4/17(月)発売の週刊少年ジャンプ2023年20号(5月1日号)に掲載されている『呪術廻戦』の220話「自浄自縛」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦220話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
▼呪術廻戦の関連記事はこちら
24巻 | ||||
---|---|---|---|---|
209話 | 210話 | 211話 | 212話 | 213話 |
214話 | 215話 | 216話 | 217話 | – |
25巻 | ||||
218話 | 219話 | 220話 | 221話 | 222話 |
223話 | 224話 | 225話 | 226話 | 227話 |
キャラ考察・術式まとめ | |||
---|---|---|---|
両面宿儺 | 乙骨憂太 | 烏鷺亨子 | 石流龍 |
鹿紫雲一 | 秤金次 | 伏黒津美紀 | 万(よろず) |
考察・解説記事 | |||
五条が封印された獄門疆とは? | 領域展開の使用者一覧・解説 | ||
呪術廻戦の年表・時系列 | アニメ二期の内容・放送時期 | ||
渋谷事変後の生死状況 | 死滅回游のルール・考察 |
呪術廻戦219話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①平安時代の万・宿儺の出会い
- 平安時代にて新嘗祭に招かれる宿儺
- 藤原北家直属の”日月星進隊”・”五虚将”
- 征伐隊の精鋭を悉く八つ裂きにした宿儺
- 宿儺が招かれたのは敵意はないと示すため
- 会津の田舎者として言及される万
- 万も宿儺と似た蛮行を行い都に登用された
- 室内で裸で過ごしている万
- 神饌の唐菓子を目的に部屋を出る
- 宿儺の姿を目にして抱きつきに行く万
- 裏梅が万を凍らせようとする
- 万が宿儺の横に立つと宣言する
- 宿儺に身体を切られて倒れる万
②万が宿儺に敗北し死亡する
- 宿儺の孤独を独り占めしたいと思う万
- ”完全な球体”の「真球」を作り出す
- 「真球」は触れることのできないもの
- 万が領域展開「三重疾苦」を披露する
- 領域を展開しない宿儺に驚愕する万
- 頭上の「法陣」を回転させる宿儺
- 宿儺が魔虚羅を召喚する
- 魔虚羅が「真球」を破壊して万を斬りつける
- 万の術式の弱点に言及する宿儺
- 死に際に宿儺へと何かを遺す万
- 津美紀を手にかけてしまい涙を流す伏黒
- 伏黒の魂は深淵へと沈んでくことに
▼前話219話のネタバレまとめはこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦219話終了時のキャラ情報
219話で登場した主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
宿儺 | 【所持得点】159点 → 59点? ・千年以上前に実在した人間 ・指を飲ませて伏黒の体に受肉する ・禪院家に訪れて”浴”を終える ・新たな式神「円鹿」「貫牛」を召喚する ・魔虚羅を召喚して万を倒す ・死に際の万から何かを受け取る? |
万 | 【所持得点】0点? ・千年前・平安時代の術師 ・伏黒津美紀の肉体に受肉する ・術式は「構築術式」と判明 ・領域展開「三重疾苦」を披露する ・宿儺が召喚した魔虚羅に切られる ・宿儺に何かを遺して死亡? |
肉体を乗っ取られたキャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
伏黒恵 | ・義姉の津美紀が死滅回游に巻き込まれる ・100点を消費して死滅回游にルールを追加 ・津美紀が覚醒タイプのプレイヤーと気付く ・宿儺に体を乗っ取られてしまう ・津美紀を手にかけてしまい自我が沈むことに |
伏黒津美紀 | ・伏黒恵の義理の姉 ・約1年半前に呪われて寝たきりとなる ・羂索の「無為転変」を機に目覚める ・覚醒タイプのプレイヤーと判明する ・宿儺によって肉体を破壊されることに |
呪術廻戦の掲載順まとめ
『呪術廻戦』の直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
6位 | 211話 | 熟む | 2023年9号 |
5位 | 212話 | 膿む② | 2023年10号 |
3位 | 213話 | 呪胎戴天-伍- | 2023年11号 |
8位 | 214話 | 呪胎戴天-陸- | 2023年13号 |
1位 | 215話 | 呪胎戴天-漆- | 2023年14号 |
5位 | 216話 | 浴 | 2023年15号 |
5位 | 217話 | 浴② | 2023年16号 |
3位 | 218話 | 浴③ | 2023年18号 |
5位 | 219話 | 浴④ | 2023年19号 |
3位 | 220話 | 自浄自縛 | 2023年20号 |
▼次話221話のネタバレ考察はこちら
呪術廻戦220話のあらすじ・ネタバレ
死滅回游に新たな総則の追加を目論む羂索
五条悟をその身に収め、今はただ何処かに眠っている獄門疆が冒頭に描かれている220話。
夏油傑が309点を所持していると判明した後、羂索は新たな総則「死滅回游の新規泳者の参加を打ち切る」の追加をコガネに提案します。
総則7の「永続」に抵触するため追加を却下するコガネに、「そうはいかないよ」と言う羂索。
羂索によると、日本には天元による呪霊の発生抑制・補助監督役の結界術の精度の底上げのため、数多の浄界が存在するとのこと。
その中で要となる4つの浄界が存在し、羂索は現在、日本を東西に分断する巨大浄界「飛騨霊山浄界」にいる様子。
羂索が死滅回游の仕組みについて明かす
浄界について語った羂索は、死滅回游は天元が作った浄界をベースに作られた梵界と言及。
続けて、死滅回游の管理者は誰でもないものの、強いて言えば天元だと明かします。
渋谷事変の後、天元がこれらの浄界を解き放っていれば、死滅回游は終わりを迎え、自身の思惑は全て水泡に帰したと言う羂索。
しかし、これらの浄界がなければ、脈々と続いた呪霊との戦い・結界術のノウハウを1000年前からやり直すことになり、多くの人間が死ぬため、天元は虎杖たちが勝つことに賭けたようです。
死滅回游について語り終えた羂索は、浄界を張った張本人の天元を呪霊操術で呼び出し、浄界を破壊することは容易いと口にします。
死滅回游に新たな二つの総則が追加される
再度コガネに総則の追加を提案した羂索は、追加をしなければ浄界を破壊し、死滅回游を強制終了させると宣言。
「なんのつもりだ」と天元に問われた羂索は、どちらを選んでも課せられた”永続”は叶わないというバグを意図的に作ると返答。
コガネはより持続可能な選択をするはずとの羂索の言葉通りに総則変更は認められ、死滅回游に13個目の総則が追加されることに。
続けて羂索は、「夏油傑・伏黒恵を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する」といった内容の総則の追加を立て続けに提案。
死滅回游の強制終了をちらつかされたコガネは、14個目の総則の追加も認め、羂索によって新たに二つのルールが追加される結果となりました。
羂索が宿儺の即身仏を手に入れることに
新たに二つの総則を追加した羂索に、「なぜ こんなまわりくどいやり方をする?」と問う天元。
続けて天元は、「天元と人間の超重複同化」の条件が死滅回游を終わらせることならば、浄界を問答無用で消し去ればよかったと口にします。
天元の問いを受け、それでは天元との同化の慣らしに使った境界が消えてしまうと答える羂索。
会話をしつつ、飛騨霊山浄界の奥に向かった羂索・天元は、宿儺の即身仏へと辿り着くことに。
「これは宿儺の手土産に持っていくよ」と言う羂索に、浄界の後世に問題はないと返答する天元。
来栖華・天使の生存が判明
場面は代わり、新たに追加された総則により、羂索は宿儺以外の泳者を一掃すれば死滅回游を終わらせられると口にする憂憂が描かれます。
シンプルになったとの憂憂の言葉を肯定し、羂索・宿儺を倒せば自分達の勝ちだと言う真希。
「簡単に言いますね」と渋面を浮かべる憂憂が、五条悟を殺すと言っているようなものだと例えると、真希は「その五条悟が復活するんだよ」と言い放つことに。
一方その頃、「すまないね 私の反転術式ではこれが限界だった」と謝る家入に、「いや本来なら即死していた」と答える天使。
宿儺に建物の屋上から落とされた来栖でしたが、甘井が術式で受け止めたこと・髙羽がそばにいたことが、生存に繋がったようです。
五条悟の封印を解くことを了承する天使
右腕を失った来栖の元に訪れ、今後の方針のために聞きたいことがあると言う乙骨。
来栖はもう戦闘に参加できる状態ではないため、乙骨は天使に対し、宿儺のように他の人間に乗り移ることが可能かを尋ねます。
「結論から言う 無理だ」と答えた天使は、多くの古の術師たちが羂索の誘いに乗った理由について、誰も死後呪物に成る方法を知らなかったからと明かすことに。
続けて「それは今も同じ だが宿儺は違った」と言う天使は、自らの魂を呪物として切り分ける方法を、宿儺は一度経験しただけで掴んだのだろうと推測を口にします。
結局のところ、自分たちの仕事は五条悟の封印を解くまでと話す天使の一方で、「恵は……どうなるの……?」と伏黒の心配をする来栖。
自らの思いを語る甘井
場面は代わり、いつも自分より強い奴らの顔色を伺っていた、自分のことがずっと嫌いだったと話す甘井が描かれます。
リズムゲームのように、常にタイミングを見計らって相手の気持ちのいい言葉を吐くという、クズの才能が自分にあったと語る甘井。
変わりたかった・虎杖について行って一緒に戦いたかったものの、自分には勇気がないと続けた甘井は、虎杖にとにかく謝りたかったと話します。
甘井の話を聞いて、「オマエがどんなやつとか正直知らん」と答える虎杖。
甘井のおかげで来栖が助かったため、「ありがとう まだ俺たちは負けてない」と礼を言うと、その場から去ろうとします。
虎杖が宿儺を殺す覚悟を決める
甘井から「オマエの中にもう宿儺はいないんだろ!?」「戦えんのか!?」と問われ、元々宿儺に協力してもらったことはないと答える虎杖。
続けて虎杖は、家入から今の自分について、宿儺という呪力に浸された呪物みたいなものだと言われたことを明かします。
「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」と言い残し、虎杖は甘井の前から立ち去ることに。
各結界から集った一同を前にして、「いくつか案がある 伏黒を助ける方法だ」と言う虎杖。
「僕も……でも……」との乙骨の言葉を引き継いだ真希は、どのみち宿儺を戦闘不能にまで追い込んでからでないと話にならないと口にします。
五条に帰ってくるように言う家入
虎杖に話しかけ、獄門疆”裏”と共に託された、九十九の残した魂の研究記録を手渡す脹相。
礼を言った虎杖が「違う……兄弟たちのこと」と続けると、脹相は「いい オマエの中で生きられるのならそれで」と答えることに。
一方、集結した虎杖たちを前にして、「育てる 強く聡い奴らを」「もう誰も独りにさせない」と口にしていた五条のことを思い返す家入。
実は五条・夏油のどちらかを愛していたなんてことは、天地がひっくり返ってもないと振り返りつつも、「私がいたろ 何が独りだ馬鹿野郎」と胸中で口にします。
目の前の呪術師たちを見て、五条の帰りを待っている化け物どもがウジャウジャいると思う家入は、「帰ってこい五条」と呼びかけることに。
呪術廻戦220話の内容・ネタバレまとめ
本誌220話の内容・ネタバレ一覧
①死滅回游について語る羂索
- 「夏油傑」の所持得点が309点と判明
- コガネに新規総則の追加を提案する羂索
- 総則7の”永続”に抵触すると却下するコガネ
- 日本には天元が張った数多の浄界が存在する
- 死滅回游は浄界をベースに作られた梵界
- 強いて言えば天元が死滅回游の管理者
- 浄界を解き放つ選択肢を選ばなかった天元
- 天元は虎杖たちが勝つことに賭けた
②羂索が死滅回游に二つのルールを追加
- 呪霊操術で天元を呼び出す羂索
- 羂索はコガネに再度総則の追加を提案する
- 死滅回游の強制終了をちらつかせる羂索
- 13個目の総則の追加を認めるコガネ
- 羂索が続けて14個目の総則を追加する
- 宿儺の即身仏へと辿り着く羂索・天元
- 即身仏を宿儺の手土産にするつもりの羂索
③来栖華・天使の生存が判明する
- 羂索・宿儺を倒せば自分達の勝ちと言う真希
- 真希は五条悟が復活すると口にする
- 本来なら即死していたと話す天使
- 甘井の術式・髙羽の存在が生存に繋がった
- 来栖はもう戦闘に参加できる状態ではない
- 天使に他の人間に乗り移れるかを聞く乙骨
- 乙骨の問いに無理だと答える天使
- 死後呪物に成る方法を知らなかった古の術師
- 自らの魂を呪物として切り分けられる宿儺
- 来栖・天使の仕事は五条悟の封印を解くまで
- 伏黒のことを心配をする来栖
④各結界から一同が集結することに
- 自分のことが嫌いだったと話す甘井
- 甘井はとにかく虎杖に謝りたかったとのこと
- 来栖が助かったため甘井に礼を言う虎杖
- 今の虎杖は宿儺という呪力に浸された呪物
- 宿儺を殺すために何でも喰うつもりの虎杖
- 各結界から呪術師たちが集結する
- 伏黒を助けるには宿儺を追い込む必要がある
- 虎杖に九十九の魂の研究記録を渡す脹相
- 脹相に兄弟たちのことで礼を言う虎杖
- 虎杖の中で生きられるならいいと答える脹相
- 胸中で「帰ってこい五条」と呼びかける家入
▼次話221話のネタバレ考察はこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦本誌220話の感想・考察まとめ
『呪術廻戦』の直近の時系列まとめ
”慣らし”が完了した後の出来事・時系列
日付 | 出来事 |
---|---|
11月16日 00:00 |
該当話:202話 〜 208話 ・羂索が薨星宮直上に姿を現す ・既に死滅回游は役割を終えている ・戦いに勝利した羂索が天元を手中に収める ・九十九は術式の影響で死亡? ・獄門疆「裏」と共に無事な様子の脹相 |
11月16日 12:00 |
該当話:211話 ・真希が東京第1結界に登場し情報共有を行う ・伏黒が死滅回游に11個目の総則を追加 |
11月16日 15:00 |
該当話:211話 〜 215話 ・津美紀が東京第1結界に侵入する ・津美紀(万)が12個目の総則を追加 ・津美紀に受肉した過去の術師の正体が判明 ・宿儺が伏黒の体に受肉することに ・宿儺が裏梅と共にその場を去る |
11月??日 時間不明 |
該当話:216話 ・宿儺が”浴”を終える ・宿儺は万の器の津美紀の破壊を目論む ・羂索が仙台結界へ宿儺を送る |
11月??日 時間不明 |
該当話:217話 〜 219話 ・石流が宿儺の手で殺される ・宿儺が万との戦いに勝利する ・万と共に津美紀も死亡することに? |
11月18日 21:09 |
該当話:220話 ・羂索が「飛騨霊山浄界」に移動する ・死滅回游に13個目・14個目のルールが追加される ・羂索が宿儺の即身仏を手に入れる |
列島が彼岸へと渡り、日本の非術師の同化前の”慣らし”が完了する様子が描かれた211話。
同日の11月16日には、津美紀の正体が過去の術師「万」と判明・宿儺が伏黒の肉体に受肉といった出来事が起こることに。
宿儺・万の戦いがいつ行われたのかは不明ですが、続く220話では日付が既に11月18日以降へと変わっているようです。
羂索の所持得点に関して
220話の冒頭では、死滅回游に参加した羂索が「夏油傑」の名義で309点を獲得していると明かされました。
宿儺を仙台結界へと送った羂索は、代わりに伏黒が所持していた159点を譲渡されたようです。
残りの150点分に関しては、羂索が死滅回游の泳者を殺害して手に入れたと考えられます。
二個のルールを追加することに
得点の推移 | 状況 |
---|---|
159点 | 伏黒に肉体に受肉した宿儺から159点を譲渡される |
309点 | 死滅回游の泳者を殺害して更に150点を集める |
209点 | 死滅回游に13個目のルールを追加する |
109点 | 死滅回游に14個目のルールを追加する |
羂索の所持ポイントの推移は、上記の通り。
220話の冒頭では309点を所持していましたが、死滅回游に二つの総則を追加したことで、109点まで減ったと思われます。
221話以降では、残りの100点を使用して更に総則を追加する展開になるかもしれません。
獄門疆の現在地まとめ
獄門疆 | ・渋谷事変時には羂索が手にしていた ・現在地に関しては不明 |
---|---|
獄門疆「裏」 | ・脹相が天元から受け取っている |
五条悟が封印されている獄門疆ですが、220話の冒頭で「今はただ何処かに眠る」と記されており、所在地は不明と考えられます。
単に羂索が所持している可能性もありますが、今後その現在地が明かされるかもしれません。
一方、裏門にあたる獄門疆「裏」に関しては、羂索との戦い時に離脱した脹相が天元から受け取っていたと211話で明かされました。
浄界・梵界などの結界の種類について
結界の名称 | 特徴 |
---|---|
浄界 | ・天元が作り出したより優れた結界のこと ・呪霊の発生抑制・補助監督役の結界術の精度の底上げのためのもの |
梵界 | ・死滅回游で作られた結界のこと ・天元が作った浄界をベースに作られている ・浄界より優れた結界 |
220話では、浄界・梵界といった結界を意味する二つのワードが登場しました。
天元が作り出した浄界は、日本に数多存在しており、渋谷事変の後に天元が解き放っていれば、死滅回游は終わりを迎えていたとのこと。
ただし、これらの浄界がなければ脈々と続いた呪霊との戦い・結界術のノウハウを千年前からやり直すこととなり、多くの人間の死に繋がっていたようです。
要となる4つの浄界まとめ
① | 皇居を中心とした浄界 |
---|---|
② | 東京遷都候補地だった高専地下・薨星宮の浄界 |
③ | 京都・山国御陵浄界 |
④ | 日本を東西に分断する巨大浄界「飛騨霊山浄界」 |
天元が作り出した浄界の中には、要となる4つの浄界が存在するとのこと。
羂索は現在、上記の「飛騨霊山浄界」におり、宿儺の即身仏の入手を目論んでいたようです。
1話の巻頭カラーにて、既に背景に描かれていた宿儺の即身仏について、羂索は宿儺への手土産にするつもりの様子。
羂索が天元について言おうとしたこととは?
206話での薨星宮の戦いの際、地面に倒れる九十九に対して「天元は君達に重要な隠し事をしている」と口にした羂索。
「死滅回游の──」との言葉の続きは不明でしたが、220話にて死滅回游の管理者は強いて言えば天元だと判明しました。
死滅回游は、天元が張った浄界をベースに作られた梵界であるため、羂索が天元を管理者に勝手に仕立て上げたとのこと。
死滅回游の総則のおさらい
最初から存在した総則一覧
1 | プレイヤーは術式覚醒後、19日以内に任意のコロニーにて死滅回游への参加を宣誓しなければならない |
---|---|
2 | 前項に違反したプレイヤーからは術式を剥奪する |
3 | 非プレイヤーはコロニーに侵入した時点でプレイヤーとなり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す |
4 | プレイヤーは他プレイヤーの生命を絶つことでポイントを得る |
5 | ポイントとはゲームマスターによってプレイヤーの生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする |
6 | プレイヤーは自身に懸けられたポイントを除いた100ポイントを消費することで、ゲームマスターと交渉し死滅回游にルールを1つ追加できる |
7 | ゲームマスターは死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない |
8 | 参加またはポイント取得後、19日以内にポイントの変動が見られない場合、そのプレイヤーからは術式を剥奪する |
プレイヤーが追加した総則一覧
追加したプレイヤー/ルール内容 | |
---|---|
9 | 鹿紫雲一 プレイヤーは他プレイヤーの「名前」「得点」「ルール追加回数」「滞留コロニー」を参照できる |
10 | 日車寛見 プレイヤーは他プレイヤーに任意のポイントを譲渡することができる |
11 | 伏黒恵 プレイヤーは身代わりとして新規プレイヤーを結界外から招き、100点を消費することで死滅回游から離脱できる |
12 | 万 プレイヤーはコロニーを自由に出入りすることができる |
13 | 羂索 死滅回游への参加を2018年11月18日21時9分をもって打ち切る |
14 | 羂索 夏油傑・伏黒恵を除く全プレイヤーの死亡をもって死滅回游を終了する |
泳者たちが100点を消費し、死滅回游に新たに追加した総則は、上記の6つ。
羂索はルール追加が認められなければ、浄界を破壊して死滅回游を強制終了させると宣言。
どちらを選んでも死滅回游の”永続”は叶わないという状況を作り出し、コガネにより持続可能な選択をさせ、二つのルール追加を実現させました。
羂索が総則を追加した理由について
一億人呪霊を作り出す「天元と人間の超重複同化」という目的を実行するには、死滅回游を終わらせる必要があると明かした216話の羂索。
ただし、死滅回游を終わらせること自体は、新たなルールの追加をしたりせず、浄界を問答無用で消し去れば実現可能です。
しかしその場合、非術師の天元との同化の慣らしに使った境界が消えてしまうため、羂索はあえてルールを追加したとのこと。
来栖華・天使の生存が判明することに
伏黒に戻った”フリ”をして、近付いてきた来栖華を襲った214話の宿儺。
宿儺の攻撃で右腕を失った来栖は、そのまま宿儺に勢いよく投げられ、建物の屋上から地上へと落下することに。
「グチャ」という音が響いていたため、死亡したかと思われましたが、甘井が術式で受け止めたことに加え、天使曰く髙羽がそばにいてくれたことが生存に繋がったようです。
来栖華の右腕は治らない?
家入が「私の反転術式では これが限界だった」と口にした後に描かれた来栖は、右腕を失っているのが特徴。
家入の反転術式では、失った腕を生やすといった芸当はできないようです。
乙骨が来栖はもう戦闘に参加できる状態ではないと言っていることからも、来栖の右腕は治らないで確定と言えるでしょう。
天使は他の人間に乗り移ることはできない
宿儺のように他の人間に乗り移ることが可能かと問われ、無理と答えた天使。
その天使によると、多くの古の術師たちが羂索の誘いに乗ったのは、誰も死後呪物に成る方法を知らなかったからとのこと。
それは今も同じと言う天使ですが、宿儺は違い、一度経験しただけで自らの魂を呪物として切り分ける方法を掴んだようです。
甘井凛の術式に関して
ビルの屋上から落下した来栖は、甘井が生み出したプリンのようなもので受け止められることに。
東京第1結界の泳者は、羽生・羽場・麗美と頭に関連した術式を持っていましたが、甘井の場合は頭頂部が黒いプリン頭が術式に直結していたのではないでしょうか?
「甘井凛」という名前も、甘い・プリンから来ているのかもしれません。
甘井の言葉の意味が判明する
163話で日車の拠点まで虎杖を連れて行った甘井は、一人で日車の元へ向かう虎杖に対し、「……ごめん虎杖!!」と謝っていました。
このセリフの真意については不明でしたが、甘井は虎杖について行って一緒に戦いたかったと思っていたと220話で明かされることに。
「もうこんなこと止めよう……!!」とのモノローグは、強い奴の手下につくことを指しており、自分に勇気がないことを悔いていたようです。
宿儺が抜けた虎杖の現状とは?
宿儺が抜けた今の虎杖は、家入によると、宿儺という呪力に浸された呪物みたいなものとのこと。
この表現は、216話で判明した”浴”の儀式の詳細に似ており、虎杖は宿儺の呪力で”浴”をしたと捉えられそうです。
”浴”についておさらい
”浴”とは、家宝として秘蔵する器物を外敵から守るために呪具化する儀式のことを指します。
蠱毒で厳選された生物を潰し濾すことで得られる呪力の溶液に、器物を十月十日漬け込むという手順を取る様子。
虎杖は呪胎九相図を喰らうことに?
甘井に戦えるのかと問われた虎杖は、「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」と口にしているのが特徴。
その後、脹相に対して礼を言った際に「兄弟たちのこと」と言及しており、脹相自身も「いい オマエの中で生きられるのならそれで」と答えている様子が描かれました。
このことから、虎杖は高専の”忌庫”に保管されていた、呪胎九相図の6人の亡骸を喰らったと考えられるでしょう。
呪胎九相図についておさらい
呪胎九相図まとめ | ||
---|---|---|
脹相 | 壊相 | 血塗 |
膿爛相 | 青瘀相 | 噉相 |
散相 | 骨相 | 焼相 |
加茂憲倫の肉体を乗っ取っていた羂索が作り出した、呪物「呪胎九相図」。
1番〜3番は特級に分類される呪物であり、東京校・京都校の交流会時に、真人によって忌庫から盗み出されていました。
残りの6人の亡骸も忌庫に保管されていたはずでしたが、羂索との対決から離脱した際に、脹相が持ち出していたのかもしれません。
各結界から集った一同まとめ
呪術高専の生徒たちを中心として、上記の面々が集うことになった220話。
また最後のページでは、虎杖・髙羽の背後にも何者かの姿が描かれているのが特徴。
スーツのような服装をしているため、日車も虎杖たちと合流したのかもしれません。
秤の左腕は治っている?
① | 腕が治っているのは作画のミス |
---|---|
② | 他人の腕と掌印を結んで領域展開をした |
③ | 乙骨の反転術式で腕を生やした |
鹿紫雲との激闘の末、左腕を失ったはずの秤でしたが、220話では左腕が存在するように描かれているのが特徴。
190話で「後で治す」と口にしていた通り、上記の②③のような方法で治したと考えられます。
ただし、狗巻・来栖の腕は治っていないため、単純に作画ミスの可能性もあると言えるでしょう。
脹相が託された魂の研究記録とは?
羂索との戦いから離脱した脹相は、天元から獄門疆「裏」を託されていました。
また、九十九の遺した「魂の研究記録」も託されており、220話では虎杖にこれを手渡すことに。
今後行われるであろう宿儺・羂索との戦いにて、虎杖が「魂の研究記録」から得た情報を活かす展開が期待できます。
呪術廻戦220話の展開予想
※以下の内容は、週刊少年ジャンプ2023年20号発売前に掲載した220話の展開予想となります。
あらかじめご注意ください。
羂索が死滅回游を終わらせる?
自身の「天元と人間の超重複同化」という目的について、死滅回游を終わらせないと実行できないと明かした羂索。
仙台結界に送る代わりに、宿儺に点を分けるように頼んでいることから、死滅回游にルールを追加しようとしていると考えられます。
宿儺・万の戦いが決着したため、220話では羂索が新たなルールを追加し、死滅回游が遂に終了を迎えるのではないでしょうか?
羂索・虎杖の関係性が明かされる?
九十九のブラックホールを防いだ羂索が、虎杖香織の肉体をかつて使用していたことに言及した208話。
額に傷跡を持つ母親を夢で目にした虎杖は、羂索からその母親の正体が自分だと明かされるのではないでしょうか?
羂索が虎杖の前に姿を現すかどうかは不明ですが、今後の展開で羂索・虎杖の関係性が判明する可能性は高いです。
万が宿儺へと遺したものとは?
宿儺が召喚した魔虚羅に「真球」を破壊され、続けて「退魔の剣」で一閃されることとなった万。
口から血を吐いている万は、宿儺に対して「これ あなたに」「私だと思って 後生大事に使ってね」と何かを遺して死亡した様子。
何を遺したのかは不明ですが、今後の展開にて明かされると思われます。
伏黒・宿儺は分離する展開となる?
14巻117話にて、仮死状態の伏黒に対して「オマエにはやってもらわねばならんことがある」と口にしている宿儺。
言葉のニュアンス的に、宿儺は伏黒の肉体に受肉するだけでなく、伏黒本人にやってもらおうとしていることがあると捉えることができます。
津美紀を手にかけてしまい、伏黒の自我は沈んでしまったようですが、後々の展開で宿儺は伏黒の体から分離しようとするのかもしれません。
五条・伏黒の会話が描かれる可能性が高い
作者の芥見先生は、五条が甚爾を殺した件に関して、五条本人の口から伏黒に明かされる予定と漫道コバヤシで発言していました。
219話までではそのような描写は存在しないため、今後復活した五条・伏黒が対面する機会が訪れる可能性が高いです。
その際、宿儺が伏黒に受肉したままとは考えづらいため、伏黒・宿儺が分離する展開は充分に起こり得ると言えるでしょう。
伏黒が復活して全ての式神を操る?
伏黒に受肉した宿儺は、調伏の儀を行わずに「鵺」を召喚していたのが特徴。
このことから、宿儺が全ての式神の調伏に成功した後、伏黒が自我を取り戻しさえすれば、全ての式神を召喚できると言えるでしょう。
魔虚羅の調伏は困難と思われた伏黒ですが、宿儺から体を取り戻し、十種類の式神を駆使して戦うことが期待できます。
宿儺が仙台結界で戦いを続ける?
宿儺・万の二人が戦っていた仙台結界には、上記の三人が残っている可能性があると言えます。
特に烏鷺の場合、宿儺の登場に反応していたため、仙台結界に残っていることは確定でしょう。
伏黒の魂を沈めることに成功した宿儺は、自身の肉体の状態を確認するため、烏鷺を始めとした泳者を襲撃するのかもしれません。
仙台結界にいたはずの乙骨の現状とは?
パターン1 | 仙台結界に留まっている |
---|---|
パターン2 | 既に東京へと向かっている |
天元との話し合いの後、一足早く死滅回游に参戦し、仙台結界で激戦を繰り広げていた乙骨。
しかし、石流・烏鷺が再登場している一方で、乙骨に関しては未登場のままとなっています。
万が追加したルールにより、結界の出入りが可能となったため、既に東京へと向かっているパターンのほか、まだ仙台結界に留まっている可能性も考えられそうです。
来栖華・天使の生死が明らかに?
伏黒の”フリ”をした宿儺に騙され、右腕を失うこととなった来栖華。
そのまま宿儺によって投げ飛ばされ、ビルの屋上から地面に落下してしまうことに。
「グチャ」という音が響いていることから、来栖は死亡している可能性が高いですが、共生中の天使は生き延びているかもしれません。
天使は五条解放のために必要な存在
パターン1 | 来栖華・天使の両方が死亡 |
---|---|
パターン2 | 来栖華のみ死亡・天使は生存 |
パターン3 | 来栖華・天使の両方が生存 |
来栖華と共生している千年前の術師の天使は、「あらゆる術式を消滅させる」術式を持っているのが特徴。
虎杖たちが天使と合流しようとしていたのは、獄門疆に封印された五条悟を解放するためでした。
天使の術式がなければ五条の解放は困難であることから、メタ的に考えるとパターン2・パターン3のように天使は生存していると思われます。
獄門疆「裏」の解除方法のおさらい
手段 | 特徴 | |
---|---|---|
① | 天逆鉾 | あらゆる術式を強制解除する |
② | 黒縄 | あらゆる術式効果を乱し相殺する |
③ | 天使 | あらゆる術式を消滅させる術式を持つ |
五条悟の解放には、天元が封印していた獄門疆「裏」を抉じ開ける必要があります。
抉じ開ける方法は上記の3パターンが存在しますが、「天逆鉾」・「黒縄」に関しては手に入れられない状況です。
しかし、「天逆鉾」の欠片・「黒縄」の残りが見つかるなどすれば、天使の生死にかかわらず五条の解放が可能となることに。
乙骨が天使の術式をコピーする?
仙台結界で活躍していた乙骨は、「模倣」の術式を持っている様子。
「リカ」と接続している間のみ・コピーするために条件があるなど、いくつかの制約が存在するようですが、天使の術式もコピーできる可能性があると言えるでしょう。
天使の「あらゆる術式を消滅させる」術式をコピーした乙骨により、獄門疆「裏」の封印が解かれるのではないでしょうか?
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