7/31(月)発売の週刊少年ジャンプ2023年35号(8月14日号)に掲載されている『呪術廻戦』の230話「人外魔境新宿決戦⑧」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦230話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼呪術廻戦の関連記事はこちら
25巻 | ||||
---|---|---|---|---|
218話 | 219話 | 220話 | 221話 | 222話 |
223話 | 224話 | 225話 | 226話 | 227話 |
26巻 | ||||
228話 | 229話 | 230話 | 231話 | 232話 |
233話 | 234話 | 235話 | 236話 | – |
キャラ考察まとめ | |||
---|---|---|---|
両面宿儺 | 乙骨憂太 | 烏鷺亨子 | 石流龍 |
鹿紫雲一 | 秤金次 | 伏黒津美紀 | 万(よろず) |
キャラ関連の考察記事 | |||
星漿体・天元の関係性 | 夏油傑の生存・死亡状況 | ||
術式・技の関連記事 | |||
領域展開 | 反転術式 | 無下限呪術 | 無量空処 |
呪具・呪物の関連記事 | |||
特級呪物「獄門疆」とは? | 天逆鉾の能力・現在地予想 | ||
考察・解説記事 | |||
呪術廻戦の年表・時系列 | 死滅回游のルール・考察 | ||
映画エンディング後の意味 | 呪術廻戦の終了時期の予想 |
呪術廻戦229話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①再度領域対決を繰り広げる二人
- 五条が鼻血を流していることに気付く乙骨
- 同時に領域を展開する五条・宿儺の二人
- 宿儺も反転術式で術式を修復可能と判明
- 五条は三分で宿儺を圧倒する必要アリ
- 「無量空処」は数秒浴びれば行動不能に
- 宿儺の領域を崩せば五条の勝ちと言う家入
- 領域内で激戦を繰り広げる二人
- 術式を駆使した五条が宿儺を圧倒
- 五条・宿儺の領域が再度同時に崩壊する
- 顔面に怪我を負っている様子の宿儺
- 領域内の戦闘なら五条の方が強い?
- 「…勝てる!!」と内心で確信する虎杖
②魔虚羅が五条の領域を破壊する
- 再び領域を展開する五条・宿儺の二人
- 五条の領域の方がワンテンポ早かった
- 肉体の治癒で術式の修復が遅れた様子の宿儺
- 宿儺は僅かに「無量空処」を食らうことに
- 領域を保てないダメージを宿儺に与える五条
- 五条の領域内で「伏魔御廚子」が崩壊する
- 「無量空処」の必中効果が宿儺を襲う
- 宿儺を確実に死に近付けようとする五条
- 五条の目の前に魔虚羅が姿を現す
- 魔虚羅を一撃で破壊しようとする五条
- 五条の領域を魔虚羅が崩壊させる
- 魔虚羅は既に「無量空処」に適応済みと判明
▼前話229話のネタバレまとめはこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦229話終了時のキャラ情報
229話で登場したキャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
五条悟 | ・現代最強の術師と呼ばれる実力を持つ ・獄門疆の封印が解かれて復活を遂げる ・焼き切れた術式を反転術式で治癒する ・突然鼻から血を流し始める ・領域内で宿儺の「伏魔御廚子」を崩壊させる ・魔虚羅に「無量空処」を崩壊させられる |
宿儺 | ・指を飲ませて伏黒の体に受肉する ・死に際の万から何かを受け取る? ・19本の指・自身の即身仏を取り込む ・影の中に魔虚羅を待機させていた? ・五条の「無量空処」を食らってしまう ・「無量空処」に適応済みの魔虚羅を召喚する |
戦いを観戦中のキャラまとめ
呪術高専の生徒たち | |||
---|---|---|---|
虎杖悠仁 | 乙骨憂太 | 禪院真希 | 狗巻棘 |
パンダ | 秤金次 | 星綺羅羅 | 三輪霞 |
西宮桃 | – | – | – |
呪術高専の関係者 | |||
家入硝子 | 日下部篤也 | 猪野琢磨 | 冥冥 |
憂憂 | – | – | – |
プレイヤー・その他 | |||
来栖華 | 日車寛見 | 鹿紫雲一 | 脹相 |
五条・宿儺の戦いをモニター越しで観戦しているのは、上記の面々。
姉妹校交流会の時と同様に、「黒鳥操術」を持つ冥冥が複数のカラスを操り、その視界をモニターで映し出している様子。
未登場・詳細が不明なキャラまとめ
東京第一結界のプレイヤー
髙羽史彦 黄櫨折 甘井凛 (麗美)
東京第二結界のプレイヤー
シャルル – – –
仙台結界のプレイヤー
烏鷺亨子 – – –
桜島結界のプレイヤー
加茂憲紀 大道鋼 三代六十四 –
東京第一結界のプレイヤー | |||
---|---|---|---|
髙羽史彦 | 黄櫨折 | 甘井凛 | (麗美) |
東京第二結界のプレイヤー | |||
シャルル | – | – | – |
仙台結界のプレイヤー | |||
烏鷺亨子 | – | – | – |
桜島結界のプレイヤー | |||
加茂憲紀 | 大道鋼 | 三代六十四 | – |
上記のキャラたちは、五条・宿儺の戦いを見守っている際に特に登場していません。
虎杖たちと行動を共にしている髙羽は、一緒に戦いを観戦している可能性があるものの、他のキャラに関しては動向が不明となっています。
特に桜島結界の泳者には、どのタイミングで再登場するのか読めない状況と言えるでしょう。
呪術廻戦の掲載順まとめ
『呪術廻戦』の直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
2位 | 221話 | 得喪 | 2023年21・22号 |
8位 | 222話 | 予兆 | 2023年24号 |
9位 | 223話 | 人外魔境新宿決戦① | 2023年25号 |
3位 | 224話 | 人外魔境新宿決戦② | 2023年26号 |
3位 | 225話 | 人外魔境新宿決戦③ | 2023年28号 |
6位 | 226話 | 人外魔境新宿決戦④ | 2023年29号 |
1位 | 227話 | 人外魔境新宿決戦⑤ | 2023年31号 |
7位 | 228話 | 人外魔境新宿決戦⑥ | 2023年32号 |
3位 | 229話 | 人外魔境新宿決戦⑦ | 2023年33号 |
6位 | 230話 | 人外魔境新宿決戦⑧ | 2023年35号 |
▼次話231話のネタバレ考察はこちら
呪術廻戦230話のあらすじ・ネタバレ
魔虚羅の前に歩を進める宿儺
五条の領域「無量空処」を破壊して現れた魔虚羅をモニター越しに見て、「あれが……魔虚羅……!!」と声を上げる一同。
あらゆる攻撃への適応能力を持つ式神の登場に、目に焼き付けようと髪を持ち上げて「禪院家の虎の子か」と言う冥冥に続き、「まさか『無量空処』にも適応したのか!?」と口にする虎杖。
場面は戻り、冥冥が使役する烏が上空を飛ぶ中、新宿では五条・魔虚羅が対峙していました。
続いてその場には、「無量空処」を食らったはずの宿儺が、体の傷を反転術式で治しながら、何事もなかったかのように姿を現すことに。
魔虚羅の前へと歩を進め、胸中で「五条悟には魔虚羅の手札は割れている……」と思う宿儺。
伏黒が「無量空処」を肩代わりしたと判明
仙台結界で行われた万戦にて、宿儺は魔虚羅の適応を自ら肩代わりすることで、万の術式「構築術式」を看破しました。
一方、今回の戦いの五度の領域展開では、五条の「領域内の全て」・宿儺の「領域内の自分以外の全て」の必中命令が相殺されました。
つまり、宿儺は彼への必中命令を相殺しておらず、彼は五度「無量空処」を受け続け、適応を肩代わりしていたと判明することに。
そうとは知らない五条は、魔虚羅が「無量空処」に適応している状況を受け、「宿儺が適応を肩代わりした…?」と推測します。
しかし五条は、六眼を通して宿儺が伏黒の魂に適応を肩代わりさせていたと気付くことに。
自身の取っていた手段を明かす宿儺
魔虚羅を自身の影へ沈めつつ、「何か 言いたいことがありそうな顔だな」と言葉を掛ける宿儺。
「別に 思ったより必死こいてくれてるみたいで嬉しいよ」と返答する五条に対し、笑いながら「貴様程じゃないさ」と言い放ちます。
続けて宿儺は、領域でのみ発動する術式効果「無量空処」を厄介と思っており、まずは五条からその手札を消しておきたかったと話すことに。
領域内で展延を使わない間は、十種影法術で伏黒に適応を肩代わりさせていたとのこと。
おかげで領域に付与した以外の術式を使用できなかったと言う宿儺ですが、それなりに見返りはあったと続けます。
五条が領域を発動しようとするも失敗
宿儺の発言を受け、伏黒の魂が肩代わりしたのは、あくまで”適応の過程”であり”結果”ではないと指摘する五条。
宿儺や伏黒の魂自体が「無量空処」に適応したわけではないため、自身が再度領域を展開すれば、宿儺は魔虚羅を出さざるを得ないと続けます。
「次は一撃で消してやるよ」と再度掌印を結ぶ五条ですが、対する宿儺は笑い声を上げると「貴様はもう領域を展開できない」と言い放つことに。
その宿儺の言葉通り、五条は脳に痛みを覚えると、突然鼻から大量の血を流し始めます。
その様子をモニターで見ていた日下部が「どういうことだ!?」と声を上げる一方で、「嫌な予感が当たったのか……!?」と冷や汗を流す乙骨。
術式の修復の詳細を明かす宿儺
反転術式による焼き切れた生得術式の修復について、かなりの無理をしたと指摘する宿儺。
修復の仕組みについて、術式の刻まれている右脳の前頭前野辺りを、一度自らの呪力で脳を破壊してから、反転術式で治癒することで焼き切れた術式をリセットしていたと見抜きます。
「そんなこと…一回でもリスクが高すぎる!!」と声を上げる乙骨に続き、脳の特に術式に関わる箇所はブラックボックスであり、治そうと思って治せる程単純ではないと話す日下部。
五条は脳の治癒に慣れていると思っていたと言う家入は、「それでも後遺症が出たってわけか…」と納得を示し、宿儺は回数が少ない分五条よりは余裕があると続けます。
宿儺が閉じた領域を発動しようとする
肉や骨を治すのとはわけが違うと言い、五条に「限界だろう?」と問い掛ける宿儺。
五条が仮に領域を展開できたとしても、その時点で死ぬ、もしくは宿儺に対抗できるほどの精度は出せないと言い放つことに。
「………」と五条が無言で苦悶の表情を浮かべる中、宿儺は「次 俺は領域を結界で閉じる」「逃げ道はない」と言い放ちます。
続けて宿儺は、掌印を結んで魔虚羅の法陣を頭上に浮かべると、あとは五条を切り刻みながら、その無限にも適応させてもらうと宣言。
五条に対して「じゃあな最強」「俺がいない時代に生まれただけの凡夫」と言い放ち、宿儺は領域を展開することに。
宿儺の領域展開も失敗することに
領域を展開した宿儺でしたが、次の瞬間、宿儺の背後の「御廚子」は消し飛んでしまうことに。
観戦していた一同が驚愕の反応を見せる中、掌印を結びながら目・鼻から大量の血を流す宿儺の姿が描かれます。
宿儺が「無量空処」を受けた時間は延べ10秒にも満たないものの、それでも五条同様、領域を展開することが不可能になるほどのダメージを脳に受けていたとのこと。
領域が崩壊し、目から流れる血を拭う宿儺を前にした五条は、「しっかり効いてるじゃねえか!!」と笑い飛ばします。
五条VS宿儺の戦いはラウンド2へ移行
上空を飛ぶ冥冥のカラスを指し示しながら、「生徒が見てるんでね」「まだまだカッコつけさせてもらうよ」と言い放つ五条。
次の瞬間、五条は後ろへ下がろうとする宿儺との距離を詰め、勢い良く顔面を殴りつけます。
目の前の五条の存在から、思わず「絶対的な強者 それ故の孤独」「あなたに愛を教えるのは」との万の言葉を想起する宿儺。
五条・宿儺は両者譲らず、二人の戦いはラウンド2へ移行することに。
呪術廻戦230話の内容・ネタバレまとめ
本誌230話の内容・ネタバレ一覧
①伏黒の魂が適応を肩代わりしたと判明
- 魔虚羅の登場に注目する一同
- 何事もないかのように五条の前に現れる宿儺
- 宿儺は万戦で適応を自ら肩代わりしていた
- 五度の領域展開で相殺された必中命令
- 宿儺は彼への必中命令は相殺していなかった
- 適応を肩代わりしたのが伏黒恵の魂と判明
②五条が領域の発動に失敗する
- 魔虚羅を自身の影へと沈める宿儺
- 宿儺は「無量空処」を厄介だと考えていた
- 肩代わりしたのは”適応の過程”と言う五条
- 伏黒の魂・宿儺は「無量空処」に未適応
- 再度領域を展開しようとする五条
- 宿儺は五条がもう領域を展開できないと指摘
- 五条は領域を発動できず大量の鼻血を流す
③宿儺が領域を展開しようとする
- 焼き切れた術式の修復に言及する宿儺
- 術式は右脳の前頭前夜辺りに刻まれている
- 五条は一度呪力で脳を破壊していたと判明
- 反転術式で脳を治癒して術式をリセットした
- 宿儺は回数が少ない分五条より余裕がある
- 次は領域を結界で閉じると宣言する宿儺
- 宿儺は掌印を結んで魔虚羅の法陣を使用
- 五条の無限にも適応させてもらうと宣言する
④戦いはラウンド2へ移行することに
- 宿儺の領域展開は失敗してしまう
- 目・鼻から大量の血を流す宿儺
- 宿儺が「無量空処」を受けたのは10秒以下
- 領域展開が不可能なダメージを受けたと判明
- しっかり効いていると宿儺を笑い飛ばす五条
- 五条が宿儺の顔面を殴りつける
- 戦いながら万の言葉を想起する宿儺
- 五条VS宿儺はラウンド2へと移行する
▼次話231話のネタバレ考察はこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦本誌230話の感想・考察まとめ
魔虚羅についておさらい
魔虚羅とは、禪院家相伝の術式「十種影法術」に存在する十種類の式神の内の一体。
あらゆる攻撃への適応能力を持つ式神であり、敵の攻撃を分析し耐性・有効打を得ることが可能。
歴代の十種影法術の術師全員が未調伏であり、渋谷事変時に指15本分の宿儺に敗北するも、その強さを存分に発揮しました。
400年前の御前試合との関係性
御前試合の詳細 | ||
---|---|---|
五条家・当主 六眼持ち 無下限呪術使い |
VS | 禪院家・当主 十種影法術使い |
14巻117話では、江戸時代(慶長)において、当時の五条家・禪院家の当主同士による御前試合が行われたと、五条の口から語られました。
本気で殺し合った彼らは両方死亡しており、その時の当主はそれぞれ五条・伏黒と同じ術式を持っていたとのこと。
当時の禪院家当主は、相手を道連れの形で調伏の儀に巻き込み、結果として魔虚羅が六眼持ちの五条家当主を死に追いやったと考えられます。
何事もないかの様子の宿儺について
宿儺に「無量空処」を食らわせたものの、魔虚羅によって領域を破壊されてしまった五条。
五条・魔虚羅が対峙していると、そこには「無量空処」を浴びて行動不能になったかに思われた宿儺が、なんともない様子で現れることに。
この様子から、宿儺は何らかの方法で「無量空処」に対処したと思われます。
宿儺への「無量空処」の影響とは?
パターン1 | 伏黒の魂に適応させていた |
---|---|
パターン2 | 宿儺自身が数秒浴びていた |
宿儺が「無量空処」を対処した方法に関しては、上記の二パターンが考えられます。
ただし渋谷事変時には、0.2秒の「無量空処」を受けた真人・漏瑚などが、3分以上の間行動不能になっていました。
パターン2の場合、「無量空処」を数秒浴びたとしても、宿儺の行動不能の時間はわずかに留まると捉えられるでしょう。
万戦での宿儺の作戦のおさらい
仙台結界で万と戦っていた宿儺は、御厨子を封印し、伏黒の十種影法術のみを使用していました。
その際に掌印を結んだ宿儺は、魔虚羅の法陣を自身の頭上へと浮かべていたのが特徴です。
宿儺は魔虚羅の適応を自ら肩代わりすることで、万の構築術式の看破を目論んでいた様子。
五条・宿儺の領域の必中命令とは?
キャラ名 | 必中命令の内容 |
---|---|
五条悟 | 領域内の全て |
宿儺 | 領域内の自分以外の全て |
五度の領域展開を発動した際、五条の結界内では対になる二人の必中命令が相殺されることに。
二人の必中命令は上記の通りであり、宿儺は必中命令の対象から自分を省いていたとのこと。
その結果、打ち消されなかった五条の必中命令が、宿儺へと浴びせられていたと考えられます。
宿儺が伏黒の魂を利用していたと判明
上記の通り、宿儺は自身の中の伏黒の魂への必中命令を相殺していなかったようです。
その結果、伏黒の魂は五度「無量空処」を受け続け、魔虚羅の適応を肩代わりしていたとのこと。
宿儺は適応の能力を伏黒の魂に使わせ、「無量空処」の直撃を免れていたのではないでしょうか?
伏黒の魂の現状について
① | 【対象話】24巻/212話 宿儺が伏黒の肉体に受肉する |
---|---|
② | 【対象話】24巻/216話 ・宿儺が”浴”をする ・伏黒の魂がより深くに沈む |
③ | 【対象話】25巻/219話 ・宿儺の手で万が死亡する ・伏黒の魂が更に深淵へと沈む |
④ | 【対象話】26巻/230話 伏黒の魂が五度の「無量空処」を受ける |
宿儺の裡の伏黒の魂に関しては、上記の通り。
伏黒津美紀の体に受肉した万を宿儺が殺害した結果、恵は自ら義姉を手にかけた罪悪感により、魂が深淵へと沈んでしまうことに。
その上、五条との戦いで五度の「無量空処」を肩代わりしたため、伏黒の魂は廃人になってしまった可能性があると思われます。
五条が伏黒の魂に気付いた理由とは?
魔虚羅に領域を破壊された五条は、先程の0.01秒での適応はあり得ないと考えている様子。
法陣の回転どころか、魔虚羅が顕現したのは五度目の「無量空処」の後と整理した五条は、伏黒の魂が適応を肩代わりしたと思い至ることに。
「六眼」が大きく描かれている様子から、五条は六眼を通して伏黒の魂に気付いたと思われます。
魔虚羅の法陣が使われた場所について
五条・宿儺が戦っている最中、真っ暗な場所で魔虚羅の法陣が回転する様子が描かれた228話。
魔虚羅の法陣は、宿儺の影の中に存在していたかと思われましたが、230話では沈んでいる伏黒の上に浮かんでいたと判明することに。
十種影法術を使用した宿儺は、自身の裡の伏黒に法陣を使わせることが可能だった様子。
領域内で宿儺が取った作戦とは?
① | 領域展延を使用して無下限呪術を中和する |
---|---|
② | 十種影法術で伏黒に適応を肩代わりさせる |
領域でのみ発動する術式効果「無量空処」を厄介と思っていた宿儺は、まずは五条からその手札を消しておきたかったと明かしました。
そのため、領域内で展延を使わない間は、十種影法術で魔虚羅の法陣を呼び出し、伏黒に「無量空処」への適応を肩代わりさせていたとのこと。
このため、宿儺は領域に付与した「御厨子」以外の術式を使用できなかったようです。
伏黒の魂が肩代わりしたモノについて
宿儺が手の内を明かす中、伏黒の魂が肩代わりしたのは”適応の過程”であり、”結果”ではないと指摘する五条。
宿儺・伏黒の魂自体が「無量空処」に適応したわけではないため、再度領域を展開すれば、宿儺は魔虚羅を出さざるを得ないと続けます。
掌印を結んだ五条は、「次は一撃で消してやるよ」と魔虚羅を瞬殺すると言い放つことに。
宿儺自身は魔虚羅の適応を使用不可?
五条の発言からは、宿儺自身は「無量空処」に適応していないと捉えられるでしょう。
魔虚羅の法陣を利用したとしても、できるのは適応の肩代わりだけであり、魔虚羅の適応能力の流用は不可能な様子。
ただし、229話で「無量空処」を受けたはずの宿儺が行動不能となっていないため、実際は流用可能とも考えられそうです。
五条の六度目の領域展開は失敗する
六度目の領域を展開しようとするも、五条の領域は展開されずに失敗という結果に終わります。
脳に痛みを覚えた後、鼻から大量の血を流している様子から、宿儺の「貴様はもう領域を展開できない」との発言が正しいと言えるでしょう。
鼻血自体は228話から流していたものの、その後に二回も焼き切れた術式を修復したことが要因と捉えられます。
領域を展開できた場合はどうなる?
パターン1 | 領域を展開した時点で死ぬ |
---|---|
パターン2 | 宿儺に対抗できるほどの精度は出せない |
五条が仮に領域を展開できたとしても、上記のどちらかの結果になると言い放った宿儺。
実際に229話では、「最後の領域展開」との文言が存在し、五条がこれ以上領域を展開しないと示唆されていました。
宿儺も同様であり、今後は領域展開以外の手札での戦いになると思われます。
焼き切れた術式の修復の詳細とは?
領域展開後に焼き切れた術式を、反転術式で修復していた五条。
その方法とは、術式の刻まれている右脳の前頭前野辺りを、一度自らの呪力で破壊するとのこと。
その後、反転術式で治癒することで、焼き切れた術式をリセットしていたと明かされました。
脳・術式の関係性のおさらい
宿儺が明かした術式の修復方法について、一回でもリスクが高すぎると反応した乙骨。
続いて日下部も、脳の特に術式が係わる箇所はブラックボックスであり、治そうと思って治せる程単純じゃないと口にしました。
脹相の言う通り、五条は術式を修復した5回分死にかけていると言っても過言ではない様子。
死滅回游の術式の剥奪について
143話で明かされた死滅回游のルールでは、ルールに違反したプレイヤーは術式が剥奪されるとの一文が存在しました。
これを聞いた家入は、脳に無理矢理なにかしら作用するため、ルール的にも術式を剥奪されると死ぬと思うと口にすることに。
右脳の前頭前野辺りに術式が刻まれていることが術師に共通している場合、死亡したプレイヤーは脳を破壊されたのかもしれません。
魔虚羅の法陣を利用する宿儺
限界の様子の五条を前にして、次の領域では結界を閉じて逃げ道を塞ぐと宣言する宿儺。
続いて宿儺は、掌印を結ぶと魔虚羅の法陣を自身の頭上へと浮かべることに。
「あとは貴様を切り刻みながら その無限にも適応させてもらう」との発言から、宿儺は無下限呪術にも適応するつもりと思われます。
宿儺の領域展開も失敗に終わることに
地面に膝をつく五条を前にした宿儺は、掌印を結んで「領域展開」と唱えます。
しかし、宿儺の背後に現れた「御廚子」は突如として暴発し、宿儺自身も目・鼻から大量の血を流す様子が描かれました。
五条だけでなく、宿儺も領域を展開できない状態だと判明することに。
宿儺が「無量空処」を受けた時間とは?
五度目の領域展開時に「伏魔御廚子」が崩壊し、「無量空処」を浴びることとなった宿儺。
魔虚羅が五条の領域を破壊するまで、宿儺は「無量空処」を延べ10秒にも満たない時間、受け続けたようです。
それでも五条同様、宿儺は領域展開が不可能になるほどのダメージを脳に受けていたとのこと。
万の言葉を想起している宿儺
上記のタイミングで、「絶対的な強者!! それ故の孤独!!」「あなたに愛を教えるのは…」との、218話で万が口にした言葉を回想している宿儺。
どちらも五条と対峙している状況であり、宿儺は五条との戦いを楽しんでいると思われます。
平安時代では絶対的な強者だった宿儺は、自分と互角の戦いを演じられる五条の存在により、孤独感が薄れているのかもしれません。
五条・宿儺の戦いはラウンド2へ移行する
230話の最後のアオリ文は、「両者譲らず最終決戦はラウンド2へ!!!」と記されているのが特徴。
領域展開が使用できなくなった五条・宿儺の戦いは、このままラウンド2へ移行するようです。
宿儺は領域展延・魔虚羅の適応能力などで、五条の無下限呪術の突破を目論むと思われます。
呪術廻戦230話の展開予想
※以下の内容は、週刊少年ジャンプ2023年35号発売前に掲載した230話の展開予想となります。
あらかじめご注意ください。
五条は魔虚羅を相手に苦戦する?
宿儺の領域を崩壊させ、「無量空処」を浴びせることに成功した五条。
少年院の時の虎杖より、宿儺を確実に死に近づけようとしますが、その五条の目の前には魔虚羅が姿を現すことに。
230話では、突然目の前に現れた魔虚羅を相手に、五条が苦戦する展開になると思われます。
五条は術式が焼き切れている状態
突然登場した魔虚羅に驚いた五条ですが、「無量空処」に適応する前に一撃で破壊しようと術式反転「赫」を放とうとします。
しかし、魔虚羅は既に「無量空処」に適応済みであり、五条の領域は破壊されてしまうことに。
五条は領域を破壊されて術式が焼き切れている状態で、魔虚羅と戦わなければならない苦境に立たされていると言えるでしょう。
「無量空処」の設定が鍵となる?
週刊少年ジャンプ2023年33号では、芥見先生が巻末コメントで「無量空処」について上記のように言及しています。
渋谷事変時に、真人・漏瑚が周囲の一般人より早く意識を取り戻したのには、この設定が関わっていると考えられるでしょう。
伏黒の肉体に受肉している宿儺は、あくまで人間としてカウントされていると思われますが、今後の展開で実は「無量空処」が効きにくいと判明するかもしれません。
五条VS宿儺の戦いの行方とは?
パターン1 | 五条 VS 魔虚羅 |
---|---|
パターン2 | 五条 VS 宿儺・魔虚羅 |
230話以降では、五条VS宿儺の戦いが上記の二パターンのどちらかに移行すると思われます。
宿儺が「無量空処」の影響で戦闘不能の場合、パターン1のように、五条は「無量空処」に適応した魔虚羅を相手にすることになるでしょう。
また、魔虚羅の適応の能力を術師の宿儺自身も使用できる場合、宿儺・魔虚羅の二人を相手に五条が戦う展開になるかもしれません。
鹿紫雲が参戦することに?
宿儺もしくは魔虚羅が無下限呪術にも適応した場合、五条がピンチに陥ることは間違いないです。
よって、無下限呪術に対応した敵を倒すために、現在モニター越しに観戦中のメンバーが戦いに参戦する可能性が高いと言えるでしょう。
特に宿儺と戦うことを望んでいる鹿紫雲が登場し、宿儺に対して未だ詳細が不明な術式を使う展開に期待が持てます。
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16巻 | ||||
---|---|---|---|---|
134話 | 135話 | 136話 | 137話 | 138話 |
139話 | 140話 | 141話 | 142話 | – |
17巻 | ||||
143話 | 144話 | 145話 | 146話 | 147話 |
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