2/13(火)発売の週刊少年ジャンプ2024年11号(2月26日号)に掲載されている『呪術廻戦』の250話「人外魔境新宿決戦22」の感想・考察をまとめています。
呪術廻戦250話の内容のネタバレ・あらすじを始め、登場キャラの活躍なども掲載しているので、是非ご覧ください。
目次
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27巻 | ||||
---|---|---|---|---|
237話 | 238話 | 239話 | 240話 | 241話 |
242話 | 243話 | 244話 | 245話 | – |
28巻 | ||||
246話 | 247話 | 248話 | 249話 | 250話 |
251話 | 252話 | 253話 | 254話 | – |
キャラ考察まとめ | |||
---|---|---|---|
両面宿儺 | 鹿紫雲一 | 乙骨憂太 | 秤金次 |
日車寛見 | 烏鷺亨子 | 石流龍 | 万(よろず) |
キャラ関連の考察記事 | |||
五条悟の生存・死亡状況 | 虎杖悠仁の術式の正体予想 | ||
偽夏油の正体・目的まとめ | 日車寛見の生存・死亡状況 | ||
術式・技の関連記事 | |||
領域展開 | 反転術式 | 無下限呪術 | 無量空処 |
坐殺博徒 | 真贋相愛 | – | – |
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特級呪物「獄門疆」とは? | 天逆鉾の能力・現在地まとめ | ||
考察・解説記事 | |||
アニメ二期の放送時期 | 渋谷事変後の生死状況 | ||
死滅回游のルール・考察 | 呪術廻戦の年表・時系列 |
呪術廻戦249話の内容のおさらい
前話のネタバレ・あらすじまとめ
①乙骨が羂索に止めを刺すことに
- 乙骨に首を斬り落とされてしまった羂索
- 呪霊操術の暴走が起こることに
- リカが大量の呪霊を正面から食い止める
- 羂索が死滅回游に15個目の総則を追加する
- 宿儺と事前に継承の儀を済ませたと明かす
- 天元が縮んでいき飛び去っていくことに
- 乙骨が羂索の頭に刀を突き刺す
- 「後は君たちの番だ」と言い遺す羂索
②乙骨が領域展開「真贋相愛」を披露
- 宿儺の反転術式の出力が戻り始めている
- 領域を再び使用可能になるのも時間の問題?
- 日車がやられた理由を自分のせいと思う乙骨
- 呪霊の暴走を抑えるにはリカが不可欠だった
- 乙骨が宿儺に対して刀による突きを放つ
- 斬撃を纏って刃に触れずに刀を掴む宿儺
- 乙骨の拳が宿儺の腹の口に直撃する
- 自分が羂索を終わらせたかったと思う乙骨
- 乙骨が領域展開「真贋相愛」を発動する
③虎杖達の作戦内容が明らかに
- 即座に「彌虚葛籠」で対抗する宿儺
- 地面から刀を抜いて宿儺に振るう乙骨
- 乙骨が「宇守羅彈」の一撃を放つ
- 領域内で全てに決着をつけると決意する乙骨
- 顔から血を流す様子が描かれる宿儺
- 乙骨の術式は「模倣」でほぼ確定
- 領域の必中術式は天使の術式?
- 乙骨は無制限の術式模倣で攻める様子
- 魂を捉える打撃が可能と判明した虎杖
- 虎杖は宿儺・伏黒の肉体を引き剥がすつもり
▼前話249話のネタバレまとめはこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦249話終了時のキャラ情報
249話で登場したキャラまとめ
呪術師・高専側の主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
虎杖悠仁 | ・拳を放った際に宿儺に違和感を抱かれる ・手の中で「処刑人の剣」は崩れてしまう ・一月の間に反転術式を習得したと判明 ・乙骨の領域の中に存在している ・魂を捉える打撃を身につけた様子 |
乙骨憂太 | ・三ヶ月で特級術師に返り咲く ・「模倣(コピー)」の術式を持つ? ・刀で羂索の首を斬り落とす ・新宿に帰還して宿儺と対峙する ・領域展開「真贋相愛」を披露する |
リカ | ・祈本里香の成仏後に乙骨に遺された存在 ・乙骨の外付けの術式・呪力の備蓄 ・指輪を通して乙骨と接続可能 ・接続持続可能時間は5分間 ・完全顕現時の硬さは乙骨並かそれ以上 |
呪詛師側の主要キャラ一覧
キャラ名 | 目的・状況 |
---|---|
宿儺 | ・指を飲ませて伏黒の体に受肉する ・自身の苛立ちの理由に気付く ・超重複同化の発動権を手にする ・乙骨・リカを相手に戦い始める ・乙骨の領域に「彌虚葛籠」で対応する |
羂索 | ・日本人・天元の超重複同化の発動が目的 ・「超人」の術式を持つ髙羽と戦う ・乙骨に首を切り落とされてしまう ・死滅回游に15個目の総則を追加した ・乙骨に止めを刺されて死亡した様子 |
天元 | ・日本国内結界の要 ・不死の術式を持つ ・呪霊操術で羂索に取り込まれてしまう ・乙骨の目の前で飛び去っていくことに ・宿儺によって飲み込まれた? |
新宿決戦に未参戦のキャラ一覧
呪術高専の生徒たち | |||
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禪院真希 | 狗巻棘 | パンダ | 三輪霞 |
呪術高専の関係者 | |||
家入硝子 | – | – | – |
プレイヤー・その他 | |||
来栖華 | – | – | – |
五条・宿儺の戦いから引き続き、モニター越しに観戦を続けていると思われるのは上記の面々。
237話からは、鹿紫雲・秤金次の二人が戦場に姿を現し、宿儺・裏梅を相手に戦い始めることに。
鹿紫雲の死亡後は虎杖・日車の二人が登場し、冥冥などもサポートをしている上、245話からは日下部・猪野・脹相が参戦している状況です。
未登場・詳細が不明なキャラまとめ
東京第一結界のプレイヤー | ||
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甘井凛 | (麗美) | – |
東京第二結界のプレイヤー | ||
シャルル | – | – |
仙台結界のプレイヤー | ||
烏鷺亨子 | – | – |
桜島結界のプレイヤー | ||
大道鋼 | 三代六十四 | – |
上記のキャラたちは、五条・宿儺の戦いを見守っている際に特に登場していません。
虎杖たちと行動を共にしていた髙羽は、239話から岩手県・御所湖結界に参戦しており、羂索と一対一で戦う様子が描かれました。
一方、各結界の泳者のキャラに関しては、どのタイミングで再登場するのか不明となっています。
呪術廻戦の掲載順まとめ
『呪術廻戦』の直近10話の掲載順一覧
順位 | 話数 | タイトル | 年・号 |
---|---|---|---|
6位 | 241話 | バカサバイバー!!〜勝ち残れ〜 | 2023年49号 |
3位 | 242話 | バカサバイバー!!〜舞い上がれ〜 | 2023年51号 |
6位 | 243話 | バカサバイバー!!〜さんざめけ〜 | 2023年52号 |
9位 | 244話 | 人外魔境新宿決戦16 | 2024年1号 |
3位 | 245話 | 人外魔境新宿決戦17 | 2024年3号 |
1位 | 246話 | 人外魔境新宿決戦18 | 2024年4・5号 |
3位 | 247話 | 人外魔境新宿決戦19 | 2024年6・7号 |
8位 | 248話 | 人外魔境新宿決戦20 | 2024年8号 |
5位 | 249話 | 人外魔境新宿決戦21 | 2024年10号 |
3位 | 250話 | 人外魔境新宿決戦22 | 2024年11号 |
▼次話251話のネタバレ考察はこちら
呪術廻戦250話のあらすじ・ネタバレ
ドルゥヴの術式を使用する乙骨
250話の冒頭では、乙骨憂太の領域「真贋相愛」の詳細が明かされる中、刀を手にする乙骨の姿が描かれることに。
乙骨の周囲に浮かんでいた髪は、次の瞬間、「リカ」の見た目をした小さな式神に姿を変え、次々と宿儺に向かって飛んで行きます。
周囲を式神が飛ぶ回る中、虎杖の魂を捉える打撃を受け、「グラッ」という感覚を覚える宿儺。
続いて、頭上から現れた「リカ」の拳を避けた宿儺は、背中から血を流す様子が描かれます。
自身の背に目を向ける宿儺は、乙骨が開放した術式について、式神の軌道に不可侵の結界を張る術式と見抜くことに。
宿儺が自身の現状について整理する
ドルゥヴの術式を開放した後、続いて烏鷺の「空」を操る術式を使用した乙骨は、宿儺の目の前で空中に浮かぶ様子が描かれます。
乙骨を視界に入れつつ、自身の現状について、五条悟との戦闘の影響で領域は依然使えず、反転術式の効きも悪いと整理する宿儺。
呪力総量ももはや乙骨と同程度である上、術式対象を拡張する世界を断つ「解」は、「彌虚葛籠」を維持しながらでは撃てないと考えます。
「加えて──」と思考を続ける宿儺の背後では、「リカ」が手に掴んでいた虎杖を勢いよく投げ、虎杖が宿儺に向かっていく姿が描かれることに。
背後から迫る虎杖に目を向けつつ、宿儺は飛んできた虎杖に加え、再度刀を手にした乙骨の攻撃に同時に対処します。
虎杖たちの目論見を分析する宿儺
虎杖の蹴りを腕で防ぐも、魂を捉える打撃を受けて、胸中で「これだ」と思う宿儺。
腕を取った虎杖がそのまま折ろうとする中、宿儺は魂を捉える打撃について、真人に虎杖の攻撃が効いたのと同じ道理だと整理します。
宿儺は、自分・伏黒の魂の境界を知覚して打ち込んでくる虎杖の打撃について、”浴”で沈めた伏黒の魂を叩き起こし、自分・伏黒の肉体の同調を阻害していると察することに。
実際に宿儺は、虎杖の攻撃を受ける度に呪力出力が下がり、肉体の支配も鈍っているようです。
以上の実態から、宿儺は虎杖たちが「彌虚葛籠」を維持できなくなるまで自分を削り、リスクは承知の上で天使の術式「邪去悔の梯子」により、伏黒の中の呪物を消し去るつもりだと推測します。
術式模倣を活用して戦う乙骨
虎杖に一本の腕を取られた宿儺は、残りの腕で乙骨が振るう刀の対処をすることに。
そんな中、掴まれている腕を動かして虎杖の体に触れ、ゼロ距離で斬撃を放とうとする宿儺。
しかし次の瞬間、乙骨が「呪言」を発動して「動くな」と口にしたため、宿儺の虎杖への攻撃は失敗に終わることに。
続けて、即座に刀を手にした乙骨は「宇守羅彈」の一撃で宿儺を吹き飛ばし、その先には拳を構える「リカ」の姿がありました。
「リカ」の拳を両腕でガードする宿儺でしたが、続けて両手を組んだ「リカ」に殴りつけられ、地面に叩きつけられてしまいます。
宿儺が虎杖・乙骨に斬撃を放つ
「リカ」が地面に宿儺を叩き落とした中、宿儺の元へ走って向かう虎杖・乙骨の二人。
そんな中、「彌虚葛籠」を発動しつつ土煙の中から姿を現した宿儺は、迫り来る虎杖・乙骨に向けて残りの腕で構えを取ることに。
次の瞬間、虎杖・乙骨は斬撃を飛ばす「解」を食らうこととなり、全身から血を流します。
一方、宿儺の頭上から攻撃を仕掛けるも、拳を受け止められると共に顔面を蹴られる「リカ」。
宿儺は拳に触れたまま「捌」を発動し、「リカ」の右手をバラバラにしつつも、石流より堅いとは言わないものの、石流と同様に触れて斬らなければ致命傷には至らないと胸中で思うことに。
ひと月で強化されている虎杖たち
五条悟との戦いを経て、自分の呪力出力が下がっているせいだけではないと考える宿儺は、戦線に出た高専術師全員が、それだけの防御力を揃えてきたと分析することに。
続けて、乙骨の領域が必中術式の対象を自分のみに絞っている状況を受け、宿儺は「元からできたのか……?」と思いつつ、かなり高度な結界術の運用だと認めます。
そんな中、宿儺が「このひと月 何をした?」と問うと、「努力と根性」と口にする虎杖の一方で、乙骨は「ズルしました」と返答し、答えの食い違いに思わず「あ」と声を上げる二人。
そんな中、五条にやられた後遺症が宿儺に残っていなければ、反転術式をする間もなく即死・即全滅していたと整理する乙骨。
一方の虎杖は、認めたくはないものの事実上一番強い術師と戦っているため、領域で決着をつけないと後が怖いと思うことに。
シャルルの術式をも使用する乙骨
戦いは再開し、宿儺を相手に三方向から同時に攻め立てる虎杖・乙骨・リカ。
そんな中、乙骨は術式を開放して宿儺の体に漫画の”コマ”が放つと、「既に条件は満たされている!!」と胸中で思うことに。
次の瞬間、的確に攻撃を交わした乙骨の一撃を受け、「今のは……予知?」と察する宿儺。
虎杖・リカの攻撃を立て続けに食らいつつも、宿儺は乙骨が使用した術式について整理します。
無下限呪術に関しては、六眼なしではコントロールできまいと考える宿儺は、「ひと通り出揃ったか?」と乙骨の手札の分析を続けることに。
乙骨が宿儺に対して「捌」を放つ
一方、宿儺でも初見の術式であれば隙はできるため、「だからアレならもっと」と思う乙骨。
左手で刀を持った瞬間、「きた!!」と反応を見せた乙骨は、虎杖が宿儺に殴り飛ばされる中、右手に持っていた刀から術式を開放します。
「空」を操る術式を発動した乙骨は、空間を隠れ蓑にしたかと思いきや、空間を貫く勢いで宿儺に対して突きを放つことに。
宿儺が何とか刃を掴んで刀を防ぐ一方で、次の瞬間、「捌」と口にする乙骨。
刀を掴む宿儺の顔・腕には、次々と自身の術式による斬撃の傷が生まれ始め、宿儺は「これは俺の───!!」という反応を見せます。
呪術廻戦250話の内容・ネタバレまとめ
本誌250話の内容・ネタバレ一覧
①宿儺に猛攻を仕掛ける虎杖・乙骨
- 乙骨の領域「真贋相愛」の詳細が判明
- ドルゥヴの術式で式神を生み出す乙骨
- 虎杖の攻撃を受けてグラつく宿儺
- 宿儺の背中から血が流れることに
- 乙骨が使用した術式の詳細を見抜く宿儺
- 宿儺は領域が使えず反転術式の効きも鈍い
- 呪力総量ももはや乙骨と同程度の様子
- 宿儺は世界を断つ「解」は撃てない状態
- 「リカ」が宿儺に対して虎杖を投げ飛ばす
- 虎杖・乙骨の攻撃に対処する宿儺
②虎杖・乙骨・リカを相手に戦う宿儺
- 宿儺が虎杖の魂を捉える打撃の分析をする
- 虎杖は宿儺・伏黒の魂の境界を知覚している
- 宿儺・伏黒の肉体の同調を阻害している様子
- 呪力出力が下がり肉体の支配が鈍る宿儺
- 虎杖達は伏黒の中の呪物を消し去るつもり
- 宿儺が虎杖に対して「捌」を放とうとする
- 乙骨が「呪言」で宿儺の動きを止める
- 「宇守羅彈」が直撃し吹き飛ばされる宿儺
- 宿儺に対して「リカ」が攻撃を畳み掛ける
③宿儺が虎杖達に対して反撃をする
- 宿儺に向かって走っていく虎杖・乙骨
- 虎杖・乙骨に斬撃を飛ばす「解」を放つ宿儺
- 宿儺が「捌」でリカの右手をバラバラにする
- 触れて斬らねば致命傷に至らないと思う宿儺
- 全員が石流に近い防御力を備えている
- 乙骨の領域は高度な結界術の運用によるモノ
- ひと月の間に何をしたのかと問い掛ける宿儺
- 後遺症がなければ即全滅していたと思う乙骨
④乙骨が宿儺に「捌」を放つことに
- 乙骨がシャルルの術式を使用する
- 未来予知の術式と推測する宿儺
- 虎杖・リカも宿儺に攻撃を畳み掛ける
- 乙骨が使用した術式について整理する宿儺
- 狙いの術式が宿る刀を手にする乙骨
- 乙骨が空間を操って刀による突きを放つ
- 刃を掴んで乙骨が放った突きを防ぐ宿儺
- 宿儺の術式をコピーし「捌」を放つ乙骨
▼次話251話のネタバレ考察はこちら
▼死滅回游に関する記事はこちら
呪術廻戦本誌250話の感想・考察まとめ
乙骨憂太の領域「真贋相愛」について
条件 | 術式の特徴 |
---|---|
必中効果 | コピーしストックしている術式の中から一つ選択し、必中術式として結界に付与する |
領域内の刀 | 必中効果以外の術式がランダムに宿っている |
乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」には、上記のような特徴が存在します。
領域内の刀には、乙骨が模倣・包蔵している術式がランダムに宿っており、乙骨だけがその効果を引き出すことが可能です。
どの刀にどの術式が宿っているかは、乙骨も刀を手にするまでは不明で、刀は一度術式を開放すると消滅するものの、本数に制限はないとのこと。
ドルゥヴ・ラクダワラの術式のおさらい
自立型の二種の式神を操り、その式神の軌跡を自らの領域とする術式を持つドルゥヴ。
160話の仙台結界の描写から察するに、ドルゥヴは巨大な象のような式神に加え、空中を飛ぶ鳥の式神を操っていたと考えられます。
式神の軌跡による領域は視認できないようで、不可侵の結界を張るという術式になるようです。
乙骨がドルゥヴの術式を使用する
乙骨が「模倣」の術式でドルゥヴの術式を再現したのは、上記の二つの場面となっています。
乙骨の場合、自身の髪を媒介として「リカ」の見た目をした小さな式神を作り出すようです。
烏鷺・宿儺のどちらを相手にした際も、不可視の領域を相手の周囲に作り出し、不可侵の結界に触れた相手の肉体に傷を与えることとなりました。
宿儺の現状についておさらい
乙骨を前にした宿儺は、自身の現状について上記のように分析しています。
五条悟との戦闘の影響で、領域は依然として使用不可能であり、反転術式の効きが鈍い状況が続いているようです。
また、乙骨の二倍以上あった呪力総量は、現在は最早乙骨と同程度まで減っているとのこと。
「世界を断つ斬撃」は撃てない状態
① | 二本の腕で掌印を結ぶ |
---|---|
② | 呪詞を唱える |
③ | 斬撃を放つ方向を指し示す |
自身の状況について整理した宿儺は、術式対象を拡張する世界を断つ「解」は、「彌虚葛籠」を維持しながらでは撃てないと考えています。
「世界を断つ斬撃」には、術式対象を拡張するために何かしらの縛りやタメがいると思われ、上記の三つの要素が関係していると思われます。
ただし、片腕を失った状態で五条に「世界を断つ斬撃」を放っていたため、単純に「彌虚葛籠」との併用が不可能である可能性が高いです。
宿儺の表情の違いが描かれる
烏鷺の「空」を操る術式を開放し、空中に浮かんでいる乙骨を目にした宿儺は、口元に笑みを浮かべているのが特徴です。
一方、「リカ」の手で投げられ、勢いよく自分の方へ向かってくる虎杖を目にした際は、一転して冷めた表情を浮かべていると言えるでしょう。
単に虎杖の「魂を捉える打撃」を警戒しているとも考えられますが、宿儺は虎杖についてつまらない・興が湧かないと思っていると捉えられます。
虎杖の「魂を捉える打撃」について
① | ”浴”で沈めた伏黒恵の魂を叩き起こす |
---|---|
② | 宿儺・伏黒恵の肉体の同調を阻害している |
③ | 宿儺の呪力出力の低下・肉体の支配が鈍る |
虎杖の「魂を捉える打撃」を受けつつ、真人に虎杖の攻撃が効いたのと同じ道理だと考える宿儺。
虎杖は宿儺・伏黒恵の魂の境界を知覚して打ち込んでいるようで、結果として上記の現象を引き起こしているとのこと。
特に虎杖の攻撃を受ける度、宿儺の呪力出力は低下・肉体の支配も鈍っているようです。
宿儺が受肉したことで習得した様子?
常に肉体の中に宿儺の魂が在る状態にあったため、自然に魂の輪郭を知覚し、真人にダメージを与えられていた虎杖。
「魂を捉える打撃」を習得した背景には、”器”として宿儺の魂が同じ肉体に同居していたという事実が関係しているようです。
他にも、九十九が遺した「魂の研究記録」なども、虎杖の打撃に影響していると考えられます。
虎杖たちの作戦内容について
① | 「彌虚葛籠」を維持できなくなるまで宿儺を削る |
---|---|
② | 乙骨が天使の術式「邪去悔の梯子」を利用する |
③ | リスクは承知の上で伏黒恵の中の呪物を消し去る |
戦闘中の最中、宿儺は虎杖たちの作戦内容について、上記のように分析をしています。
虎杖たちは攻撃を畳み掛けて「彌虚葛籠」を維持できなくなった宿儺に対し、必中効果として付与してある天使の術式を浴びせるつもりの様子。
その際の「邪去悔の梯子」には、リスクは承知の上で、伏黒の中の呪物を消し去るという目的があるようです。
天使の術式「邪去悔の梯子」とは?
天使の術式は「術式の消滅」という効果であり、あらゆる術式を消滅させられるとのこと。
封印を含む結界術も例外ではなく、来栖華・天使は死滅回游の結界を好きに出入りできた様子。
213話で描かれた通り、出力最大の「邪去悔の梯子」では、伏黒に受肉した宿儺に大ダメージを与える様子が描かれました。
宿儺がダメージを受けた理由が判明?
宿儺の内心の描写から、「邪去悔の梯子」は伏黒恵の中の呪物を消し去ることが可能な様子。
受肉とは呪物・肉体の融合であるため、術式により呪物を消し去ることができるようです。
ただし、199話で都合よく片方だけ引き剥がすのは難しいと言っていた通り、「邪去悔の梯子」を放つのは、リスクは承知の上での作戦とのこと。
乙骨が「呪言」を使用することに
虎杖に腕を取られた宿儺でしたが、無理やり腕を動かして虎杖の体に触れると、そのまま「捌」を発動しようとすることに。
しかし次の瞬間、「呪言」を発動した乙骨が「動くな」と口にしたことで、宿儺は「捌」を放てずに動きを止められる結果となりました。
「呪言」を使用した対象が格上の場合、術者自身が傷つくことがあるため、乙骨は現在の宿儺とは同格と捉えられるでしょう。
宿儺が虎杖・乙骨に斬撃を放つ
① | 乙骨が「呪言」で宿儺の動きを止める |
---|---|
② | 「宇守羅彈」による一撃で宿儺を吹き飛ばす |
③ | 「リカ」が宿儺を地面へと叩きつける |
乙骨が「呪言」・「空」を操る術式を使用した後、「リカ」の猛攻を受けて地面に叩きつけられることとなった宿儺。
虎杖・乙骨の二人が走って距離を詰める中、土煙の中から姿を現した宿儺は、虎杖・乙骨に対して斬撃を飛ばす「解」を放つことに。
二人はのちに反転術式で回復したものの、全身から血を流す様子が描かれました。
「リカ」の右手をバラバラにする宿儺
虎杖・乙骨に「解」を放った後、上から殴りかかってきた「リカ」の対処をした宿儺。
「リカ」の右拳を受け止めた宿儺は、そのまま触れて発動する「捌」を放ち、「リカ」の右手をバラバラにすることに。
178話にて、硬さは乙骨並かそれ以上と言及されている「リカ」でさえ、宿儺の「捌」ではバラバラにされるのを避けられないようです。
高専術師の防御力は石流並み?
パターン1 | 「リカ」の堅さについて言及した |
---|---|
パターン2 | 高専術師全員の堅さが石流に近いレベル |
「リカ」の右手をバラバラにした宿儺は、石流より堅いとは言わないものの、石流と同様に触れて切らねば致命傷には至らないと思うことに。
続けて宿儺は、五条戦を経て自身の呪力出力が下がっているだけでなく、それだけの防御力を高専術師全員が備えてきたと分析しました。
このことから、石流に近い堅さを誇るのは「リカ」だけでなく、パターン2のように高専術師全員にも当てはまると言えそうです。
石流龍についておさらい
石流龍とは、泳者一の呪力出力を誇る人物であり、仙台結界の四つ巴の一角を担っていました。
乙骨に敗北して得点を譲った後は、万を追って仙台結界に現れた宿儺と対峙することに。
宿儺の「解」による即死は免れたものの、触れて発動する「捌」で斬られて死亡しました。
虎杖達に対して宿儺が注目した要素とは?
① | 高専術師全員の防御力 |
---|---|
② | 虎杖悠仁の反転術式 |
③ | 乙骨憂太の領域展開の運用 |
虎杖たちとの戦いの最中において、宿儺は上記の三点に注目する様子が描かれました。
高専術師の基礎的な呪力強化術の向上に加え、ひと月の間に虎杖が反転術式を習得したことに、宿儺は何らかの違和感を覚えている様子。
また乙骨の領域に関しては、必中術式の対象を宿儺のみに絞れている点について、かなり高度な結界術の運用だと思うことに。
宿儺の問いに対する虎杖・乙骨の反応
高専術師の変化について思案した後、虎杖・乙骨に「このひと月何をした?」と問いかけた宿儺。
虎杖が「努力と根性」と誤魔化した一方で、乙骨は「ズルしました」と返答しているのが特徴。
新宿決戦の一ヶ月の間に、虎杖たちは何らかの特別な方法で修行をしたと考えられます。
ひと月の間に虎杖たちがしたこととは?
新宿決戦までのひと月の間に、宿儺でも疑問を抱くほど、虎杖たちは圧倒的な成長をしていると捉えられます。
その背景には、桜島結界にて真希が三代の結界の中で別物になったように、虎杖たちも同様の修行をした事実が存在するのではないでしょうか?
虎杖たちは、三代の結界の中で特訓を積み重ね、決戦までの時間を確保したのかもしれません。
三代六十四の領域のおさらい
三代六十四の領域は、彼が相撲を取るためにのみ機能し、それ以外を全て削ぎ落とした結界。
領域内では、純粋な相撲勝負をすることとなり、呪術的な”縛り”の要素を排除するため、招き招かれた両者が了承しない限り、領域が完成しない仕組みとなっています。
縛りの要素を排除した結果、結界内の時間の流れが早くなっており、真希・三代は1000を超える取組を行ったものの、結界の外では1分も経過していなかったとのこと。
五条戦を経た宿儺の後遺症とは?
宿儺の斬撃を飛ばす「解」が真正面から直撃するも、反転術式で治療をする虎杖・乙骨の二人。
そんな中、乙骨は五条にやられた後遺症が宿儺に残っていなければ、反転術式をする間もなく即死・即全滅していたと思うことに。
一同が宿儺の斬撃に耐えられている背景には、宿儺の呪力出力が下がっていることが大きく関係しているようです。
シャルルの術式「G戦杖」のおさらい
東京第2結界の泳者であるシャルル・ベルナールは、Gペンが武器となった「G戦杖」を用いて戦うのが特徴です。
敵に傷をつけることで条件が満たされ、漫画の”コマ”が相手の体へと放たれた後は、敵の少し先の未来が視えるようになるとのこと。
最初は約1秒先の未来しか見れないものの、戦いが続いてG戦杖にインクが溜まれば、より先の未来まで視通すことが可能となります。
乙骨の攻撃を受けた宿儺の反応は?
シャルルの術式を開放した乙骨は、刀で宿儺に傷をつけて条件を満たし、宿儺に対して漫画の”コマ”を放つことに。
目が特徴的に描かれている乙骨は、宿儺の少し先の未来が視えるようになったようで、宿儺の攻撃を躱して刀による一撃を放つ様子を見せました。
乙骨の攻撃を受けた宿儺は、「今のは……予知?」と考える様子が描かれており、未来予知の術式と察しているようです。
現在のシャルルが描かれることに
上記のように、東京第2結界にスポットが当たっていた際に、作中で初登場したシャルル。
190話以降は登場しなかったものの、250話で乙骨がシャルルの術式を発動した際に、作中で再登場することとなりました。
シャルルは、新宿決戦の様子をタブレットで観戦しているものの、乙骨の領域内の現状については見られないようです。
乙骨が使用した術式について
キャラ名 | 術式 |
---|---|
天使 | 邪去悔の梯子 |
烏鷺亨子 | 「空」を操る術式 |
ドルゥヴ・ラクダワラ | 式神の軌跡を領域とする術式 |
狗巻棘 | 呪言 |
シャルル・ベルナール | G戦杖 |
領域展開「真贋相愛」を発動した乙骨は、上記の5つの術式を使用しています。
天使の術式「邪去悔の梯子」に関しては、宿儺の推測が正しければ、必中術式として結界に付与しているようです。
無下限呪術は使用不可能な様子?
乙骨が発動した術式について整理しつつも、「無下限呪術……はないな」と分析をしている宿儺。
無下限呪術は、六眼なしでは支配できないため、乙骨が使う可能性はないと考えている様子。
実際に単行本2巻のおまけページでは、無下限呪術を扱えるのは”六眼”を持つ五条悟ただ一人と記されており、乙骨が無下限呪術を発動する可能性は低いでしょう。
乙骨の狙いが明らかとなる
宿儺に攻撃をしつつも、胸中で「宿儺でも初見の術式なら隙はできる」と考えている乙骨。
実際に烏鷺・ドルゥヴを始め、狗巻・シャルルの術式も初めて使用した際には、宿儺にダメージを与えられていると言えるでしょう。
「だからアレならもっと」と思いつつ、新たな刀を手にした乙骨は、どの術式が宿っているのかを察すると、「きた!!」と反応を見せることに。
刀の刃を掴んで防ぐ宿儺
烏鷺の術式で”空間”を操る乙骨は、空間を隠れ蓑にしたかと思いきや、その”空間”の面ごと貫く勢いで、宿儺に対して突きを放ちました。
一方の宿儺は、放たれた刀の刃を右手で掴んでおり、貫かれるのを防ぐことに。
宿儺は、チェンソーのように細かい斬撃を手に纏い、刃に触れずに刀を掴んでいると思われます。
宿儺に対して「捌」を放つ乙骨
宿儺に刀を掴まれてしまった乙骨ですが、次の瞬間、「捌」と口にする様子が描かれることに。
刀を掴む宿儺の顔・腕には、次々と斬撃による傷が生まれ始め、宿儺は「これは俺の───!!」という反応を見せました。
乙骨は宿儺の術式「御廚子」をもコピーし、ゼロ距離で「捌」を放ったと言えます。
乙骨の術式のコピー条件について
コピー条件の候補 | |
---|---|
パターン1 | 「リカ」が相手の身体の一部を取り込む |
パターン2 | 乙骨が相手の術式を見る・受ける |
パターン3 | コピーに条件は存在しない・無条件 |
他人の術式を再現可能な術式「模倣」には、コピーするためになんらかの条件が存在する様子。
石流は、「リカ」が烏鷺の手を噛み砕いたことがコピーの条件と考えており、これが正しい場合、相手の身体の一部を「リカ」が取り込むことが、乙骨の術式のコピー条件だと思われます。
ただし、コピー条件が存在するというのはあくまで石流の推測であり、乙骨が相手の術式を目する・受けるという条件のほか、無条件という可能性も考えられるでしょう。
「御廚子」をコピーした方法とは?
① | 領域内では無条件の術式コピーが可能 |
---|---|
② | 「リカ」が”宿儺の指”を取り込んでいる |
領域展開「真贋相愛」を発動した乙骨は、狗巻・烏鷺などの他にも、天使・シャルルなどの術式もコピーしているのが特徴です。
そのため、乙骨が宿儺の術式「御廚子」をコピーできているのは、領域内では無条件の術式コピーが可能だからと考えられそうです。
一方、新宿決戦の前に「リカ」が残りの”宿儺の指”を取り込み、あらかじめコピー条件を満たしていたという可能性もあるのかもしれません。
呪術廻戦250話の展開・内容予想
※以下の内容は、週刊少年ジャンプ2024年11号の発売前に掲載した250話の展開予想です。
あらかじめご注意ください。
虎杖・乙骨が宿儺を相手に共闘する?
249話の最後では、乙骨の領域展開「真贋相愛」の中に虎杖の姿も描かれており、虎杖・乙骨の二人が共闘する様子を見せています。
また、週刊少年ジャンプ10号の次回予告には、「宿儺VS虎杖・乙骨、領域内の激闘の行方とは!?」と記されているのが特徴です。
250話では、虎杖・乙骨が領域内で宿儺を相手に戦い、宿儺・伏黒の肉体を引き剥がすことを試みる展開になるでしょう。
領域内の戦いの状況のおさらい
新宿決戦の状況は、乙骨が領域展開「真贋相愛」を発動したことで、領域内で上記のようなマッチアップに変化しています。
乙骨は領域を展開する前に、指輪を嵌めて「リカ」と接続していると思われ、「リカ」は完全顕現している状態と捉えられるでしょう。
一方で、乙骨が領域を展開している上、リカとの接続持続可能時間が存在することから、5分以内に決着がつく可能性が高いです。
領域展開「真贋相愛」の真価が判明?
必中効果 | 天使の術式? |
---|---|
術式 | 無制限の術式コピー(領域内でのみ発動) |
伏黒の記憶を読んだ宿儺の発言から、乙骨の術式が「模倣」であることは確定と思われます。
そのため、乙骨の領域展開「真贋相愛」では、コピーした天使の術式が必中効果として付与され、領域内では無制限の術式模倣が発動可能な様子。
領域内の刀を振るうことで、コピーした術式が発動できると考えられ、今後の展開では領域の真価が発揮されることが期待できます。
乙骨が使用すると思われる術式について
無制限の術式模倣を発動可能と思われる乙骨は、上記のような術式を使用すると考えられます。
岩手県・御所湖結界に現れた際、羂索を相手に「不義遊戯」のような術式を発動していた乙骨。
この最終決戦の前に、東堂の術式の模倣を済ませており、宿儺との戦いでも位置変えを活用するのではないでしょうか?
「リカ」の活躍も描かれることに?
① | 宿儺を相手に肉弾戦を繰り広げる |
---|---|
② | 宿儺の術式「御廚子」をコピーする |
虎杖・乙骨が宿儺と戦う際には、完全顕現をしている様子の「リカ」の活躍にも期待ができます。
その場合、石流と戦っていた時のように肉弾戦を繰り広げるほか、宿儺の術式をコピーする展開も考えられそうです。
宿儺は乙骨が模倣した術式だけでなく、自身の斬撃の術式にも苦しめられるのかもしれません。
虎杖の魂を捉える打撃について
244話で拳を放った虎杖は、「グラァ」という効果音と共に宿儺に違和感を抱かせていました。
この攻撃は魂を捉える打撃であり、宿儺・伏黒の肉体を引き剥がすことが可能なようです。
脹相から九十九が残した「魂の研究記録」を受け取っていた虎杖は、一ヶ月の間に魂を捉える打撃を身につけたと考えられます。
虎杖が持つ他の技・能力とは?
① | 腕に装備している呪具?による効果 |
---|---|
② | 肉体の魂を入れ替える技 |
魂を捉える打撃が可能となった虎杖ですが、他にも上記の技・能力を持っていると考えられます。
特に最終決戦からは、両腕に呪具のようなものを装備しているのが特徴であり、この呪具に何らかの効果が存在するという可能性があるでしょう。
また222話では、日下部と魂が入れ替わっているような描写が存在したため、この技術が宿儺との戦いで鍵になることが期待できます。
虎杖は「赤血操術」が使用可能に?
244話にて、戦いから降りると口にした加茂憲紀に対し、「俺は先輩に色々と教えてもらえて助かってるよ」と言葉を掛けた虎杖。
また虎杖は、「脹相は教えるの下手だから」と言及していますが、憲紀・脹相は二人とも「赤血操術」の術式を持つのが特徴です。
呪胎九相図の残りを取り込み、「赤血操術」を使用可能となった虎杖は、加茂・脹相から術式の使い方を教えてもらったのかもしれません。
宿儺に「穿血」を放ったのも虎杖?
247話では、日車に斬撃を放とうとした宿儺に対し、背後から赤血操術の奥義「穿血」が放たれる様子が描かれました。
「穿血」を片手で逸らした宿儺は、「これは九相図(兄)の…」と考えると、続けて「しぶといな」と口にすることに。
しかし、先述の通りに虎杖は「赤血操術」を身につけた可能性があるため、宿儺に「穿血」を放った本当の人物は虎杖とも考えられそうです。
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