1/6(土)発売の週刊少年ジャンプ2024年6・7合併号(新年1月29・30日号)に掲載されている『呪術廻戦』の247話「人外魔境新宿決戦19」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦247話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
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27巻 | ||||
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237話 | 238話 | 239話 | 240話 | 241話 |
242話 | 243話 | 244話 | 245話 | – |
28巻 | ||||
246話 | 247話 | 248話 | 249話 | 250話 |
251話 | 252話 | 253話 | 254話 | – |
キャラ考察まとめ | |||
---|---|---|---|
両面宿儺 | 鹿紫雲一 | 乙骨憂太 | 秤金次 |
日車寛見 | 烏鷺亨子 | 石流龍 | 万(よろず) |
キャラ関連の考察記事 | |||
五条悟の生存・死亡状況 | 虎杖悠仁の術式の正体予想 | ||
偽夏油の正体・目的まとめ | 日車寛見の生存・死亡状況 | ||
術式・技の関連記事 | |||
領域展開 | 反転術式 | 無下限呪術 | 無量空処 |
坐殺博徒 | 真贋相愛 | – | – |
呪具・呪物の関連記事 | |||
特級呪物「獄門疆」とは? | 天逆鉾の能力・現在地まとめ | ||
考察・解説記事 | |||
アニメ二期の放送時期 | 渋谷事変後の生死状況 | ||
死滅回游のルール・考察 | 呪術廻戦の年表・時系列 |
呪術廻戦246話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①宿儺の斬撃を分析する日下部
- 戦闘経験の浅さがここで出たと思う日車
- 日下部が「簡易領域」を発動していたと判明
- 全員の呪力強化術の向上に気付く宿儺
- 簡易領域でダメージを軽減したと察する
- 「世界を断つ斬撃」について整理する日下部
- 渋谷での「炎」に関しては無視することに
- 「没収」が呪具に適用されたと言う日車
- 死んでも日車を守ると宣言する日下部
②日車を優先して狙おうとする宿儺
- 脹相が宿儺に対して「穿血」を放つ
- 宿儺が二本の腕で脹相の体を貫くことに
- 投げられた脹相の体を受け止める虎杖
- 猪野が呪具を手にして宿儺に振り下ろす
- 鈍の正体は七海の術式が呪具化したもの
- 周囲の虎杖・日下部に斬撃を放つ宿儺
- 日車が振るった剣は宿儺に軽く避けられる
- 宿儺が日車を勢いよく投げ飛ばすことに
- 日車を追って走り出す宿儺・虎杖の二人
- 宿儺が建物を両断するほどの斬撃を放つ
③宿儺が日車の才能に魅せられる
- 伏黒を助ける案で日車の術式に触れる虎杖
- ジャッジマンは受肉体の魂を分けて認識可能
- 剣で斬っても伏黒の魂は無傷で取り戻せる
- 「日車は死にたいの?」と問い掛ける虎杖
- 自分は死ぬべきと思っていると肯定する日車
- 日車が宿儺の斬撃を耐えていたと判明
- 領域展延で宿儺の術を中和した日車
- 日車は五条と並ぶほどの才能の原石の様子
- 宿儺が日車に魅せられることに
▼前話246話のネタバレまとめはこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦246話終了時のキャラ情報
246話で登場したキャラまとめ
呪術師・高専側の主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
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虎杖悠仁 | ・宿儺の呪力に浸された呪物のような状態 ・九十九の「魂の研究記録」を受け取る ・呪胎九相図を取り込んだ? ・腕に何らかの変化が見られる状態 ・拳を放った際に宿儺に違和感を抱かれる |
日車寛見 | ・現代人のプレイヤーの一人 ・「処刑人の剣」が与えられている状態 ・宿儺との戦いで死ぬつもりの様子 ・領域展延を発動して宿儺の斬撃を耐える ・五条に並ぶほどの才能の原石と判明 |
日下部篤也 | ・呪術高専東京校の二年担任 ・術式を持っていない ・シン・陰流の技を使用する ・日車と共に宿儺の斬撃を食らう ・「簡易領域」で宿儺の術式を薄めた |
猪野琢真 | ・呪術師としての等級は「二級」 ・術式は「来訪瑞獣」(降霊術) ・禪院甚爾に敗北し右目を失う? ・覆面で顔を覆い隠している状態 ・七海が使っていた呪具を手にして戦う |
脹相 | ・呪胎九相図の一番が受肉した姿 ・加茂憲倫(羂索)の血を継ぐ ・虎杖悠仁と血が繋がっている ・「魂の研究記録」を虎杖に渡す ・宿儺の腕に体を貫かれる |
呪詛師側の主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
宿儺 | ・指を飲ませて伏黒の体に受肉する ・虎杖の拳に何らかの違和感を覚える ・術式の代わりに「神武解」を没収される ・二本の腕で脹相の体を貫く ・日車の才能に魅せられることに |
新宿決戦に未参戦のキャラ一覧
五条・宿儺の戦いから引き続き、モニター越しに観戦を続けていると思われるのは上記の面々。
237話からは、鹿紫雲・秤金次の二人が戦場に姿を現し、宿儺・裏梅を相手に戦い始めることに。
鹿紫雲の死亡後は虎杖・日車の二人が登場し、冥冥などもサポートをしている上、245話からは日下部・猪野・脹相が参戦している状況です。
未登場・詳細が不明なキャラまとめ
東京第一結界のプレイヤー | ||
---|---|---|
甘井凛 | (麗美) | – |
東京第二結界のプレイヤー | ||
シャルル | – | – |
仙台結界のプレイヤー | ||
烏鷺亨子 | – | – |
桜島結界のプレイヤー | ||
大道鋼 | 三代六十四 | – |
上記のキャラたちは、五条・宿儺の戦いを見守っている際に特に登場していません。
虎杖たちと行動を共にしていたはずの髙羽は、239話から岩手県・御所湖結界に参戦しており、羂索と一対一で対峙している状況です。
一方、各結界の泳者のキャラに関しては、どのタイミングで再登場するのか不明となっています。
呪術廻戦の掲載順まとめ
『呪術廻戦』の直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
3位 | 238話 | 人外魔境新宿決戦15 | 2023年45号 |
11位 | 239話 | バカサバイバー!! | 2023年47号 |
1位 | 240話 | バカサバイバー!!〜生き残れ〜 | 2023年48号 |
6位 | 241話 | バカサバイバー!!〜勝ち残れ〜 | 2023年49号 |
3位 | 242話 | バカサバイバー!!〜舞い上がれ〜 | 2023年51号 |
6位 | 243話 | バカサバイバー!!〜さんざめけ〜 | 2023年52号 |
9位 | 244話 | 人外魔境新宿決戦16 | 2024年1号 |
3位 | 245話 | 人外魔境新宿決戦17 | 2024年3号 |
1位 | 246話 | 人外魔境新宿決戦18 | 2024年4・5号 |
3位 | 247話 | 人外魔境新宿決戦19 | 2024年6・7号 |
▼次話248話のネタバレ考察はこちら
呪術廻戦247話のあらすじ・ネタバレ
思わず日車に魅せられる宿儺
日車に思わず魅せられた宿儺でしたが、領域展延の再現以上に宿儺の目を惹いたのは、展延による術式効果の中断・再開でした。
自身も五条悟との戦いで展延を発動する際、それまでの魔虚羅の適応が、無効ではなく中断になるように細心の注意を払ったと振り返る宿儺。
日車の「処刑人の剣」も、展延を挿んで術式効果を再開したため、宿儺は日車が限りなく自分に近いレベルで術式を運用できていると気付きます。
笑みを浮かべた宿儺は、「日車寛見……だったか?」と口にしつつ二本の腕で掌印を結ぶと、次の瞬間に周囲一帯に斬撃を放つことに。
周囲の建物の残骸が瓦礫と化す中、その場に遅れて駆けつけた虎杖は、空中の瓦礫に乗って対峙する日車・宿儺の二人を目にします。
宿儺が虎杖に「解」を発動する
周囲に瓦礫が散乱する中、宿儺に向かって駆けて行き、「処刑人の剣」を振るおうとする日車。
しかし、宿儺は日車の顔の近くの瓦礫を斬撃で細切れにしており、日車は粉々になった瓦礫に視界を塞がれてしまうことに。
そんな中、隙をついて日車の背後に回っていた宿儺の前には、日車の背後を守るように立ち塞がる虎杖の姿がありました。
拳を振るう虎杖の腕を左腕で掴み、身動きを封じた宿儺は、右腕で虎杖の脇腹の辺りに触れ、ゼロ距離で「解」を発動します。
「解」の斬撃で腹の辺りをサイコロ状に切り刻まれ、大量の血を流しながら落下していく虎杖に、「いい加減理解しろ オマエはつまらん」「興が湧かんのだ」などと吐き捨てる宿儺。
「世界を断つ斬撃」を放つ宿儺
瓦礫が地面に落下して周囲に激しい音が轟く中、再度距離を詰めて戦い始める日車・宿儺の二人。
日車が振るう「処刑人の剣」を避けた宿儺は、そのまま距離を詰めて日車に拳を振るうことに。
拳を受けつつも、両手で「処刑人の剣」を握ると、宿儺に対して剣を振り下ろす日車。
しかし、宿儺は瞬時に日車の背後へと回っており、日車が背後に向かって剣を振るった時には、既に日車から大きく距離を取っていました。
宿儺は二本の腕で掌印を結びつつ、腹の口で「”龍鱗” ”反発” ”番いの流星”」と呪詞を唱えると、術式対象を拡張・強化した「解」に当たる、「世界を断つ斬撃」を日車に対して放つことに。
日車の手足が斬られてしまう
「世界を断つ斬撃」を放った後、「……治せ 治してみろ」と言う宿儺の視線の先には、右腕を切り飛ばされた日車の姿がありました。
右腕の切断面から大量の血を流しつつ、「笑えるな」と失笑を浮かべる日車は、どんなに心が凍てつこうが、どんなに覚悟を決めてこようが、痛いものは痛いと胸中で思うことに。
また次の瞬間、宿儺は「そんなものか?」と言うと共に、「処刑人の剣」を手にしていた日車の左腕を切り飛ばし、両足に斬撃を浴びせました。
痛みに思わず日車が声を上げる中、「次は首を飛ばす」と宣言する宿儺は、反転術式で治せなかれば死ぬぞと言葉を掛けます。
一方の日車は、「俺はここで役割を全うして死ぬべきだと思っている」との自身の発言を想起し、自分の役割について考えを巡らせることに。
宿儺が日車の体を切り刻むことに
日車の首を飛ばそうとする宿儺でしたが、次の瞬間、赤血操術の奥義「穿血」が放たれることに。
背後からの「穿血」を左腕で軽く逸らした宿儺は、胸中で「これは九相図(兄)の……」と考えつつ、「しぶといな」と口にします。
宿儺が背後に目を向ける中、土壇場で反転術式を習得した日車は、再生させた右腕で「処刑人の剣」を手にし、宿儺に対して剣を振るいます。
次の瞬間、「処刑人の剣」は宿儺の手を貫いたかと思われましたが、その手は剣で貫かれる前に宿儺が自ら切断したものでした。
宿儺は「まぁまぁだ」と口にすると、目の前の日車に対してゼロ距離で斬撃を浴びせることに。
虎杖が「処刑人の剣」を宿儺に振るう
宿儺の斬撃を浴びつつも、日下部の「死後呪いが強まることはないわけじゃない」との発言に、一般的な呪いのイメージとしては、そちらの方がしっくりくると返答した時のことを思い返す日車。
再度「俺の役割」と脳裏に浮かべると、「処刑人の剣」の中央の十字架を指で弾くことに。
日車が弾いた十字架は、宿儺の背後に現れた虎杖が手に収めることとなり、日車は体から大量の血を流して倒れながらも、虎杖と目を合わせます。
七海が遺した「後は頼みます」との言葉を思い出し、自分から視線を外す虎杖に対し、「それでいい………」と呟く日車。
虎杖は「俺は 呪術師だ!!」と胸中で宣言しつつ、日車から託された「処刑人の剣」を宿儺に刺そうとすることに。
呪術廻戦247話の内容・ネタバレまとめ
本誌247話の内容・ネタバレ一覧
①宿儺・日車の戦闘が再開する
- 宿儺の目を惹いたのは術式効果の中断・再開
- 日車は展延を挿んで術師効果を再開した
- 宿儺に近いレベルで術式を運用している日車
- 周囲一帯に斬撃を放ち足場を崩す宿儺
- 空中の瓦礫を足場として対峙する日車・宿儺
- 宿儺が瓦礫を粉々にして日車の視界を潰す
- 日車の背後で対峙する宿儺・虎杖の二人
- 腹部をサイコロ状に切り刻まれる虎杖
- 虎杖につまらん・興が湧かんと言い放つ宿儺
②斬撃を受けて両腕を失う日車
- 距離を詰めて戦い始める日車・宿儺の二人
- 日車は剣を振るうも宿儺に避けられてしまう
- 掌印を結んで呪詞を唱え始める宿儺
- 日車に対して強化した「解」を放つことに
- 「世界を断つ斬撃」を受け右腕を失う日車
- 日車は左腕をも失う・両足に斬撃を浴びる
- 反転術式で治すように日車に迫る宿儺
- 胸中で「俺の役割」と考える日車
③虎杖が「処刑人の剣」を振るう
- 背後から放たれた「穿血」を逸らす宿儺
- 宿儺は脹相についてしぶといと口にする
- 反転術式を習得して右腕を再生する日車
- 「処刑人の剣」が宿儺の手を貫くことに
- 剣で貫かれる前に手を自ら切断していた宿儺
- 宿儺は日車に対してゼロ距離で斬撃を放つ
- 日車はかつての日下部との会話を回想する
- 剣の中央の十字架を指で弾く日車
- 宿儺の背後にいた虎杖が十字架を受け取る
- 七海の遺した言葉を回想する虎杖
- 虎杖が「処刑人の剣」を宿儺に刺そうとする
▼次話248話のネタバレ考察はこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦本誌247話の感想・考察まとめ
日車が再現した領域展延のおさらい
領域展延の発動中は、領域展開の必中効果を中和可能。
また触れた対象の術式も中和でき、さらに発動中でも自由に行動できるという大きなメリットを有している。
しかしながら、領域展延中は生得術式を発動できず、そのため攻撃手段が物理に限られる。
引用元:『呪術廻戦』公式ファンブック
シン・陰流の使用者の日下部によると、簡易領域を更に練り上げたような技「領域展延」。
必中必殺の術式を搭載できるだけの領域に、あえて術式を付与しないことで容量を空け、術式を流し込ませることで中和する技術となっています。
術式を中和することで、敵の術式によるダメージを軽減することが可能です。
宿儺の目を引いた日車の行動とは?
① | 領域展延の再現 |
---|---|
② | 展延による術式効果の中断・再開 |
領域展延を再現した日車でしたが、それ以上に宿儺の目を惹いたのは、展延による術式効果の中断と再開でした。
宿儺自身も、五条悟の戦いで領域展延を発動する際、それまでの魔虚羅の適応が無効ではなく、中断になるよう細心の注意を払っていたとのこと。
日車の剣も同様に、展延を挿んで術式効果を再開しており、日車は限りなく宿儺に近いレベルで術式を運用できていると判明することに。
領域展延のデメリットについて
先述の通りに、領域展延には生得術式との併用ができないというデメリットが存在します。
そのため、領域展延を発動した日車は、一時的に「処刑人の剣」を中断する必要がありました。
ただし246話の最後では、再び煌々と光を放つ必死剣「処刑人の剣」が描かれており、宿儺はこれに魅せられていたようです。
日車寛見の名を口にする宿儺
日車が自分に限りなく近いレベルで術式を運用できていると気付き、笑みを浮かべた宿儺。
掌印を結んで周囲に斬撃を放つ用意をしつつ、宿儺は「日車寛見……だったか?」と日車の名を口にしているのが特徴です。
鹿紫雲一・漏瑚などは名を呼ばれていないことを考慮すると、宿儺は日車を彼らよりも高く評価したのかもしれません。
宿儺が虎杖の腹付近に斬撃を放つ
日車が「処刑人の剣」を持って迫る中、瓦礫を斬撃で粉砕して視界を封じる策を取った宿儺。
隙をついて背後に回り込んだものの、日車の後ろには虎杖が存在し、右拳を振り上げていました。
しかし、宿儺は虎杖の腕を掴んだ流れで、そのまま右腕で虎杖の腹の辺りに触れ、サイコロ状に切り刻む斬撃を放つことに。
虎杖は防御不可・基本即死の斬撃を受けた?
パターン1 | ゼロ距離で放たれた「解(カイ)」 |
---|---|
パターン2 | 対象に触れて発動した「捌(ハチ)」 |
虎杖が受けた斬撃は、上記の通りにゼロ距離で放たれた「解」・相手に触れて発動する「捌」のどちらかに該当します。
ただし246話において、日下部は「捌」・ゼロ距離で放たれた「解」は、呪力強化などのどの手段でも防御不可・基本即死と考えていました。
また、虎杖は腹から心臓にかけての位置に斬撃を受けて大量の出血をしているため、本来であれば生存は難しいと言えるでしょう。
宿儺が「世界を断つ斬撃」を放つ
虎杖に斬撃を放った後、「処刑人の剣」を振るう日車と接近戦を始めた宿儺。
剣を躱し続けた宿儺は、日車から一時的に距離を取ると、二本の腕で掌印を結びつつ上記の呪詞を唱える様子を見せました。
その後、宿儺は術式対象を拡張・強化した「解」にあたる「世界を断つ斬撃」を放ち、日車の右腕を切断する結果となることに。
「世界を断つ斬撃」の縛りについて
① | 二本の腕で掌印を結ぶ |
---|---|
② | 呪詞を唱える |
③ | 斬撃を放つ方向を指し示す |
宿儺の「世界を断つ斬撃」について、普通に考えれば、術式対象を拡張するために何かしらの縛りやタメがいると分析していた日下部。
その”縛り”に関しては、上記の三つの要素が関係していると思われます。
「世界を断つ斬撃」を放つには、掌印・呪詞などの手順が必須なのかもしれません。
日車は右腕を欠損することに
宿儺の「世界を断つ斬撃」を避けきれず、右腕を飛ばされることとなった日車。
「笑えるな」と失笑を浮かべる日車は、どんなに心が凍てつこうが、どんなに覚悟を決めてこようが、痛いものは痛いと思うことに。
反転術式を使うように迫る宿儺
腕 | 右腕に加えて左腕も欠損する |
---|---|
足 | 両足に斬撃を受けて立てなくなる |
日車の右腕を斬り飛ばした後、「……治せ 治してみろ」と迫った宿儺。
日車に向かって歩を進めると、「そんなものか?」と言いつつ左腕をも斬り飛ばした上、両足に斬撃を放って立てなくすることに。
続けて「次は首を飛ばす」と宣言した宿儺は、「治せなければ死ぬぞ」と、日車に反転術式を使うように迫ることに。
自分の役割について考える日車
反転術式で体を治すよう、宿儺に迫られている中、自身の過去の発言を回想する日車。
虎杖に対し、「俺はここで役割を全うして死ぬべきだと思っている」と話したことを思い返しつつ、日車は自分の役割について考えることに。
日車は自分の命と引き換えにしてでも、宿儺と戦うことが自分の役割だと思っているのではないでしょうか?
宿儺に「穿血」を放った人物について
日車に斬撃を放とうとする宿儺でしたが、背後からは赤血操術の奥義「穿血」が放たれることに。
「穿血」を片手で逸らしながらも、宿儺は「これは九相図(兄)の…」と考えると、続けて「しぶといな」と口にしました。
この発言から察するに、脹相は宿儺の二本の腕で体を貫かれるも生存しており、宿儺に「穿血」を放ったと捉えられます。
虎杖が「赤血操術」を身につけた可能性も?
虎杖悠仁の発言内容 | |
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① | 「俺は先輩に色々と教えてもらえて助かってるよ」 |
② | 「脹相は教えるの下手だから」 |
244話にて、戦いから降りると口にした加茂憲紀に対し、上記の言葉を掛けた虎杖。
憲紀・脹相は二人とも「赤血操術」の術式を持つため、呪胎九相図の残りを取り込み、虎杖は「赤血操術」を身につけたと考えられそうです。
宿儺は脹相が「穿血」を放ったと考えているものの、実際は虎杖が放ったのかもしれません。
日車が反転術式を習得することに
「穿血」を受けた宿儺が背後に目を向ける中、日車は土壇場で反転術式を習得し、失った右腕を再生させる様子が描かれました。
肉体の治癒が可能となる反転術式は、極めて繊細な呪力操作の才を求められ、術師の中でも使い手はごく限られるのが特徴です。
術師として覚醒して二ヶ月弱にも関わらず、反転術式をも習得した日車は、五条悟と並ぶほどの才能の原石という評価通りと言えるでしょう。
▼反転術式に関する考察記事はこちら
宿儺が自ら手を切断していたと判明
反転術式で右腕を再生させると、「処刑人の剣」を宿儺に対して振るった日車。
「処刑人の剣」は宿儺の手を貫いたかに思われましたが、宿儺は剣に貫かれる前に自ら手を切断していたと判明することに。
日車の攻撃は失敗に終わり、逆に宿儺に触れられ、ゼロ距離で斬撃を食らう結果となりました。
ゼロ距離で斬撃を食らってしまう日車
虎杖と同様に、ゼロ距離で放たれた「解」・相手に触れて発動する「捌」を食らった日車。
先述の通り、日下部は「捌」・ゼロ距離で放たれた「解」は、呪力強化などのどの手段でも防御不可・基本即死と考えていたのが特徴です。
日車は反転術式を習得したものの、斬撃の治癒が間に合う可能性は低いと思われます。
日車・日下部の会話の内容について
日車「むしろ一般的な呪いのイメージとしては そちらの方がしっくりくる」
引用元:『呪術廻戦』28巻247話
宿儺の斬撃を食らった日車は、決戦前の日下部との上記の会話を思い出すことに。
この会話から察するに、日車は自分の死後に呪いが強まるかどうかを気にしていたと思われます。
宿儺との戦いで死を覚悟していた日車は、「処刑人の剣」を遺すことが自分の役割だと考えていたのかもしれません。
虎杖が生存している理由とは?
パターン1 | 虎杖の肉体に秘密が存在する |
---|---|
パターン2 | 治癒に関わる術式を持っている |
日車が大量に出血しつつ倒れていく中、宿儺の背後には虎杖の姿が存在するのが特徴です。
ただし、虎杖は宿儺の斬撃をゼロ距離で受けてしまい、腹の辺りを格子状に切り刻まれる様子が描かれていました。
にも関わらず、虎杖が生存している背景には、上記のような可能性があると言えるでしょう。
日車・虎杖が目を合わせることに
自分の役割について考えると、「処刑人の剣」の中央に存在した十字架を指で弾き、宿儺の背後にいた虎杖へと渡した日車。
その際、日車は虎杖と目を合わせており、166話で虎杖との戦闘中に目を瞑った時と対比されていると捉えられそうです。
決戦前にも「俺はもう 君の目すらまともに見れない人間になってしまったんだ」と口にしていた日車ですが、このタイミングで虎杖を目を見れるようになったと言えます。
七海の遺言を思い出す虎杖
日車と目が合うと、七海から「後は頼みます」と言い残されたことを思い出した虎杖。
宿儺の斬撃を受けた結果、日車は死の間近にある上、彼から「処刑人の剣」を託されたことで、虎杖は思わず七海を想起したと捉えられます。
最後に「それでいい……」と口にして、日車は七海同様に死亡してしまうのかもしれません。
虎杖が「処刑人の剣」を宿儺へ振るう
宿儺の背後に現れると、日車から「処刑人の剣」の十字架を受け取った虎杖。
胸中で「俺は呪術師だ!!」と宣言しつつ、虎杖が振るう拳の中では、「処刑人の剣」が光を取り戻しているのが特徴です。
続く248話では、虎杖が振るった「処刑人の剣」が宿儺を貫くかどうかに注目と言えるでしょう。
「処刑人の剣」は呪具となった?
パターン1 | 呪具として残る |
---|---|
パターン2 | 宿儺を斬った後に消滅する |
日車が虎杖に残した「処刑人の剣」は、今後上記のような扱いになると思われます。
七海が使用していた鉈が呪具化している上、虎杖が振るえていることからも、呪具として残るパターンが考えられるでしょう。
ただし、呪具としては術式効果が強すぎるため、日車の死と引き換えに光を取り戻したものの、宿儺を斬った後は消滅する可能性が高いです。
宿儺の生存・死亡の行方とは?
虎杖が振るう「処刑人の剣」に貫かれた場合、宿儺の生存・死亡の行方に注目と言えるでしょう。
ただし、メタ的に考えると宿儺がこのタイミングで死亡するとは考えにくいため、剣で斬られたとしても生存すると思われます。
また、宿儺の腹に存在する口の位置が背中に変わり、「処刑人の剣」を口で受け止めるといった展開も考えられそうです。
宿儺が「結合双生児」と判明することに?
腕を四本持つ上に腹に口が存在するといった、腕・口が常人の倍ある異形の肉体を持つ宿儺。
この肉体は、宿儺が結合双生児で元々は双子であり、二つの魂を持つことを意味しているのではないでしょうか?
その場合には、宿儺は剣に貫かれて一つの魂を失うも、まだ魂が一つ残っていることが明かされるのかもしれません。
呪術廻戦247話の展開・内容予想
※以下の内容は、少年ジャンプ2024年6・7合併号の発売前に掲載した247話の展開予想です。
あらかじめご注意ください。
新宿決戦の戦いの様子まとめ
現在の人外魔境新宿決戦は、宿儺を相手に虎杖たち五人が戦っている状況となっています。
脹相が宿儺の腕に体を貫かれてしまったものの、呪力がなくならない限りは失血死しないため、まだ生存していると考えられるでしょう。
また、五人で宿儺を相手にしているものの、現状では高専側が押されている状態です。
日車が本領を発揮することに?
術師として覚醒して二ヶ月弱で、領域展延を身につけるなど、異常な成長速度を見せつけた日車。
結果として、再び煌々と光を放つ必死剣「処刑人の剣」に加え、五条悟と並ぶほどの才能の原石に、宿儺は魅せられることとなりました。
247話以降では、日車は呪術師としての才能を見せつけ、宿儺に一矢報いるといった本領を発揮する展開が期待できます。
再度領域展開をする可能性も?
「処刑人の剣」を手にしている日車ですが、宿儺が御厨子を使用可能なため、依然としてピンチな状況と言えるでしょう。
またメタ的な視点からも、日車の「処刑人の剣」で決着がつくとは考えにくいです。
そのため、日車は一度「処刑人の剣」を諦め、御厨子を奪うために再度「誅伏賜死」を発動するのではないでしょうか?
日車が今後身につける技について
- 反転術式
- 術式反転
領域展延を身につけた日車は、「五条悟と並ぶほどの才能の原石」との表現から、上記の技をも身につける可能性があると考えられるでしょう。
特に反転術式に関しては、246話で虎杖が「日車は反転術式 使えないじゃん」と口にしているコマが描かれているのが特徴。
この虎杖のセリフは、のちに日車が反転術式を習得することを示唆していると捉えられそうです。
虎杖の術式が明らかとなる?
① | 取り込んだ呪物による術式 |
---|---|
② | 魂に響くような術式・攻撃 |
③ | 腕に装備している呪具?による効果 |
拳を放った際に、「グラァ」という効果音と共に宿儺に違和感を抱かせている虎杖の攻撃ですが、上記のような秘密が存在すると考えられます。
腕に装備している様子の呪具による効果のほか、呪胎九相図などの呪物を取り込み、何らかの術式を身につけた可能性が挙げられるでしょう。
また、「グラァ」という効果音が描かれている様子から、虎杖が宿儺の魂を捉えた攻撃を放ったと言うこともできそうです。
宿儺が使用可能な術式とは?
パターン1 | 御厨子のみが使用可能 |
---|---|
パターン2 | 御厨子・十種影法術の両方が使用可能 |
「処刑人の剣」を手にした状態で、宿儺は十種影法術の機能を失っていると推測していた日車。
その理由としては、魔虚羅・顎吐が五条によって破壊された、もしくは受肉による変身を再開したことで機能を失ったなどと考えられるでしょう。
ただし、宿儺は十種影法術を使用していないだけで、パターン2のように実際は術式を使用可能なのかもしれません。
呪具「神武解」の行方に関する予想
ジャッジマンから有罪判決を受け、”没収”の罰を受けた宿儺は、手にしていたはずの呪具「神武解」を持っていないようです。
「没収」が呪具に適応された結果、宿儺の手からは「神武解」が失われたと言えるでしょう。
「神武解」はこのまま消滅するパターンのほか、術式・呪力のように一定時間の経過後に宿儺の手に戻るパターンも考えられそうです。
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コメント
展延で術式を消した後、処刑人の剣を出す時に別の場所から出して隙をつくことはできますか?