【渋谷事変】死亡した禪院甚爾の再登場・復活！「よかったな」の意味とは？【呪術廻戦】

『呪術廻戦』の禪院甚爾（ぜんいんとうじ）の再登場・復活の経緯についてネタバレしています。
伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）が死亡した理由を始め、渋谷事変で復活を果たした経緯、オガミ婆の降霊術・孫との関連性などに関しても考察を掲載しています。
また、特級呪霊「陀艮」との戦い・伏黒恵に遺した「よかったな」という最期の言葉の意味もまとめているので、呪術廻戦の禪院甚爾（ぜんいんとうじ）の再登場・復活について調べる際に、是非ご覧ください。

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禪院甚爾が死亡した経緯のおさらい

伏黒甚爾が死亡した理由とは？

『呪術廻戦』の作中で12年前の2006年にて、盤星教の依頼を受け、星漿体（天内理子）の暗殺に一枚噛むこととなった伏黒甚爾。
天内理子を殺害し任務に成功したかと思われましたが、殺したはずの五条悟が復活し、目の前に立ちはだかりました。
伏黒甚爾は、”最強”と成った五条悟が放った虚式「茈」に身体を貫かれ敗北、そのまま死亡してしまうことに。

五条から逃げなかった理由について

五条と対峙しながら、何らかの違和感を抱くも「…いや これでいい」と戦いを続けた甚爾。
しかし虚式「茈」で体を貫かれると、「タダ働きなんてゴメンだね」と普段であればトンズラをこいていたはずだと気付くことに。
続けて甚爾は、自分を否定した禪院家・呪術界の頂点である、目の前の現代最強と成った術師を否定・捩じ伏せてみたくなったと整理。
自分を肯定するために、いつもの自分を曲げてしまったと振り返る甚爾は、その時点で負けていたと胸中で思うことに。

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死亡時に伏黒恵のことを言い遺す

死の間際に「自尊心それは捨てたろ」と口にし、死亡した妻を思い浮かべつつ、自分も他人も尊ぶことない生き方を選んだはずと振り返る甚爾。
五条から「最期に言い残すことはあるか？」と問われると、甚爾は「……ねぇよ」と答えつつも、自身の息子のことを思い出すことに。
その後、甚爾は2,3年もすれば自分の子供ガキ（＝伏黒恵）が禪院家に売られると言及、五条に「好きにしろ」と言い遺しました。

禪院甚爾に関する時系列一覧

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禪院甚爾の復活・再登場はいつ？

禪院甚爾が原作で復活した話数

禪院甚爾が作中で復活したのは、原作の11巻95話の出来事となっています。
獄門疆に封印された五条を助けるため、渋谷に降ろされた”帳”の破壊に挑む虎杖たち。
その嘱託式の”帳”の基を守っていたのが、呪詛師のオガミ婆・粟坂であり、オガミ婆は術式「降霊術」を使用し、孫に禪院甚爾を降霊させました。

アニメでは二期35話で再登場！

原作の11巻95話で復活した禪院甚爾は、アニメでは35話（二期11話）で再登場することに。
上記のように、猪野の覆面を外す先行カットが存在し、後ろ姿のみ公開されているのが特徴です。
アニメ二期35話では、復活を遂げた禪院甚爾がその強さを発揮する様子が描かれるでしょう。

アニメ二期の放送スケジュール一覧

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復活した禪院甚爾の登場話まとめ

復活した理由・オガミ婆の降霊術との関係性

オガミ婆・孫についておさらい

渋谷に降ろされた「術師を入れない”帳”」を解くことを狙う虎杖たちの一方で、呪詛師のオガミ婆・孫は、嘱託式の”帳”の基を守っていました。
オガミ婆・孫の二人は、渋谷Cタワーの屋上で猪野琢真と戦う展開となることに。

オガミ婆が降霊術を使用した

二級術師・猪野琢真と対峙する中、「降霊術」の発動の準備を進めるオガミ婆。
術式の発動準備中であり、無防備の状態のオガミ婆を優先して狙う猪野ですが、孫が身を挺してオガミ婆を守り、有効打を与えられないことに。
最終的に、孫が禪院甚爾の遺骨の入ったカプセルを飲み込んだ後、オガミ婆が術式を発動し、孫に「禪院甚爾」が降霊する結果となりました。

術式「降霊術」についておさらい

オガミ婆の「降霊術」は、上記のような術式となっています。
オガミ婆は、孫に甚爾の遺骨の入ったカプセルを飲み込ませており、まがりなりにも御三家の伏黒甚爾の体の一部を入手するのは大変だった様子。
また、オガミ婆が呼んだ名前が伏黒ではなく「禪院甚爾」だったのは、より出生時に近い名前を使うのが降霊術のセオリーとなっているためです。

禪院甚爾が復活を遂げた経緯とは？

禪院甚爾の遺体の一部を飲み込んだ孫に、禪院甚爾の肉体情報のみを降霊したオガミ婆。
結果として、孫は天与呪縛による超人的身体能力を再現し、猪野琢真を瀕死へと追い込みます。
孫に降霊した禪院甚爾は、そのまま孫の肉体を乗っ取り現世に復活を遂げることとなりました。

孫の身体を乗っ取れた理由について

不測の事態を未然に防ぐため、オガミ婆は”魂の情報”は降ろさず、”肉体の情報”のみを降ろすことにしているとのこと。
しかし禪院甚爾の場合、”天与呪縛”でフィジカルギフテッドの肉体を持つ一方、呪力が完全にゼロとなっているのが特徴。
このように甚爾の肉体が特別なためか、孫の魂が甚爾の肉体に負けてしまい、甚爾は孫の肉体を乗っ取ることに成功したようです。

猪野琢真・オガミ婆との戦いの結果

猪野を圧倒してボコボコにする

オガミ婆が発動した「降霊術」により、孫には禪院甚爾が降霊する展開となりました。
眼前の禪院甚爾の強さを察した猪野は、「来訪らいほう瑞獣ずいじゅう」の四番「竜」を即座に発動しようとするも、禪院甚爾に覆面を取られてしまいます。
振り向きざまに殴られた猪野は、禪院甚爾にそのまま何度も顔面を殴られ続け、敗北することに。

甚爾に敗北した猪野のその後とは？

虎杖・伏黒が呪詛師「粟坂二良」を拘束した一方、禪院甚爾によってビルの屋上から落とされることとなった猪野。
気絶した状態で落下した猪野は、伏黒の「鵺」・虎杖によって地面への激突を防がれるも、顔面に酷い怪我を負っていました。
その怪我を見た伏黒は、「大丈夫……じゃねぇけど 死んじゃいない」と発言し、反転術式を使える家入の元へ猪野を運ぶことに。

猪野は右目を失ってしまう？

「渋谷事変」編の最中の12巻98話にて、禪院甚爾の手で重傷に追い込まれた猪野は、その後は「死滅回游」編にて再登場を果たしました。
瀕死の姿で描かれてた後、作中で再登場したのは124話後の222話での出来事となっています。
また、再登場した猪野は右目を瞑っており、甚爾に殴られた際に右目を失った・後遺症を負ったなどと考えられそうです。

オガミ婆をそのまま殺害する

オガミ婆の「降霊術」で孫の体に”肉体の情報”を降ろされ、現世に復活を果たした禪院甚爾。
”魂の情報”を降ろされたわけではないものの、孫の魂をフィジカルギフテッドの肉体で上回ったのか、そのまま孫の肉体を乗っ取ることに。
オガミ婆の「オマエは下に降りて術師を殺せ」との命令を聞いていた甚爾は、命令に従い、真っ先に目の前の術師のオガミ婆を殺害しました。

特級呪霊「陀艮（だごん）」との戦い

禪院甚爾が陀艮の領域内に現れる

井の頭線・渋谷駅にて、特級呪霊「陀艮だごん」と戦うこととなった直毘人・七海・真希の三人。
陀艮の領域展開「蕩蘊平線たううんへいせん」に閉じ込められ、ピンチに陥った三人でしたが、領域内に伏黒恵が現れて領域の押し合いを実現します。
そのまま伏黒が足元で結界に穴を空け、一同は”領域外への脱出”を目指すも、その穴からは禪院甚爾が登場して結界内に侵入を果たすことに。

陀艮VS呪術師達の戦いの流れのおさらい

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殺戮人形と化した禪院甚爾

オガミ婆の「降霊術」は、彼女の死後も継続するものの、器である孫の呪力が尽きた時点で、降霊も終わるハズでした。
しかし、甚爾の肉体に上書きされた孫の魂には呪力はなく、また甚爾の肉体は呪力を消費しないため、術式は終了する契機を失ってしまうことに。
重なったイレギュラーが術式の暴走を引き起こし、禪院甚爾は器が壊れるまで本能のまま戦い続ける殺戮人形と化してしまったとのこと。

「游雲ゆううん」を手にして陀艮と戦う禪院甚爾

陀艮の領域内に現れた甚爾は、空中にいたかと思われた次の瞬間には真希の目の前に現れ、真希が手にしていた特級呪具「游雲」を奪うことに。
甚爾は陀艮と対峙すると、游雲を振り回して陀艮を攻撃し、放たれた式神をも瞬殺していきます。

特級呪具「游雲」についておさらい

「游雲」とは、特級呪具の中で唯一術式効果が付与されておらず、純粋な力の塊の呪具です。
そのため、游雲の威力は持つ者の膂力に大きく左右され、甚爾の使用時は圧倒的な力を誇ります。
また、游雲の所持者は上記の通りに変化しており、作中では12年前に元々甚爾が所持していた武器と言えます。

甚爾が一人で陀艮を祓ってしまう

圧倒的な身体能力で当然の様に水面を駆け、上がり続ける速度スピードで陀艮に猛攻を仕掛けた甚爾。
游雲同士をぶつけて形を変えると、滞空して時間を稼ごうとした陀艮の隙をつくと、游雲の尖らせた先端で陀艮の頭部を突き刺すことに。
陀艮が反撃をしようとするも、甚爾は尖らせた游雲を何度も陀艮の頭を突き刺していき、そのまま一人で祓ってしまうことに。

禪院甚爾・息子「伏黒恵」の戦い

禪院甚爾は伏黒恵を狙うことに

本能のまま戦い続ける殺戮人形と化し、その牙は常に強者へと向かうという性質を持つ禪院甚爾。
そのため、領域「蕩蘊平線たううんへいせん」の中に突如として現れた際は、迷いなく陀艮と戦い始めることに。
陀艮を祓い終わった後は、上記の四人から伏黒を選び出して渋谷駅の外へ連れ出し、甚爾・恵の親子が対峙する展開となりました。

残りの三人のその後について

伏黒が甚爾に渋谷駅の外へ連れ出された一方、駅の中に残されていた直毘人・七海・真希の三人。
しかし、その場には続いて漏瑚が登場し、陀艮の亡骸の前で「逝ったか……陀艮」と呟くことに。
陀艮よりも格段に強い漏瑚は、即座に七海・真希の二人を燃やすと、右腕を失い機動力に欠けていた直毘人をも瞬殺してしまいました。

禪院甚爾の強さ・速度とは？

陀艮の領域が崩壊した後、「いつの間にか 外に出されていた!!」との感覚を覚えていた伏黒。
渋谷駅の外へ出された時のスピードから、陀艮を一人で祓った禪院甚爾が、「呪胎戴天」編の時の宿儺よりも下手したら速いと感じていました。
少年院編の時の宿儺は、指三本分の強さとなっていたため、甚爾はそれを上回るスピードを持っていると捉えられるでしょう。

伏黒は魔虚羅の召喚を考慮する

• 特級呪霊を圧倒した化物
• 指三本分の宿儺並の超スピード

上記の様な特徴を持つことから、禪院甚爾が真希の完成系だと察した伏黒。
圧倒的な強さを誇る甚爾を相手に、術式を駆使して戦うも、攻撃を躱されてしまうことに。
游雲を手にした甚爾を前にして、伏黒は「やるしかないのか…!?」と思っており、魔虚羅を呼び出すことを考えているのが特徴です。

目の前の人物が息子と気付く甚爾

伏黒が魔虚羅の召喚を考える中、伏黒を目にした甚爾は、生前の直毘人との会話を思い出します。
息子の恵が術式を持っていると察し、直毘人に上記のように取り引きを持ちかけていた甚爾。
死別した恵ママが「恵をお願いね」と言い遺していたものの、自分にとってはゴミ溜めの禪院家でも、術式さいのうがあれば幾分ましと考えていた様子。

甚爾は伏黒の目の前で自害する

息子の恵を禪院家に売る話をした後、「もうどうでもいい どうでもいいんだ」と自分に言い聞かせていた当時の甚爾。
しかし、伏黒に対して「オマエ 名前は」と問いかけ、「……？伏黒……」との返答を受けると、「禪院じゃねぇのか よかったな」と言い残して自ら自害することに。
魂さえ上書きする天与の肉体を持つ甚爾は、暴走した術式さえ覆すことが可能と言えそうです。

恵に遺した「よかったな」の意味とは？

恵の名字が「伏黒」だと聞き、「禪院じゃねぇのか よかったな」と口にしていた甚爾。
直毘人との間で、恵のことを禪院家に売ると話をつけていたものの、禪院家に売られていないことを察したと言えるでしょう。
作中で12年前、死の直前に「2,3年もしたら俺の子供ガキが禪院家に売られる 好きにしろ」と五条に言い遺していたため、五条が恵・禪院家に介入したと勘付いたとも考えられそうです。

伏黒は甚爾の正体を知らない様子

甚爾が自害した後、死体の顔が孫へと戻っているのを確認し、「自害したことといい なんだったんだコイツは」と胸中で思っている伏黒。
領域内に甚爾が現れた時も、「誰だ……!?」と疑問を抱いており、禪院甚爾が自分の父親とは気付いていないようです。
ただし、直毘人が「甚爾か!!」と口にしていたこと、甚爾が死の直前に「よかったな」と言い遺したことを思い浮かべている様子から、自分との関係性を察しているのかもしれません。

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