』での跡部景吾役として有名であり、『呪術廻戦』と同じMAPPAの作品としては、『ユーリ!!! on ICE』のヴィクトル・ニキフォロフ役が挙げられます。
”宿儺の指”の本数・状況まとめ
特級呪物として20本の指が存在
呪力の篭もった武器道具以外の物を呪物と言い、”宿儺の指”の様に、特に危険度の高い物を「特級呪物」と呼びます。
宿儺は腕を4本持っていたため、”宿儺の指”は全部で20本存在し、指1本で特級呪霊相当の高い呪力を持ち、破壊は不可能。
封印された特級呪物は、毒を以って毒を制すという意味合いで魔除けとして使われる事も多いですが、”宿儺の指”は虎杖の受肉をキッカケに封印が緩み、呪いを呼び寄せる様になっています。
特級呪物は壊せない性質を持つ
特級呪物は破壊できず、「生命を止め他に害を為さない」という”縛り”で存在を保証されます。
”宿儺の指”は特別であり、呪物と成ってその上20に分割しても尚、その縛りすら歳月の経過で弛緩し呪いを寄せる代物です。
虎杖が取り込んだ指の数・話数
対象話 | ”宿儺の指”の本数/経緯 | |
---|---|---|
1巻 | 1話 | 【指の数】1本目 杉沢第三高校の百葉箱の中に保管されていたはずの物を、呪霊との戦闘中に飲み込む |
1巻 | 2話 | 【指の数】2本目 呪術高専が保有する6本の内の1本を飲み込む |
2巻 | 8話 | 【指の数】3本目 少年院の特級呪霊が取り込んでいた指を、体の主導権を手にした宿儺が自ら飲み込む |
8巻 | 63話 | 【指の数】4本目 八十八橋の特級呪霊が取り込んでいた指を、虎杖が伏黒から受け取った際に宿儺が自ら飲み込む |
13巻 | 111話 | 【指の数】5本目 菜々子・美々子が気絶している虎杖に飲み込ませる |
13巻 | 112話 | 【指の数】6本目〜15本目 漏瑚が気絶している虎杖に10本の指を飲み込ませる |
上記では、美々子・菜々子の二人が虎杖に飲ませた”宿儺の指”の数を1本と仮定しています。
残りの五本の内の一本は、菜々子たちが在り処を知っていたものの、二人は宿儺によって殺されてしまったため、詳細は不明のままとなることに。
宿儺は合計19本の指を取り入れる
222話の冒頭では、裏梅が集めた”宿儺の指”を宿儺に対して献上する様子が描かれています。
その際、裏梅は最後の一本が見つけられなかったと口にしているため、宿儺は20本の内の19本の指を既に取り込んでいると捉えられるでしょう。
ただし、虎杖が取り込んだ指は15本であり、裏梅が献上した3本と合計しても、19本にはならないため、作中の描写と矛盾している可能性があると言えそうです。
19本目の行方について考察
① | 元々虎杖の体に”宿儺の指”が仕込まれていた |
---|---|
② | 菜々子・美々子が虎杖に二本の指を飲ませていた |
③ | 裏梅が222話で”宿儺の指”を四本献上した |
④ | 「契闊」と唱えた後に千切った指が一本分の扱い |
宿儺が取り込んだであろう19本目の指に関して、上記のような可能性が挙げられるでしょう。
①のように、元々虎杖の体に”宿儺の指”が仕込まれていたとすると、虎杖が一話で飲み込んだ指が実は二本目だったのかもしれません。
また、「契闊」と唱えて虎杖の体の主導権を握った際、小指を千切って伏黒に飲ませた宿儺でしたが、この指が一本分としてカウントされている説も考えられます。
自身の即身仏を取り込む宿儺
”宿儺の指”を計19本取り込んだ後、「一本分程度ならコレで補完できる」と言う宿儺。
飛騨霊山浄界には存在した自身の即身仏を、宿儺は羂索から手土産として受け取ったようです。
自身の即身仏から頭を取り外した後、それを取り込んだ宿儺は、実質”宿儺の指”20本分の力を取り戻した状況となっている様子。
”宿儺の指”の最後の一本について
宿儺は五条が持っていると予想している
”宿儺の指”の最後の一本の行方について、五条悟が持っていると予想している宿儺。
かつての五条は、虎杖の死刑を延期するために「宿儺の指を全て取り込ませてから」という条件を上に出していました。
この条件の背後では、五条が既に”宿儺の指”を一本手中に収めており、虎杖の死刑を実質無かったことにしていたと宿儺は考えている様子。
宿儺の予想が外れている場合は?
① | 菜々子・美々子のみが把握している |
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② | 既に虎杖が取り込んでいる |
宿儺の予想が外れていた場合、最後の一本の在り処に関しては、上記のパターンが考えられます。
13巻112話にて、”宿儺の指”のもう一本の在り処を知っていると口にした菜々子でしたが、未だにその在り処が不明なままなのかもしれません。
また、五条が持っていたことは正しいものの、既に虎杖が取り込んでいる可能性もあるでしょう。
契闊の内容・”縛り”についておさらい
宿儺が口にした「契闊」とは?
「契闊」とは、2巻11話で宿儺が口にした言葉。
少年院の任務の最中、体の主導権を手にした宿儺は、虎杖を人質にするため心臓を抜き取ります。
その後、体の主導権を取り戻した虎杖は、心臓を失ったことで死亡したかと思われましたが、宿儺の反転術式で復活可能な範囲であり、生得領域内で宿儺と対話をすることに。
その際、宿儺は条件を呑む引き換えとして、虎杖の心臓を治し生き返らせることを提案しました。
「契闊」に関する内容のおさらい
① | 宿儺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡すこと |
---|---|
② | この約束を忘れること |
虎杖を生き返られる代わりに、上記の2つの条件を突きつけた宿儺。
二度と体を貸さないと虎杖に断られると、「契闊」と唱えた1分間、誰も殺さない・傷つけないことを約束すると口にしました。
この追加の条件は”縛り”であり、守らなければ宿儺が罰を受けることになっていたようです。
212話で宿儺が「契闊」と唱える
東京第1結界に登場した伏黒恵の義姉・津美紀が受肉タイプの泳者であり、その過去の術師の正体が「万」と判明した212話。
飛び去った万を追いかけようと虎杖・来栖が動き出しますが、その瞬間に宿儺が「契闊」と唱え、虎杖の肉体は宿儺に乗っ取られてしまいました。
虎杖が”縛り”に自分を含めていなかったと判明
体の主導権を手にした宿儺は、「もっとも ここからは賭けだがな」と口にしつつ、自らの左手の小指を呪物化させます。
続いてその小指を引き千切ると、”縛り”を破った罰を受けないことを確認し、「つくづく!! 愚かな小僧だ!!」と虎杖を嘲笑する宿儺。
「誰も傷つけない」という”縛り”を結んでいたものの、虎杖が自分自身を”縛り”に入れていなかったと判明することに。
『呪術廻戦』の”縛り”のおさらい
『呪術廻戦』における”縛り”とは、自分や他者と交わす誓約・制約のことを指します。
破った際の罰は計り知れず、呪術における重要な因子となります。
特に他者間との”縛り”は、自らが自らに科す”縛り”とはわけが違い、いつどんな災いが降りかかるか分からないなど、”罰”の不確定さが存在するとのこと。
契闊の目的は伏黒への受肉?
虎杖に「契闊」の話を持ちかけた際の宿儺は、「近い内 面白いモノが見れるぞ」と伏黒のことを思い浮かべているのが特徴です。
212話で伏黒の体に受肉した後にも、「覚えているか? 面白いものが見れると言ったろう」と口にしていることから、宿儺は少年院で伏黒と戦った際に、既に伏黒を「器」としようと目論んでいたと考えられます。
▼212話のネタバレ・あらすじはこちら
伏黒に受肉した目的・経緯とは?
宿儺が伏黒に受肉した経緯について
① | 伏黒津美紀が東京第1結界に登場する |
---|---|
② | 津美紀が死滅回游に12個目のルールを追加する |
③ | 津美紀が受肉タイプのプレイヤーであり、正体が過去の術師の「万」と判明 |
④ | 宿儺が「契闊」と唱えて体の主導権を手にする |
⑤ | 宿儺が左手の小指を呪物化させ千切り取る |
⑥ | 千切り取った指を伏黒に飲み込ませ、宿儺が伏黒の体に受肉する |
宿儺が伏黒に受肉した意図が明らかに
2巻9話時点で「器」として考えていた
① | 術式の潜在能力(ポテンシャル) |
---|---|
② | 宿儺への耐性 |
2巻9話の少年院での戦いを通じて、上記のように術式の潜在能力・自分への耐性を伏黒に感じていた宿儺。
猛毒である特級呪物の”宿儺の指”を取り込めば、本来は確実に死んでしまうものの、伏黒は虎杖同様に受肉できる素養があったと思われます。
そのため、難なく自我を保つことができる虎杖の代わりに、宿儺は伏黒を「器」にしようと目論んでいたようです。
虎杖・伏黒の「器」としての特徴とは?
キャラ名 | 「器」としての特徴 |
---|---|
虎杖悠仁 | ・猛毒の特級呪物(宿儺の指)への耐性を持つ ・宿儺を相手に難なく自我を保てる ・あらゆる毒に耐性がある |
伏黒恵 | ・猛毒の特級呪物(宿儺の指)への耐性を持つ ・宿儺相手に自我を保つのは難しい |
虎杖・伏黒について、宿儺の「器」としての特徴は上記の通り。
宿儺を相手に自我を保つことが可能な虎杖は、千年生まれてこなかった逸材と評されるほど。
一方の伏黒は、特級呪物を取り入れても死なないほどの耐性を持つものの、宿儺相手に自我を保つことは難しいようです。
212話のタイミングで受肉した理由は?
魂が折れる瞬間を狙っていた
伏黒を代わりに「器」にしようと考えた宿儺ですが、虎杖のように「器」ではなく「檻」になられると始末が悪いと思ったとのこと。
伏黒に直接”宿儺の指”を飲ませる手もありましたが、確実に肉体の主導権を得るため、虎杖の裡で力を取り戻し機を窺うことに。
伏黒の魂が折れる瞬間を狙っていた宿儺は、伏黒の肉体の主導権を握る結果となりました。
伏黒に受肉した宿儺は指何本分?
パターン① | 宿儺の指15本分 |
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パターン② | 宿儺の指1本分 |
虎杖から宿儺が分離したと思われるため、伏黒に受肉した宿儺は指15本分の可能性が高いです。
ただし、宿儺が伏黒に飲み込ませたのは、「契闊」を唱えた後に千切り取った小指1本のみ。
伏黒に受肉したのはあくまで宿儺の指1本分で、残りは虎杖の体内に存在するのかもしれません。
虎杖の体からは宿儺が消えている?
パターン① | 虎杖から宿儺が消える |
---|---|
パターン② | 虎杖・伏黒のどちらにも受肉している状態 |
宿儺が伏黒に受肉した後の虎杖には、目元に傷跡のような線が存在していないのが特徴です。
宿儺の目に当たるマークが消えていることから、虎杖の体内からは宿儺が消えたと考えるのが自然でしょう。
両面宿儺の術式・能力の考察
宿儺の元々の術式・能力について
① | 「斬撃」の術式 |
---|---|
② | 「炎」に関する術式 |
術式が持つ特性は通常1種類のみとされていますが、両面宿儺の術式は「斬撃」・「炎」の最低2種類が確認されています。
威力はもちろん、特異性でも別格であり、一度発動すれば刹那に敵を捌き、分解し、骨の髄まで焼き尽くす術式となっています。
①「斬撃」の術式に関して
種類 | 効果・特徴 |
---|---|
解 | 通常の斬撃 |
捌 | 呪力差・強度に応じ一太刀で対象を卸す |
宿儺が使用する「斬撃」の技は、通常使用の「解」と、相手の呪力量・強度に応じて刃を調整し一太刀で断つ「捌」の二種類が存在します。
②「炎」の術式に関して
「■」と唱えた後、「開」と口にすることで炎を放つことが出来る宿儺。
その威力は、高熱の炎・マグマを噴出する漏瑚の技を正面から打ち破り、焼き尽くすほどの威力を誇ります。
「■」という技に関しては詳細は不明であり、今後の展開にて明かされる可能性が高いです。
術式の名前は「御厨子」で確定?
仙台結界で戦っている最中に、十種影法術のみ使用していた宿儺に対し、「御厨子は?」と尋ねている万。
宿儺自身も「御厨子は使わん」と答え、十種影法術のみで戦うと考えている様子から、「御厨子」は宿儺の術式を表していると言えるでしょう。
領域展開の「伏魔御廚子」とは「廚」の字が異なるようですが、術式名が「御厨子」の場合、関連が見受けられるようです。
「御厨子」の意味についておさらい
① | 仏像・舎利・経巻を安置する仏具 |
---|---|
② | 食物・書籍などを入れる置き棚 |
「御厨子」「厨子」で若干意味が異なるものの、「御厨子」には上記のような意味が存在します。
ファンブックで嗜好・興味に「食べる事」と書かれていること、”斬撃”・”炎”の特性を持つことから、宿儺の術式は料理関係なのかもしれません。
また、宿儺の術式は厨房を意味し、色々な術式を保管しているといった解釈もできそうです。
「十種影法術」が使用可能となる
術式「十種影法術」のおさらい
「十種影法術」とは、影を媒体にして十種の式神を操る、禪院家相伝の術式。
文字通り、全10種類の式神が存在しますが、最初に与えられる式神は玉犬「白」「黒」の二体のみで、それ以外は調伏の儀を行い、術者が式神を調伏させる必要があります。
完全に破壊された式神は、二度と権限できなくなるものの、破壊された式神の遺した術式・力は他に引き継がれることに。
術師次第で式神の性能も変化する
伏黒への受肉を成功させた宿儺は、213話にて「十種影法術」を使用しました。
宿儺が召喚した「鵺」は、建物の屋上を覆い尽くすなど、伏黒の時とは比較にならないほどの大きさを誇ります。
術師の実力に応じて式神の性能などが変化するためか、呪力が電気のような性質を持つ「鵺」は、宿儺が召喚すると雷のような電撃を放つことに。
両面宿儺の領域展開の能力・効果
領域展開「伏魔御廚子」について
宿儺の領域展開「伏魔御廚子」では、必中効果範囲内の呪力を帯びたものに「捌」、呪力の無いものには「解」が絶え間なく浴びせられます。
その威力は、斬撃に適応済みの魔虚羅を追い込むほどであり、超高層ビルが乱立していた渋谷は更地となってしまうことに。
結界を閉じずに領域を展開可能
「伏魔御廚子」は他の術師の領域とは異なり、結界で空間を分断しないのが特徴です。
結界を閉じずに生得領域を具現化するこの技術は、キャンバスを用いず空に絵を描くに等しい、正に神業。
相手に逃げ道を与えるという”縛り”により、必中効果範囲は底上げされており、最大半径約200メートルにも及びます。
五条との領域展開対決で勝利する
結界内 | 互角 対になる二人の必中命令が重複し打ち消し合っていた |
---|---|
結界外 | 宿儺の領域のみ存在 宿儺の領域の効果範囲は、五条の領域の外殻より外側に達する |
五条・宿儺の二人が同時に領域展開を披露、結界内では互角という状況となった225話。
一方、宿儺の結界を閉じない領域の効果範囲は、五条の領域の外殻より外側に達し、結界外で必中の術式が五条の領域へ襲い掛かることに。
最終的に五条の「無量空処」は崩壊、二人が戦う場には宿儺の「伏魔御廚子」のみが残る結果となりました。
領域展開後に術式が焼き切れない?
領域展開の特徴のおさらい
術式を付与した生得領域を、呪力で周囲に構築・具現化する行為である「領域展開」。
莫大な呪力消費が必要になる分、展開後は術式に必中効果が付与され、環境要因による使用者の能力値上昇などの利点が存在します。
ただし領域展開後には、肉体に刻まれた術式が一時的に焼き切れ使用困難となるデメリットも。
宿儺は領域展開後も術式が使用可能?
14巻119話にて、魔虚羅を相手に領域展開「伏魔御廚子」を披露した宿儺。
領域が消えた後にも生きていた魔虚羅の前で、「開」と口にして”炎”の矢を放ちました。
領域展開後も即座に術式を使用している様子から、宿儺には術式が焼き切れ使用困難となるルールが当てはまらないのかもしれません。
領域展開発動時のポーズ・掌印とは?
領域展開を発動した宿儺は、両手の中指・薬指はそのまま合わせ、人差し指・小指を折り曲げているのが特徴。
手印としては、上記の画像の「47:閻魔天印」に該当していると思われます。
閻魔天は、インド神話のヤマが仏教に取り入れられたもので、運命・死・冥界を司るようです。
宿儺の今後の行動・展開予想
宿儺に関する今後の展開予想
① | 「十種影法術」の式神を全て調伏する |
---|---|
② | 復活した五条を相手に御前試合を再現する |
③ | 伏黒の体から分離する |
「十種影法術」の式神を調伏する?
十種影法術の式神一覧
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|
玉犬 | 蝦蟇 | 大蛇 | 鵺 | 満象 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
脱兎 | 円鹿 | 貫牛 | ?? | ?? |
影を媒体として十種の式神を操る「十種影法術」ですが、218話にて新たな二体の式神「円鹿」「貫牛」が登場することに。
14巻117話で登場した、歴代の十種影法術師全員が未調伏の式神である「八握剣異戒神将魔虚羅」を除き、判明している式神は上記の8種類(拡張術式のものを除く)となりました。
魔虚羅が何番目の式神なのかは不明ですが、残り1種類の式神が存在するようです。
宿儺は全ての式神を調伏可能?
禪院家で”浴”を終えた宿儺は、仙台結界へと向かって万と戦い始めました。
その際、宿儺は魔虚羅の能力を使用しているほか、「布瑠部由良由良」と唱えて魔虚羅を召喚したのが特徴です。
十種影法術で最も調伏が難しいと思われる魔虚羅を操っている様子から、宿儺は既に全ての式神を調伏済みと思われます。
五条・宿儺の戦いが始まることに
獄門疆「裏」の封印が解かれ、表門から脱出した五条は、即座に羂索の元へと姿を現すことに。
しかし、宿儺・裏梅の介入もあり、決戦は作中の2018年12月24日へと先送りとなりました。
その後、時間が12月24日へと飛んだ223話からは遂に五条・宿儺の戦いが始まっており、激戦の様子が描かれています。
伏黒・宿儺は分離する展開となる?
14巻117話にて、仮死状態の伏黒に対して「オマエにはやってもらわねばならんことがある」と口にしている宿儺。
言葉のニュアンス的に、宿儺は伏黒の肉体に受肉するだけでなく、伏黒本人にやってもらおうとしていることがあると捉えることができます。
このことから、宿儺は後々の展開にて、伏黒の体から分離しようとすると考えられそうです。
五条・伏黒の会話が描かれる可能性が高い
作者の芥見先生は、五条が甚爾を殺した件に関して、五条本人の口から伏黒に明かされる予定と漫道コバヤシで発言していました。
213話までではそのような描写は存在しないため、今後復活した五条・伏黒が対面する機会が訪れる可能性が高いです。
その際、宿儺が伏黒に受肉したままとは考えづらいため、伏黒・宿儺が分離する展開は充分に起こり得ると言えるでしょう。
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